カテゴリによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 10:06 UTC 版)
「ツイストペアケーブル」の記事における「カテゴリによる分類」の解説
転送速度に応じた周波数特性を満たすケーブルがカテゴリとして分類され、カテゴリ1~8 の名称が広く用いられる。複数の規格で横断的に仕様が公開されており、ANSI/TIA-568ではカテゴリ3, 5e, 6, 6A, 8.1として、ISO/IEC 11801およびこの和訳版 JIS X 5150ではクラスA~Fなどとして規定している。「Cat.5」や「Cat.5e」などのカテゴリ略称が用いられる。 ツイストペアケーブル カテゴリ一覧カテゴリ(クラス)帯域幅構造用途シールドコネクタ対線イーサネットその他Cat.1 A 100kHz 任意 RJ-11 4芯2対 - 音声電話(PBX), X.21 Cat.2 B 1MHz 任意 RJ-45 (8P8C) 8芯4対 1BASE5 ISDN, アークネット Cat.3 C 16MHz 任意 RJ-45 (8P8C) 8芯4対 10BASE-T 100BASE-T2/4 トークンリング (4Mbps)ATM (25Mbps) Cat.4 D 20MHz 任意 RJ-45 (8P8C) 8芯4対 (100BASE-T4) トークンリング (16Mbps) Cat.5Cat.5e D 100MHz 任意 RJ-45 (8P8C) 8芯4対 100BASE-TX 1000BASE-T2.5GBASE-T ATM (155Mbps) トークンリング (100Mbps) Cat.6 E 250MHz 任意 RJ-45 (8P8C) 8芯4対 5GBASE-T ATM (1.2Gbps) Cat.6A EA 500MHz 一重(F/UTPなど) RJ-45 (8P8C) 8芯4対 10GBASE-T 2/4G-FCBASE-T Cat.7 F 600MHz 二重(S/FTPなど) GG45・TERA 8芯4対 10GBASE-T FC-100-DF-EL-S Cat.7A FA 1GHz 二重(S/FTPなど) GG45・TERA 8芯4対 - (40GbE: 50m)(100GbE: 15m) Cat.8.1 I 2GHz 一重(F/UTPなど) RJ-45 (8P8C) 8芯4対 25G/40GBASE-T Cat.8.2 II 二重(S/FTPなど) ARJ45・TERA 8芯4対 ^ ISO 11801:1995で定義され、2002年に削除された。 ^ Cat.5e (Enhanced Category 5)はTIA/EIA-568-A-2001で差し替えられた仕様を指す。 ^ a b "A"は augmentedを意味する。 ^ ISO/IEC 11801で定義されたが25/40GBASE-Tでは採用されなかった。 コネクタの違いがなければ、上位カテゴリのケーブルを下位カテゴリのケーブルの代替として用いることが可能である。カテゴリはISDN時代には「レイヤー」と呼んでいたこともあり、技術者によっては今でもそう呼ぶ場合がある[要検証 – ノート]。カテゴリが上がるにつれ、ツイスト率が大きくなったり、シールドやセパレータ(4対間の十字介在物)の追加によってケーブルが太く硬くなる傾向にある。 カテゴリ5e以上のケーブルでは、IEC 61156のPart 5, 6に詳細が規定されている。カテゴリ5・6でも一重シールド(F/UTP)を実装したものがあり、カテゴリ7などでは二重シールド (S/FTPなど)が必須となっている。 カテゴリ7, 7A, 8.2などのペア線シールドのあるケーブル(S/FTPなど)では、コネクタ部分も規格化され、従来のRJ-45に代わりTERA、GG45、ARJ45(英語版)などが策定されている。これらのコネクタでは、ケーブル側コネクタの外側にケーブルシールドに接続されるメタルシールドがあり、機器側コネクタに装備されている信号シールド経由で接地される。
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カテゴリによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:54 UTC 版)
転送速度に応じた周波数特性を満たすケーブルがカテゴリとして分類されている。TIA/EIA-568およびISO/IEC 11801など複数の規格で横断的に仕様が規定されており、カテゴリ1, 2, 3, 4, 5, 5e, 6, 6A, 7, 7A, 8 の名称が広く用いられている。「Cat.5」や「Cat.5e」などのカテゴリ略称が用いられる。
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