セラピーを受けた人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/24 04:55 UTC 版)
「キミノココロ ボクノココロ」の記事における「セラピーを受けた人々」の解説
草薙 尊(くさなぎ みこと) 名門難関中学に通う中学3年生。男性。15歳。#3から登場。 機能不全家族で家庭を顧みない父親によって母親の悲しい顔を見て育った一人っ子。一生懸命勉強して母親の望む難関中学に入学するも、入学してすぐの学力テストでは1番どころか真ん中がやっとで、気が付くと自分よりも成績の良い同級生には友達がいて、勉強ばかり励んでいた尊は友達の作り方を知らなかった。「同級生は何もできない俺を陰で笑ってる」とあらぬ妄想に取り付かれ家から一歩も出られなり1年半自室に引きこもる。 「自分が部屋に閉じこもっている事はよくない事」と理解してセラピーに来た里乃を拒否していたが次第に里乃に心を開く。その後、尊に断りなくセラピーを中断した母親と喧嘩し再び心を閉ざすが、里乃に諭され抱きしめてもらい、草薙家を出る事になる。一時は里乃とクオンと3人(厳密には2人と1匹)で暮らしていたが、現在は芳枝さんの家で同居している。学校帰りに「SOUL to SOUL」事務所に立ち寄って積極的にセラピードッグの散歩を手伝ったりしている。中学卒業後はドッグセラピストになる事を志望している。 波多野 奈々美(はたの ななみ) 公立高校に通う高校2年生(里乃の通っていた高校ではない)。両耳にピアスをしている女性。17歳。#4に登場。 募金活動している上総に一目惚れし「SOUL to SOUL」活動に参加する。しかしそれは上総に自分を良く思ってもらう為でドッグセラピーへの興味も、アスカも口実に使っただけだった。 一人っ子で人見知りだった為に子供の頃から友達の輪に入る事ができず、友達の作り方を知らず、友達が興味を持っているものを自分が身につけていれば友達ができると信じていたが、その度に裏切られてきた模様。孤独になる事を恐れ「誰でもいいから奈々を見て、側にいて」と願うあまり彼氏(タダシ)がいる身でありながら何股もかけたりしていた。 尚、アスカは奈々美に出会った時からこの心の奥の傷に気づいていた。 今は髪をショートに切り、彼氏と別れ、男友達全員と手を切り、思い出したように「SOUL to SOUL」に訪れアスカとクオンと遊ぶ。今度は犬みたいな人を彼氏にして調教する予定。 森川 郁(もりかわ いく) 彼氏の中林 荘太と結婚前提に同棲していた女性。左耳軟骨にピアスをした女性。20歳(#5の最後で21歳になる)。#5に登場。 入籍の当日の朝(郁の20歳の誕生日)に自分との約束よりミュージシャンのオーディションを優先した荘太と喧嘩し「死んじゃえ」と言い放ってしまう。数時間後、壮太は信号無視の車に撥ねられ他界してしまい、郁もその後を追うが失敗し、壮太の記憶だけ失う。 事故から半年後、病院を抜け出し街でストリートミュージシャンのライブを見た事によって壮太を思い出し精神的に危険な状態に陥るが、記憶の中の壮太が笑ってくれた事で、治療に前向きになり無事退院。 一周忌の後、2人で暮らしていたアパートで再び暮らし始める。
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