キスを止めないで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/12 16:02 UTC 版)
| 「キスを止めないで」 | ||||
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| 小泉今日子 の シングル | ||||
| 初出アルバム『Best Of Kyong King』 | ||||
| B面 | ベルベットボイスな夜 | |||
| リリース | ||||
| 規格 | EP盤・シングルカセット | |||
| ジャンル | ポップ・ミュージック、ロック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ビクター音楽産業 | |||
| 作詞 | 秋元康 | |||
| 作曲 | 野村義男 | |||
| チャート最高順位 | ||||
| 小泉今日子 シングル 年表 | ||||
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「キスを止めないで」(キスをとめないで)は、小泉今日子の24作目のシングル。1987年10月21日にビクター音楽産業から発売された[2]。
制作
表題曲「キスを止めないで」は野村義男が作曲を担当している。もともとギターが好きでミュージシャン志向の強かった野村は、当時小泉と同じビクターの″制作3部″というセクションに所属しており[3]、小泉の楽曲としては前年の7月に発売されたアルバム『Liar』で既に2曲を提供している。野村は当時流行していたLAメタルのようなロック風の曲にしたかったといい、それにはリフが大事だと考え、Aメロのリフから作り始めた。ディレクターの田村充義と打ち合わせをし、簡単に作成したデモテープをその場で聴いてもらったところ、『Liar』に書き下ろした時には直しを要求されたが、本作では「うん、いただきます」という感じで特に直しは求められなかったという[3]。
表題曲では作曲を担当した野村であるが、B面曲「ベルベットボイスな夜」では作詞を担当している。この曲はキーが高く設定されており、小泉のファルセットが多用されている[3]。
モノクロの写真を使用したジャケットのアートワークは、当時雑誌「PATi PATi」のデザイナーをしていた染谷淳一が担当した。染谷は同年3月に発売されたアルバム『Hippies』のデザインも手掛けている[3]。
チャート成績
オリコンチャートでは1位を獲得した。ディレクターの田村は、「ジャニーズ事務所出身のアイドルが、作家としてオリコン1位を獲ったのは初めてだろう」と言われたと振り返っており、これには作詞を担当した秋元康もとても喜んだという[3]。
補足事項
- 作曲者の野村義男によるセルフカバーは、当時所属していたTHE GOOD-BYEのアルバム『ALBUM』(1988年発売) に「Don't Stop Kiss」の題で収録されている。野村は小泉本人にコーラスで参加してもらいたいと思い、事務所を通さずに直接連絡したところ、小泉は「やるやる」と快諾したという[3]。
収録曲
キスを止めないで
快盗ルビイ/キスを止めないで
- 快盗ルビイ
- キスを止めないで
- 快盗ルビイ(カラオケ)
- キスを止めないで(カラオケ)
関連項目
脚注
出典
参考資料
- 松永良平:著『コイズミクロニクル〜コンプリートシングルベスト 1982-2017〜 初回特典「コイズミシングル~小泉今日子と50のシングル物語」』ビクターエンタテインメント、2017年5月17日。
外部リンク
- キスを止めないでのページへのリンク