ウルキサ線(Linea Urquiza)
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「ブエノスアイレス地下鉄」の記事における「ウルキサ線(Linea Urquiza)」の解説
フェデリコ・ラクロセ駅と西方にあるサン・ミゲル市のヘネラル・レモス駅を結ぶ路線で、地下区間は一切存在しないうえ、フェデリコ・ラクロセ駅でB線と接続する以外は各駅での他路線との接続はない。路面電車を運営した"Tranvia rural"が1888年に開通させた路線で、この区間は路面電車だけではなく、途中のルベン・ダリオ駅で分岐する線路を経由し、ラプラタ川を渡る連絡船を通してエントレ・リオス州やミシオネス州、さらにはパラグアイに直通する機関車牽引列車も走行した。 アルゼンチン各地の民営・州営鉄道と同様、フアン・ペロンが同国大統領の時代の1949年に国有化され、軌間1,435 mm(標準軌)で構成される鉄道網・ウルキサ将軍鉄道(英語版)の一部となったが、1993年より再び民営化され、メトロビアスの運営となった。軌間は前述の通りB線と同じ1,435 mmであり、フェデリコ・ラクロセ駅構内で地下鉄B線の同駅とトンネルで接続されている。集電方式もB線と同じ第三軌条方式であるが、地下鉄の乗務員が所属する労働組合とウルキサ線の乗務員が所属する労働組合の間の関係により、乗客を乗せる定期の相互乗り入れは行われていない。 前述の通り、この路線は本来、直流電化・架空電車線方式の路面電車路線(軌道線)として開業したことから、1950年代後半から1990年代前半までは、徐々に区間を縮めながらも架空電車線方式と併用されていた。なお、この第三軌条化工事を含む路線改良事業が日本政府および日本国内各企業に代表される日本連合によって1970年代初めに施行されており、後述する後述の電車"Toshiba"はその完成に合わせて導入されたものである。なお、この区間を経由する機関車牽引列車は2011年より運行されていない。 このウルキサ線及び各地下鉄路線と路面電車路線の運営権は1993年よりアルゼンチン政府により認可され引き継いでいるものであり、契約期限の過ぎた2017年12月に同線の運営権が競売に賭けられたが、ひとまず18か月分の運営権は従来通りメトロビアスが引き続いだ。しかし、この延長契約が終了するとメトロビアスの運営する路線は地下鉄路線と路面電車路線含め全て競売に賭けられることになる。そのため、メトロビアスは25年以上続いている運営を手放さないよう、ドイツ鉄道(旧国鉄、DB)と協力し、次の15年間の運営権を落札させるための努力をしている。 ウルキサ線を走る地下鉄B線の元営団地下鉄500形の回送
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ウルキサ線
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「ブエノスアイレスの鉄道」の記事における「ウルキサ線」の解説
詳細は「ブエノスアイレス地下鉄#郊外電車」を参照 ウルキサ線は地下鉄B線のフェデリコ・ラクロセ駅と郊外のヘネラル・レモス駅の間で運行され、地下鉄各線と同じメトロビアスによる運営。唯一の1,435mm路線である。
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