ガンダムTR-6[クインリィ]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 07:32 UTC 版)
「ガンダムTR-6」の記事における「ガンダムTR-6[クインリィ]」の解説
GUNDAM TR-6 [QUEENLY](型式番号:RX-124 / RX-124QL / ARZ-124QN) 「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]クィンリィ形態 (GUNDAM TR-6 [WONDWART] QUEENLY FORM)」とも呼ばれる。ウーンドウォートの高性能火器管制により、複数の火器を制御し、多数標的への同時攻撃を目的とする拠点防衛形態。背部スラスターユニット上にマウントされるウェポンカーゴが、あたかも王冠のように見えることから「クインリィ形態」と呼ばれる(設定画稿の記述に[女王形態]との記述あり)。 ウーンドウォート・ラーに背部強化パーツ(アドバンスド・フライルーの背部強化パーツと同じ)を装着、頭部も強化パーツ内に格納されているものに換装(パーツ上部のメガ粒子砲が使用しやすいタイプ)、大腿部のフルドドIIに増加スラスターユニットを装備、腕部を折り畳んで胴体ユニット化し、内側のマルチ・アーム・ユニットでビームキャノン2基、後部のサブアームでウィンチ・キャノン(旧型)2基を保持した状態で、さらに2機のアドバンスド・キハールIIのMA形態と合体した形態。アドバンスド・キハールIIが装備していたコンポジット・シールド・ブースター2基の蛇腹状のアームを展開して装備。 ガンダム試作3号機のコンセプトと技術を継承しており、後継機を意識したと推測される。TR-6の命名法則上、[デンドロビウムII]の名で呼ばれる可能性も考えられたが、GP計画の公式記録抹消もあって実現しなかった。 また、フルアーマー形態を含めて本形態にはTR-6インレの下位モデルとしての側面もあり、戦略兵器のインレは運用コスト・政治的配慮といった事情が絡んで出撃できないことが多いため、代わりに戦場に派遣される構想があった。 漫画『ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』では、宇宙世紀0089年にジオンマーズのチェスター宇宙艦隊およびネオ・ジオン残党の火星降下作戦に対抗するため、レジオン副総裁のグロリア・ザビ機が本形態に新装備のフレア・ユニットを装備して出撃。コンポジット・シールド・ブースターに替わりガンダムTR-S[エルアライラー]のギガンティック・アーム、計5基のウェポン・コンテナもエルアライラーのものを装備、機体左右にミサイル・コンテナを多数連結する。ネオ・ジオン残党の強化人間が搭乗するフェンリス・ヴォルフ小隊の攻撃により破壊されるが、コアであるウーンドウォートは無事であり、無傷であったギガンティック・アームとウェポン・コンテナ1基、およびバーザムの膝から下を装着して独自の高機動形態となり、小隊に逆襲して全滅させたあと、降下を開始する敵艦隊に追い付き降伏を勧告する。
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