タイプとわざの相性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:51 UTC 版)
「ポケットモンスター (架空の生物)」の記事における「タイプとわざの相性」の解説
すべてのポケモンは「タイプ」と呼ばれる属性を1つか2つ持つ。タイプは基本的に種族によって固定されているが、中には生息地域によって異なるものもいる(ミノマダム、オドリドリ、後述のリージョンフォーム)。カクレオンやロトムのように、「とくせい」や「フォルムチェンジ」等の効果によって一時的にタイプが変化することもある。また、カードゲームでは、「δ種(デルタしゅ)」と呼ばれる本来と異なるタイプを持つものの存在も確認されている。 「タイプ」はポケモンの使う「わざ」にも設定されており、使うわざのタイプと対象となるポケモンのタイプには相性がある。現時点で多くの作品において適用されているタイプ相性は以下の通りである。『金・銀』では「あく」と「はがね」が、『X・Y』では「フェアリー」が追加された。現在は表の通りに落ち着いている。カードゲームをはじめとした関連作品では簡略化されることもあるが、全体としてこの相性表に近い雰囲気を持っている。 『ポケモンXD』におけるリライブホール、『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズにおけるグミの好みなど、戦闘に関係のない部分でもこれらの相性が関わる場面がある。 ゲーム版では、これらのタイプの相性による効果の違い以外に、出すわざのタイプとポケモンそのもののタイプが同じ場合には威力が増加する。また個々の特性や先に使われた技の影響によってもダメージが増減するが、攻撃が外れた場合やどちらか1つのタイプでも「効果がない」だった場合、効果のない攻撃系変化技を受けた場合はその攻撃はなかったことにされ、ダメージも受けない。また、「効果がない」の反対は「効果バツグン」であることが多い。 左が攻撃側の「わざ」のタイプ、上が防御側のポケモンのタイプ。 タイプ相性表 攻撃を受けるポケモン ノーマル ほのお みず でんき くさ こおり エスパー かくとう どく じめん ひこう むし いわ ゴースト ドラゴン あく はがね フェアリー 攻撃わざ ノーマル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ × ○ ○ △ ○ ほのお ○ △ △ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ △ ○ △ ○ ◎ ○ みず ○ ◎ △ ○ △ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ △ ○ ○ ○ でんき ○ ○ ◎ △ △ ○ ○ ○ ○ × ◎ ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ くさ ○ △ ◎ ○ △ ○ ○ ○ △ ◎ △ △ ◎ ○ △ ○ △ ○ こおり ○ △ △ ○ ◎ △ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ △ ○ エスパー ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × △ ○ かくとう ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ △ ○ △ ○ △ △ ◎ × ○ ◎ ◎ △ どく ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ △ △ ○ ○ △ △ ○ ○ × ◎ じめん ○ ◎ ○ ◎ △ ○ ○ ○ ◎ ○ × △ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ひこう ○ ○ ○ △ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ △ ○ ○ ○ △ ○ むし ○ △ ○ ○ ◎ ○ ◎ △ △ ○ △ ○ ○ △ ○ ◎ △ △ いわ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ △ ○ △ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ○ ゴースト × ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ △ ○ ○ ドラゴン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ △ × あく ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ △ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ △ ○ △ はがね ○ △ △ △ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ △ ◎ フェアリー ○ △ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ △ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ △ ○ ◎ 効果バツグン ○ 効果普通 △ 効果今ひとつ × 効果がない この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。 「×(効果はない)」となっているのは、ゲーム本編では能力などに関係なくダメージを与えることはできない(但し、補助技の使用によって変わることもある)が、すべての作品でそう設定されているわけではない。カードゲームでは「抵抗力」でダメージが一定量減るだけであるし、そもそも本編で無効のはずのタイプに抵抗力すら持たない(場合によっては弱点を持つ)こともある。 『サン・ムーン』では一度でも戦った相手のみ技の相性がそれぞれ色付きで、金色●で「こうかばつぐん」赤色●で「こうかあり」黒色●で「いまひとつ」青色●で「こうかなし」と表示されるようになった。 アニメや漫画においては、「無効」とされる設定であっても技が効く場合や、ゲーム同様「無効」とされながらも、不利な相性をなんらかの要因で克服する描写もある。アニメ第5話で見られるようなタケシの繰り出すイワークやイシツブテをピカチュウの電気攻撃で倒すといった描写はその典型と言える。
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