ツルッパゲの経路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 06:27 UTC 版)
「バトル・オブ・ザ・ビリオネアーズ」の記事における「ツルッパゲの経路」の解説
この結果にビンスは呆然としているが、リングのオースチンと目が合う。オースチンはビンスをリングにあげるが、シェインがフォローに入るもの、オースチンが殴った上にスタナーを見舞い、その間にビンスはリング下を這って逃げる。リング上ではトランプとラシュリーの手をオースチンが上げるが、ビンスは逃げてスロープからゲートに歩き出す。しかしラシュリーが走って追いかけて来て、ビンスを担いでリングに連れ戻す。リングに立たされたビンスはオースチンの頭を触るが、怒ったオースチンに股間を蹴られた挙句、スタナーを喰らい、ビンスは気絶。ラシュリーがムリヤリ気絶していたビンスを散髪椅子(尚、この散髪椅子は手を固定する革の鎖がつながれてある。実況のJRは悪徳理髪店と表現していた。)に座らせ、トランプがバリカンを高々に上げると、観客は最高のボルテージに達する。その一方でビンスは「やめてくれ!」・「私は主催者だ!」・そしてお決まりの「貴様はクビだ!」等と往生際の悪い悲鳴を大声で喚いている。 無理矢理ビンスを散髪椅子に座らせたトランプチームは、オースチンが真ん中でビンスが暴れないように首根っこを抱えており、(ビンスから見て)右側にトランプ、左側にラシュリーが「Let's Go!」の合図と同時に、トランプが日本語で「サヨナラ、HAIR!」と発言した後、両サイドからビンスにバリカンを頭の隅々まで入れていく。この時、ビンスの悲鳴と涙が止まらない状態だった。また実況のJRも「あの悪の会長が、本気で泣いてるぞ!」を連発していた上、JBLは「日頃の行いの悪さだ!ザマァミロ!」と傷口に塩を塗りこむようなコケにした一言を発している。 更に悪乗りした2人は山盛りのシェービングクリームをビンスの頭に乗せて、カミソリでビンスの頭をツルッツルに。ビンスはこの時はさすがにマジ切れして「どこまで主催者の私に恥をかかせたら気が済むんだ!3人ともいい加減にしろ!貴様はクビだ!」とわめき散らしている。この時、オースチンは呑気にビールを呑んでいたが、ビンスがツルッパゲになった瞬間、ビンスのネクタイを掴んで「これを見ろ」と言わんばかりに、ラシュリーに手鎖を解かれた後に鏡を見せられ、ビンスは自分の姿を見て気絶してしまった上、オースチンに散髪椅子ごと倒されてしまう。 オースチンがラシュリー、トランプとビールで乾杯している時に、ビンスは涙を流して引き上げていく。その後オースチンは、突如トランプにスタナー(しかし、一般人なので明らかに手抜き)を喰らわせて、ビールを飲みながら上機嫌で退場。オースチンはトランプチームの手助けをして、ビンスのツルッパゲに協力したものの、最後の最後で謀反を起こす格好を示して「誰の味方でもない」事をアピール。倒れたトランプをラシュリーが助け起こすが、トランプは苦悶の表情を浮かべていた。これを見た実況のJRは「このシーンを喜んでいるのは(トランプの)前妻だろう」とブラックジョークを発言している。刈られたビンスの髪の毛は、その後どう言う経路を辿ったか知らないが、アメリカのネットオークションにビンスの髪の毛が出品され、日本円で約¥10万で落札された。 ビンスの髪は当初ヅラ疑惑もあったが、その試合から1ヶ月も経たない内にビンスは(シェイン等と結託し)、ECW世界ヘビー級王座ベルトをラシュリーから奪取。この時、ビンスは頭にバンダナを巻いてあり、バンダナが外れた際の頭は丸坊主状態だったため、実際の髪をハゲにされていた事が明らかとなった。そしてここまで身体を張って自らが8万人の観衆の前で大恥を晒して、世界中の笑いを取ったビンスに、アメリカを始め各国のスポーツメディアは「オーナー直々に、ここまで身体を張るなんて、凄いの一言!」と大絶賛している。まさに怪我の功名とも言える。 ニューヨーク証券取引所に株式を上場した際の都合によりWWEは公式に台本の存在を認めているが、レッスルマニアの台本についてはビンスが承認を出している。つまりビンス自身が丸刈りになるブックに署名したことになる。
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