ツイステッド・ペア・ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:54 UTC 版)
「イーサネット」の記事における「ツイステッド・ペア・ケーブル」の解説
「ツイストペアケーブル」も参照 撚り対線(よりついせん)による平衡接続で100Ωの特性インピーダンスを持つ銅線ケーブル。特に4対8線で両端にオス型8P8C(通称RJ-45)コネクタのついたものが最も多く使用され、一般に「LANケーブル」と呼ばれる。圧接工具を使えば容易に任意の長さのケーブルにコネクタを接続することもできる。ケーブルには配線構成によっていくつかの種類がある。 カテゴリによる分類 転送速度に応じた周波数特性を満たすケーブルがカテゴリとして分類されている。TIA/EIA-568およびISO/IEC 11801など複数の規格で横断的に仕様が規定されており、カテゴリ1, 2, 3, 4, 5, 5e, 6, 6A, 7, 7A, 8 の名称が広く用いられている。「Cat.5」や「Cat.5e」などのカテゴリ略称が用いられる。 シールドの有無による分類 UTP (Unshielded twisted pair): ノイズシールドのないもの。 STP (Shielded twisted pair): ノイズシールドのあるもの。高い周波数特性を持っているが、機器にアース線を取り付けるなど接地の必要があり、既存のUTPを単純にSTPに置き換えることはできないことが多いため、特にカテゴリ6A以上を用いる場合は注意を要する。 ピン接続による分類 ストレートケーブル: 両端のコネクタが同じピン番号同士で接続されているもの。通常使うケーブル。 クロスケーブル: 両端コネクタの送受ピンが交差接続されているもの。旧型の機器などで、ハブを複数台カスケード接続する場合や、端末同士を1対1で接続する場合に用いられた。1000BASE-T以降ではほとんど場合、Auto MDI/MDI-Xと呼ばれる送受ピン自動判別機能が機器に備わっているため、クロスケーブルは必要がない。
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