フルドドII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:03 UTC 版)
HRUDUDU II(型式番号:RX-124 / FF-X39A / ARZ-124) Gパーツ[フルドド]の運用データをもとに開発されたTR-6用の強化パーツ・システムで、「Gパーツ・ユニット」とも呼ばれる。「Gパーツを機体に組み込む」という構想は、エゥーゴのΖΖガンダムやEx-Sガンダムと同一のコンセプトであり、これらの「対抗兵器」としてTR-6にはMSとフルドドIIの融合が当初から盛り込まれている。また、単体でもMSとの合体機構を有する支援戦闘機として運用される。 支援戦闘機形態では、ウーンドウォートの胴体ユニット(マルチ・コネクター・ポッド装備)がプリムローズIIを機首として変形したものをコア・ユニットとし、ポッドの左右にショルダー・ユニット、マルチ・アーム・ユニットおよびウィンチ・キャノンからなるバインダーを装着する。また、下部のウーンドウォートのサブ・アームでコンポジット・シールド・ブースターなどを保持する。 フルドドII(おもにバインダーのみが使用される)と合体した形態は、ヘイズル・アウスラでは「ラーII」、2機合体した形態は「ラーII(第二形態)」が名称のうしろに付加されるが、TR-6の場合は2機合体した形態に「ラーII」が付加される。ただし、いずれも「フルドドII」を意味する「II」は省略されることが多い。 TR-6に先駆けて、一部が「支援パーツ」としてギャプランTR-5[フライルー]に装備され、一定の成果を挙げている。また、ヘイズル・アウスラや旧プリムローズとも合体可能であり、旧フルドドのウィング・ユニットを本形態のバインダーに換装することも想定されている。TRシリーズのみならず、ハイザックやバーザムといった既存機にも合体可能である。支援戦闘機形態はテスト・カラーとレジオン・カラーが確認されているが、ティターンズ・カラーの機体と合体したバインダーの塗装はテスト・カラーと同じである。 装備 ショルダー・ユニット フルドドのウィング・ユニットの進化形で、「ブースター・ユニット(またはポッド)」とも呼ばれる。TRシリーズ共通の新型ジェネレーターを内蔵しており、熱核ジェット / ロケットとして機能する。後部にドラムフレームを装備、マルチ・アーム・ユニットを接続するほか、側面にサイコガンダムの腕部などの大型機器を装着可能。支援戦闘機形態などでは、ここに中型ブースターを取り付けることもある。 前部が「クロー・アーム・ユニット」となっているタイプもあり、蛇腹式のアームにより伸縮する。クロー内側にビーム発振器があり、旧フルドドのロング・ブレード・ライフルを接続して(クローで挟んで保持)ビーム・キャノンとして使用可能。通常タイプと同様の角型のスラスターは確認できるが、熱核ジェット用のインテークはない。 マルチ・アーム・ユニット 「サブ・アーム・ユニット」とも呼ばれる。ウィンチ・キャノンなどを保持するほか、スタビライザーとしても機能する。
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