キスアンドライドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > キスアンドライドの意味・解説 

キス‐アンド‐ライド【kiss and ride】

読み方:きすあんどらいど

運転ができる家族一人が、通勤・通学する家族車で近くの駅まで送り迎えすること。米国で、乗り降りのときキスするところから生まれた語。


キス・アンド・ライド

作者矢橋

収載図書Give way交通安全ショート・ショート
出版社中日出版社
刊行年月2008.10


キスアンドライド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 01:24 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アトランタ・マルタのキスアンドライド標識

キスアンドライド(kiss-and-ride、略称K&R)とは、家族に最寄駅まで送迎してもらい、そこから公共交通機関に乗り換えて通勤通学などを行う方法[1]

概要

送迎車用に整備された待機場所。奥の無料パークアンドライド駐車場とは区別されている(水原駅

自宅から公共交通機関の乗降所(バス停など)まで自動車等で家族(語源的には主に配偶者)に送り迎えをしてもらう通勤通学形態。パークアンドライドが自らが運転する乗継行動なのに対し、キスアンドライドは家族等の送迎による乗継行動である[2]アメリカ合衆国で送ってもらった配偶者にキスをしてから、公共交通機関に乗り換える(ライド)ことからこの言葉が生まれた[3]

キスアンドライドを行うには、出発時や帰宅時に送迎を行う自動車と運転者が存在することが前提条件となる[2]。パークアンドライドのように出勤(外出)中継続して他の人(家族等)が使用しない自動車の存在(車の専用可能性)、本人の運転免許の保有、駅など乗り継ぎを行う場所に駐車場が存在すること(駐車条件)は不要だが、利用者以外の条件が加わるためキスアンドライドのほうが一般に制約が大きいといわれている[2]。最寄駅周辺の駐車場料金が高価であったり、自宅周辺の二次交通路線バスなど)が不便な場合に利用されることが多い。実際の利用には乗り継ぎの利便性や移動手段の快適性(着席可能性や車内混雑状況など)の影響も受ける[2]

なお、営業用自動車(タクシーやハイヤーなど)による乗り継ぎや企業が所有する自動車による会社の運転手による送迎などは通常含まない[2]

交通政策での活用

都市近郊の郊外駅では駅前のロータリーなどを整備することにより、パークアンドライドと同じように都心部の交通量を軽減させる効果がある。反面、駅周辺の混雑を引き起こすことから乗降場所を設定している駅もある。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 環境用語の解説 大阪府、2017年8月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 太田勝敏「パーク&ライドの動向と政策課題」 国際交通安全学会誌 Vol.13 No.3:2021年2月6日閲覧。
  3. ^ キスアンドライド コトバンク

関連項目


「キスアンドライド」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キスアンドライド」の関連用語

キスアンドライドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キスアンドライドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキスアンドライド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS