ISO/IEC 11801とは? わかりやすく解説

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ISO/IEC 11801

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/25 06:30 UTC 版)

ISO/IEC 11801 は、汎用電気通信配線システム(構内配線)の国際規格であり、非常に適用範囲が広い(アナログ電話、ISDN電話、各種データ通信規格、建造物における制御システムファクトリーオートメーションなど)。平衡銅配線光ファイバー配線の両方に対応している。この規格は、単一の建造物内でも複数の建造物から成る構内にも対応できるよう設計されている。1平方kmのオフィス空間で配線長3kmまでを前提として最適化されており、50人から5万人規模のサイトに対応できるが、この範囲外であっても適用可能である。SOHO環境向けの規格として ISO/IEC 15018 がある。

リンクおよびチャネルクラス

この規格では、ツイストペアケーブルの配線のいくつかのクラスを定義しており、それぞれ最大周波数が異なるため、実現可能な伝送性能に差がある。

  • クラス A: 最大 100 kHz
  • クラス B: 最大 1 MHz
  • クラス C: 最大 16 MHz
  • クラス D: 最大 100 MHz
  • クラス E: 最大 250 MHz
  • クラス F: 最大 600 MHz

標準リンクインピーダンスは 100 Ω である。1995年の古いバージョンでは、クラス A から C で 120 Ω と 150 Ω も許容していたが、2002年版で削除された。

参考文献

  • International standard ISO/IEC 11801: Information technology — Generic cabling for customer premises.
  • European standard EN 50173: Information technology — Generic cabling systems. 1995.

関連項目




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