サイ・ババの教え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 14:10 UTC 版)
「サティヤ・サイ・ババ」の記事における「サイ・ババの教え」の解説
サイ・ババの教えは愛と神を中心とするもので、父なる神のもと人類は皆兄弟であり、すべての存在には神が内在しているがゆえに、すべての人を等しく愛し、助けるようにと説いている。 サイ・ババがよく説く教えには次の4つがある。 「カーストはただ1つ、それは人類というカースト。宗教はただ1つ、それは愛という宗教。言語はただ1つ、それはハートという言語。神はただ1つ、そして、神は遍在」(不二一元論) 「すべての人を愛し、すべての人に奉仕する」(Love All, Serve All) 「常に助け、決して傷つけない」(Help Ever, Hurt Neverヴィヤーサ仙が18のプラーナ文献の真髄として述べた言葉)(ガンディーのアヒンサー(非暴力)の思想の原点でもある) 「愛(プレーマ)は私の姿、真実(サティヤ)は私の息吹、至福(アーナンダ)は私の糧、私の人生が私のメッセージ、拡大が私の人生、愛に理由はなく、時を選ばず、生じることも滅びることもない」(サイババが作った「Love is My Form」という歌の歌詞の一部) また、人間の苦楽はすべて過去生における行いの結果であり、根本的にはカルマすなわち業の因果からは逃れられないが、本人の善行と神の意志によりその結果を変えることができるとも説く。 サイ・ババの団体の社会奉仕事業は、「教育と医療と飲料水は人々に無償で提供されなければならない」との教えのもとに、有償で行われている(出典:『裸のサイババ』)という指摘があるが、全く事実とは異なることである。その活動は高い評価を受けており、たとえばサイ・ババの大学(サティア サイ大学)は、インド政府による評価機関 National Assessment and Accreditation Council (NAAC)によってトップ評価を受けており、そのレポートには授業料・医療費などが無料であることが報告されている(NAAC公表のレポートダウンロード)。 サイ・ババが学長を務める大学はインド全土で高い評価を得ており、2010年の学位授与式ではマンモハン・シンインド首相(当時)が祝辞を述べた。
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