ダンプカー表示番号の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 07:11 UTC 版)
「日本のナンバープレート」の記事における「ダンプカー表示番号の詳細」の解説
表示番号は、土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法施行規則(以下、施行規則という)第6条の定めるところによりダンプカー荷台の両面・後面に表示しなければならない。また施行規則の別表第1によると、文字の高さ20cm、文字と数字の幅15cm、記号の幅20cm、文字と記号の太さ1.5cm、数字の太さ3cmとされている。表示方法は「ペンキ等により左横書きとし、文字、記号及び数字は黒とし、地を白色とすること」とされているが、黒地に白色の表示なども見られる。 表示方法は、「地名 分類(漢字一字) 番号」とされている。 地名については施行規則の別表第2の定めるところにより、「○○運輸支局」や「○○自動車検査登録事務所」などの「○○」の部分を表示する。ご当地ナンバーの地名表示は適用されない。基本的にはナンバープレートの地名表示と同じだが、一部異なる地域がある。それらを以下に挙げる。また、表示番号の地名は2文字のため、「いわき」「春日部」「習志野」など3文字表記の場合、頭2文字が表示されて「いわ」「春日」「習志」となる。 とちぎナンバー - 「佐野自動車検査登録事務所」のため「とち」ではなく「佐野」。 三河ナンバー - 「西三河自動車検査登録事務所」のため「三河」ではなく「西三」。 尾張小牧ナンバー - 「小牧自動車検査登録事務所」のため「尾張」ではなく「小牧」。 分類に使用される漢字一文字については、正しくは「経営する事業の種類を表示する文字及び記号」という。施行規則の別表第3の定める7種類があり、経営する事業の種類によって決まっている。またこの漢字は○囲みである。 自動車運送業 - 営 採石業 - 石 砕石業 - 砕 砂利採取業 - 砂 砂利販売業 - 販 建設業 - 建 その他 - 他(地方公共団体所有の車両、建機レンタル会社のレンタカーなどで見られる) 番号については、5桁以下のアラビア数字とされている。 表示されている文字の書体については所有者の任意となることから様々で、通常はゴシック体だが明朝体のものもあり、同じ書体でも微妙な違いがみられるものもある。中には手書きのように見えるものもある。 また、表示方法についてはいくつかの例外がある。 前述したように白地に黒ではない表示がある。 数字が漢数字であったり、デジタル数字であったりするものがある。 分類の漢字一字の○囲みがない、あるいは○囲みの代わりに漢字の前に「丸」と書いてあったり、○ではなく◎や□で囲んであったりするものがある。 表示番号すべてを消していたり、○の中に文字がなかったりするものがある。 地名表示に略字を使っているものがある。 5桁の数字が分類用の漢字から放射状にそれぞれ斜めに書いてあるというものがある。 横書きでなく縦書きであったり、地名と漢字がローマ字表記であったりするものがある。 対象が「土砂等を運搬する大型自動車」のため、土砂等を運搬しないダンプカー(産業廃棄物などを積載)では表示せず、代わりに「土砂等積載禁止」などと表記される。また、大型車以外のダンプカーにも表示はされない。
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