グローバル市場の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:34 UTC 版)
「スマートフォン」の記事における「グローバル市場の状況」の解説
メーカー別 世界のスマートフォンシェア2021年 資料: Canalys順位国籍メーカーシェア1位 大韓民国 Samsung 19% 2位 中華人民共和国 Xiaomi 17% 3位 アメリカ合衆国 Apple 14% 4位 中華人民共和国 OPPO 10% 5位 中華人民共和国 Vivo 10% iPhone登場前はノキア、HTC、RIM、パーム、サムスン電子などが多数機種が一定の市場を形成していた。Symbian OSやWindows Mobile for SmartPhoneなど専用のOSも作られていたこともあり、他にもPalm OSやWindows Mobile for Pocket PCなどPDA用OSを一部改良し搭載された機種も存在した。さらにスマートフォン向けに作られたアプリケーションソフトも多数提供されていた。PDA用OSを搭載した場合、それまでに作られたアプリケーションソフトが利用できるという利点があったためでもある。 2020年代前半現在、米調査会社Strategy Analyticsによる2018年第2四半期の世界のスマートフォンの企業別シェアは従前2強であったサムスン、Apple、米中貿易摩擦の影響を受けたファーウェイが大きくシェアを減らし、代わって、シャオミ、オッポ等の台頭が顕著に見られた。 IT市場調査会社ガートナーが発表したデータによると、AndroidとiOS以外のプラットフォームは、2017年12月時点で0.1%に過ぎない。 従来はメーカーの知名度が低かった地域でも、インドのMicromax、インドネシアのMitomobile、フィリピンのCherry Mobile、アフリカ市場におけるMi-Foneなどのメーカーが出てきた。特にMicromaxは巨大市場であるインドにおいて、2013年第2四半期のシェアを22%に伸ばすなど (IDC)、首位はサムスン (26%) ではあるものの数値を落とし、MicromaxとKarbonn (13%) の勢力拡大が目立つ。同社の調べによると、同期のインドでのスマートフォンシェア率順位は、1位サムスン2位Micromax3位Karbonn4位ノキア5位ソニーモバイルと地元メーカーが強い。ベトナムでは地場企業がスマートフォンの生産を拡大している。 ロシア国内の国産スマートフォンメーカー「INOI(英語版)」では独立系モバイルOSプラットフォーム「Sailfish Mobile OS RUS(英語版)」を採用した業務用スマートフォン「INOI R7(英語版)」を販売、同機種はロシア郵便が1万5000台購入している。同社の業務用タブレット端末「INOI T8」もロシア通信最大手の「ロステレコム(英語版)」に購入されている。 米Googleは、2015年前半にも世界初となるモジュール型スマートフォンProject Araを発売予定だった。これは、タイル型のデザインで各部がモジュール化されている。最小構成の場合で価格は50ドルを目指すとしていたが開発中止となっている。
※この「グローバル市場の状況」の解説は、「スマートフォン」の解説の一部です。
「グローバル市場の状況」を含む「スマートフォン」の記事については、「スマートフォン」の概要を参照ください。
- グローバル市場の状況のページへのリンク