ゲーリングとの出会いから結婚までとは? わかりやすく解説

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ゲーリングとの出会いから結婚まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 14:28 UTC 版)

カリン・ゲーリング」の記事における「ゲーリングとの出会いから結婚まで」の解説

第一次世界大戦ドイツ軍航空隊エースパイロットであったヘルマン・ゲーリングは、ドイツ敗戦後スウェーデン移り、ここで民間飛行士などをしていた。1920年2月20日ゲーリングエアタクシー業務探検家エリク・フォン・ローゼン伯爵(sv:Eric von Rosen)を彼の居城であるロッケルスタド城(sv:Rockelstad slott)へ送った。このエリク・フォン・ローゼンの妻マリーカリンの姉だった。カリンマリー話し相手になるため、よくこの城を訪れており、この日もこの城にいた。城の中に招かれゲーリングカリン出会い一目見て恋に落ちたという。この頃ゲーリング痩せていて生涯で最も美男だった頃であったゲーリング一次大戦パイロットとして冒険談や敗戦後ドイツ混乱連合軍によるドイツへ圧政酷さなどをローゼン一家聞かせ、すっかり一家意気投合した。フォン・フォック家もローゼン家も大戦中からの親独派であったから彼らはゲーリング考えに大変共感寄せたカリン待ち望んでいたヒーローの姿をゲーリングに見るのに時間はかからなかった。すっかりローゼン一家仲良くなったゲーリングローゼン伯爵の妻マリーが城の中に置かせていた「エーデルワイス会」の礼拝場にも招かれた。カリンもこの信仰強く惹かれていることを知ったゲーリングは城を発った後にすぐに書いて送ったお礼の手紙の中で言葉巧みに「エーデルワイス会」の信仰絶賛している。このこともカリンの心を強く揺り動かした2月24日にはカリンゲーリングと会うためにストックホルム戻っていった。 ヘルマンたちはデート重ねカリンは姉ファニーに「彼こそが私がいつも夢に見ていた男性よ」などと語るようになり、1920年夏にはヘルマンの母フランツィスカ紹介してもらうためにミュンヘン旅立つほどになった1921年初めにカリンの夫ニルス・フォン・カンツォフ一家昼食会ゲーリング招かれている。ゲーリングカリンの関係はニルスはもちろん、当時9歳息子トーマスさえも知っていたが、ゲーリング不思議な魅力ニルストーマスにし、二人ゲーリング好感持っていたという。 ゲーリングカリンバイエルン州オーストリア国境付近の山中に山小屋借りた。ここは1920年から1923年の間、二人がよく滞在した一度ストックホルム戻った際にゲーリングカリンニルスとの離婚求めたが、息子トーマスもいるカリンはこの時には拒んだ。しかしその後再びゲーリングカリンバイエルン山小屋戻って同棲生活を送った。しかも二人ニルスに金の無心もしており、ニルスは妻が戻ってくることを期待して援助している。しかし結局1922年12月13日カリンニルス離婚したニルストーマス親権得たが、妻を失ったことで深刻なうつ病になり、1923年中頃には同僚殺そうとして失敗し列車から飛び降りるという奇行起こしたその後教職追われ狂死した。 1923年1月25日ゲーリングカリンストックホルム続いて二人が住むミュンヘン挙式した。新婚旅行イタリアだった。ゲーリング国家社会主義ドイツ労働者党ナチ党)の党員となるとカリンもすぐに熱心な国家社会主義者反ユダヤ主義者反共主義者になったゲーリングも「彼女は私には国家社会主義的すぎるな」と語ったほどだった。 1924年4月23日ナチ党私兵集団である突撃隊再編のためゲーリング突撃隊司令官となって初めてのパレードが行われ、ナチ党党首アドルフ・ヒトラーその様子を絶賛したヒトラーから、ゲーリング功績どれほど評価しているか口にすれば彼が自惚れてしまうほどだと言われ喜んだカリンは「自分の頭が誇りですっかり有頂天になってしまいました」と答えた。するとヒトラーは彼女の手キスをして、「あなたのように美しい頭の持ち主が、そんなになることはなでしょう」と告げたカリントーマスの手紙で「おそらくこれは最高にエレガントな褒め言葉とは言えないでしょうが、私は嬉しく思いました」と記している。

※この「ゲーリングとの出会いから結婚まで」の解説は、「カリン・ゲーリング」の解説の一部です。
「ゲーリングとの出会いから結婚まで」を含む「カリン・ゲーリング」の記事については、「カリン・ゲーリング」の概要を参照ください。

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