タグベースのシステムにおけるジオタギング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 06:00 UTC 版)
「ジオタギング」の記事における「タグベースのシステムにおけるジオタギング」の解説
産業的標準が無い場合でも、情報リソースに地理的識別メタデータを追加できる方法が複数ある。一つの例としてGeobloggersというウェブサイトが立ち上げ多くの人やPanoramioやFlickrといった写真共有サイト、ソーシャルブックマークサイトであるdel.icio.us、写真のジオタグ編集に特化したgeoimgr.comといった多くのサイトが利用していて、場所検索を通して見つかるコンテンツになっている。このようなサイトはユーザーが「マシンタグ」(folksonomy参照)と呼ばれるもののセットを通して情報リソースにメタデータを追加できるようになっている。 geotaggedgeo:lat=57.64911geo:lon=10.40744 これは特定の場所の地理座標系を表記していて、緯度をgeo:lat、経度をgeo:lonで表している。これらはWGS84測地系に基づく十進数表記の度で、GPS/GNSSでは標準的な測地系として採用されている[要出典]。 3つのタグの使用はタグが単一の'words'のみになる制約の中で動作していて、Flickrやdel.icio.usのようなサイトにおけるジオタグされた情報リソースの識別はタグが'geo:lat='と'geo:lon='で始まってから'geotagged'タグの検索によって行われるため、非常に可変的になるのは必然である。 Geohashを使った別のオプションも有る: geo:hash=u4pruydqqvj FlickrFlyが提案している慣習で、タグを追加することで、ジオタグされた場所をGoogle Earthで見る際に視野角と範囲を指定できる: ge:head=225.00ge:tilt=45.00ge:range=560.00 これらの3つのタグはカメラが225度(南西)の方向、45度の視野角、被写体から560メートルに位置していることを示している。 上記の方法を使用された場合、それらの座標は写真の内部Exifデータが指定したのとは異なってしまう可能性があるが、補正もしくはカメラと被写体の位置の違いに起因するためである。 ソーシャルメディアでジオタグを統合したりテキストを読みやすくしたり口述使用のために強化するために、'meetag'やタグトゥーミートの概念が提案されている。ハッシュタグの構造とは異なり、meetagにはアンダースコア("_")の後に付く測位情報が含まれるため、アンダースコアに続く言葉やスペースの無いフレーズになる。マイクロブログやソーシャルネットワークサイトのメッセージでは文章に出た場合(例 "There is a concert going _montreuxjazzfestival", "the world wide web was invented _cern _geneve", ...)もしくは追加する形で言葉の前に"_"が付く。
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