スイングアクスル式サスペンション
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スイングアクスル式サスペンション(スイングアクスルしきサスペンション)とは、自動車の独立懸架方式の一つ。
- ^ 急旋回時、タイヤのコーナリングフォースがサスペンションを通じ車体を押し上げるように働く現象。回転中心を下げにくい本方式はこの現象が大きく出る。また、減速しながら舵を切り込んでいく際の低速横転はフロントエンジン車ても起こりうるが、その限界は、後部に重量物が集中しているリアエンジン車のほうが低い。
- 1 スイングアクスル式サスペンションとは
- 2 スイングアクスル式サスペンションの概要
- 3 関連項目
スイングアクスル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:59 UTC 版)
後輪用の懸架方式の一種。駆動輪が後輪である車両向けの方式で、原型はドイツのアドラー社に在籍していたエドムンド・ルンプラー(ドイツ語版)による1903年の考案まで遡及する。狭義には車輪側ハブ部分に自在継手を持たないジョイントレス・スイングアクスルのみを指す。後輪のドライブシャフト自体が剛性を保持するアームの役割を持ち、ディファレンシャル・ギア部分を基部に揺動する。駆動輪の独立懸架としては最初の実用例で、1920年代以降、トランスアクスル構造ゆえに独立懸架採用を強いられるリアエンジン車を中心に多用されたが、1960年代以降は挙動変化の急激さから安全面の難が顕在化して廃れた。タトラ各車、フォルクスワーゲン・タイプ1・タイプ2・タイプ3、ポルシェ・356のリアなど、リアエンジン車での採用例が非常に多いが、メルセデス・ベンツをはじめとするドイツ車を中心に、フロントエンジン・リアドライブ車での採用事例も1960年代までまま見られた。メインスプリングをコイルスプリングやトーションバーとする場合には、トレーリングアームと併用されることも多い。
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