カルチャー‐ショックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ビジネス > 金融 > ショック > カルチャー‐ショックの意味・解説 

カルチャー‐ショック【culture shock】

読み方:かるちゃーしょっく

自分と異な考え方慣習生活様式などに接した際に受ける違和感とまどい


カルチャーショック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 03:47 UTC 版)

ライフルと馬との征服者との出会いはアステカに衝撃を与えたため、彼らはヨーロッパ人を東の預言者と混同した。
①ハネムーン期間②移行期間 ③調整期間 ④融合期間

カルチャーショック: culture shock)または文化的衝撃とは、異文化に見たり触れたりした際、習慣・考え方・異文化の実像について、母国文化の常識と大幅に掛け離れていたり、自身が学校教育などで習得したその異文化に関する知識・情報と乖離しているため、心理的にショックを受けたり戸惑うことである。例えば、言葉が全く通じない、現地の人間について自分が学校の授業で教わったイメージと実像がかけ離れている、など。

外国や国内問わずに起こりえるものであり、例えば、外国の観光地大都市に赴いた日本人が現地の実際の姿を実際に見てカルチャーショックを受けたり、逆に外国人が日本に来て自身が知識として得ていた日本に対するイメージや日本人像とその実像のギャップにカルチャーショックを覚えるということも起き得る。

リエントリーショックという言葉もある。これは地元に戻った際に今まで馴染んでいたはずの文化・価値観や母国の政治・教育に疑問や抵抗感が沸いてしまうことである。外国留学やビジネスでの長期滞在から帰って来た人に見られる。

ハネムーン期間

海外生活を始めて最初の数週間は、見聞きするものすべてが目新しく楽しく思える時期である。これまで知らなかった物事との出合いに感動し、新しい環境がこれまで慣れ親しんでいた環境よりも良く思える段階である。

移行期間

新しい環境に慣れ、最初は素敵に思えていたものの欠点が見えてきて、だんだんその状況に不満や不安を感じ始める時期である。思い描いていた理想と現実が異なることに気が付き、新しい環境や異文化に対して拒否反応を起こし始める段階である。

調整期間

十分に落ち込んだり否定したりしたあと、「このままではいけない」、「自分が変わらないと状況は変わらない」などと、自分を見つめ直して新しい環境に慣れるようチャレンジする前向きな気持ちが生まれる時期である。言葉や習慣、外国人の言動にも慣れ、「おかしい」「嫌だ」と感じていたことも受け入れられる気持ちになってくる。拒否段階と適応移行段階を行き来しながら、次の段階にたどり着くこともありうる。

融合期間

この最終段階になると、他国の文化や慣習を受け入れ、柔軟に対応できるようになる。考え方や生活習慣の違いを認め受け止めるだけでなく、共通点を見つけることもできるようになり、新しい環境のなかでも生活を楽しめるようになる。

関連項目

外部リンク


カルチャー・ショック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 09:22 UTC 版)

異文化コミュニケーション」の記事における「カルチャー・ショック」の解説

「カルチャーショック」も参照 異文化コミュニケーション中でも特に引き合い出される概念症状必要以上に手を洗う」、「うつろな視線」、「無力見捨てられたと感じる」、「騙されているのではないか略奪されるのではないか、傷つけられるではないか怯える」、「強く自国旧友懐かしがる」、「頭痛胃痛吐き気」、「抑鬱離人感不眠」、「慢性的不安、欲求不満パラノイア状態」、「どうしたらいいの方向性見失う」、「過度な自己防衛態度それぞれの文化によって異なった考え方異なった行為が行われるということをまず理解する必要がある異文化遭遇した場合、それをいきなり評価するではなく如何に文化異なるのかを正確に把握し、なぜそのような違い起こりうるのかを理解する。そして、そこで知りえた知識をもとに、即断即決出来るだけ避け心構えが必要である。 最近ではカルチャー・ショックは避けるものではなくむしろ克服し自己大きく成長させるものとして捉えられている。その成長過程アドラーによる「異文化への移行体験transitional experience)は大きく二つ分けられる。まず、浅い自己認識から深い自己認識への変化次に低い文化意識から高い文化意識への変化である。 新しい国に行くと買い物ひとつするにも、どこにいってよいか分からなかったり、買い物するのに何時間もかかったり、挙句の果て欲しいものが買えなかったりして無力さ感じることが多い。自己効力感Self efficacy:ある文化の中で場面応じた適切な行動取れ自信)を強めるのに一番効果的なのは、なるべく早く新し環境について学び慣れることである。

※この「カルチャー・ショック」の解説は、「異文化コミュニケーション」の解説の一部です。
「カルチャー・ショック」を含む「異文化コミュニケーション」の記事については、「異文化コミュニケーション」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「カルチャー‐ショック」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「カルチャーショック」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



カルチャー‐ショックと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルチャー‐ショック」の関連用語

カルチャー‐ショックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルチャー‐ショックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルチャーショック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの異文化コミュニケーション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS