シイナのクラスメイトとその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:18 UTC 版)
「なるたる」の記事における「シイナのクラスメイトとその関係者」の解説
水嶋 貴也(みずしま たかや) 声 - 時田光 シイナのクラスメイトで、シイナと俊二が住んでいるアパートの大家の息子。華澄(かすみ)と珠美(たまみ)いう二人の姉がいる。当初はシイナに気があったが、いじめを目撃したことでひろ子を守ろうと考えるようになる(シイナに好意を持っていた段階でも、ひろ子を気に掛けているそぶりはあった)。市東からひろ子をいじめていたことを告白され、後にひろ子がいじめっ子達からいじめられていた現場に駆けつけひろ子を助けた。その後、ひろ子を心配して彼女の家に向かい、自分の想いを伝えるも、シイナに対して以前持っていた感情を指摘され、既にひろ子が両親を殺していたことから拒絶されてしまい、それが彼女との最後の会話となる。 ひろ子が行方不明となって以降も、彼女の死を知らずにひろ子のことを一途に思い続けていた。シイナから「どんなに待っても ひろちゃんは帰ってこないよ」と言われた際も信じきれずにいたが、シイナがホシ丸と行動している所を目撃したことでひろ子の死を確信し、涙を流した。アニメ版 登場場面が大幅に削られたためにキャラクターの掘り下げが少なく、初登場もひろ子をいじめから助けたシーンにまで先延ばしされている。シイナからの呼ばれ方も苗字呼びである。 本田 亜希(ほんだ あき) 声 - 笹島かほる ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。性格は陰湿かつ卑劣で、いじめっ子4人のリーダー格。兄が一人いる。実は彼女がひろ子にしていたいじめはすべてこの兄から手ほどきされたものであった。また、兄とはただの兄妹としての関係だけではなく性的な関係まで持っていたことを匂わせる描写がある。 尾崎が殺された後、アパートに乗り込んできた「鬼」によって兄は亜希の目の前で殺され、亜希も今までひろ子にしたのと同じ仕打ちを受けながら、上半身と下半身で両断されて死亡した。アニメ版 注射器状に変形した「鬼」の指に腹部を内側から貫かれる姿がシルエットで描かれる。また、この時にスカートを履いている(原作では何も履いていない)。 尾崎 三早(おざき みはや) 声 - 小島めぐみ ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。タレ目で、薄い茶髪の巻き毛をしている。いじめには本田と同じくらいに積極的。夜道で竜の子「鬼」に襲われ、いじめっ子の最初の死亡者となり、尚且つ最も惨たらしい方法で殺害された。その遺体は原形を留めないほど切り裂かれた状態で発見されていた。アニメ版 「鬼」との遭遇時に、ランドセルを背負っており学校の帰り道のように描写がされた(原作ではランドセルは背負っておらず、手提げバッグを持っていた)。 高村 宏華(たかむら ひろか) 声 - 小林恵美 ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。短いツインテールのお下げが特徴。尾崎と本田が殺された翌日、学校に乗り込んできた「鬼」に教室の窓を破って投げ落とされて、転落死する。アニメ版 「鬼」が来る前の教室で、足を震わせる描写が追加されている。 市東 美代子(しとう みよこ) 声 - 吉川由弥 ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。短い髪と髪留めが特徴。他の3人と違ってひろ子をいじめることに罪悪感を抱いていたようで、途中でクラスメイトの水嶋貴也に全てを話す。その結果、他の3人から痛めつけられ怪我を負う。尾崎と本田が殺された翌日、学校に乗り込んできた「鬼」に左腕を折られ、左足を捥ぎ取られた上で握り潰されかけるが、シイナの説得で「鬼」が撤退したため助かることとなった。アニメ版 緑がかった髪をしている。顔に絆創膏などを貼って登校した際に本田から笑みを浮かべられる。本田に「ほっぺたに何かついてるよ」と絆創膏のことを揶揄われ、本田を含む3人に笑われる。足が捥がれる場面はシルエットで描写される。 亜希の兄 声 - 大橋隆昌 亜希に虐め方を教え込んだ張本人。妹と一線を越えた関係を持っているかのように描写される。亜希と一緒にいる時に突然現れたひろ子の竜の子「鬼」に頭を壁に叩き潰されて即死する。下の名前は明かされていない。アニメ版 頭半分をその場で吹き飛ばされて殺される、シルエットで描写される。その後、ニュースレポーターに下の名前を「やすひと」と呼ばれており、高校1年生であるとされている(クレジット内では「亜希の兄」とされているため漢字は不明)。
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