インターネット上での人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/17 14:01 UTC 版)
「キャラメルダンセン」の記事における「インターネット上での人気」の解説
インターネット上に投稿されたMADムービー(Flashアニメ)により、楽曲が広く知られ人気となった。MADムービーの楽曲は、キャラメルが発表したオリジナルのものではなく、原曲を1.2倍から1.3倍に速めリミックスした「Speedycake Remix」と呼ばれるバージョンが使用されている。 MADムービーに使用された動画は、2002年に発売されたPCゲーム『ぽぽたん』のオープニングテーマ「いっちゃえ!ぽぽたん」の映像(いわゆる「ぽぽたんダンス」)の一部を一瞬だけ切り取ったもの。ゲームに登場するキャラクターが、曲に合わせて両手を耳の上で上下させ、腰を左右に激しく揺らしてダンスしているが、本来はゲームの主題歌に合わせて踊っている映像である。 「ぽぽたん#逸話」も参照 2020年末のAdobe Flashのサポート終了に伴い、Internet Archiveの公式ブログに同年11月19日(現地時間)、「Flash Animations Live Forever at the Internet Archive」と題した記事が掲載され、同団体がウェブアーカイブとして保存したFlashアニメを、Adobe Flashエミュレータ「Ruffle」を用いて再生できるようにしたことを発表。その記事で「ロイツマ・ガール」(Ievan Polkka) とともに「キャラメルダンセン」のFlashアニメ(曲は英語版)が掲載された。同記事では「厳選された最高の代表的なFlashアイテムのコレクション」として、Flashアニメの代表作のひとつとして紹介されている。この記事については日本のニュースサイトでも取り上げられた。 Internet ArchiveではMADムービーの作者について、2006年前半にスウェーデンの一個人がこの楽曲に動画を付けたFlashアニメを制作し、自分の個人サイトに掲載していたものがオリジナルであるとしている。 「Adobe Flash」も参照 このMADムービーは、YouTubeでは2005年から2006年頃からアップされており、2008年に入ってからはニコニコ動画でもブームとなった。ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サイトで「中毒性がある」と人気を集め、派生作品(パロディ)が多数作成された。2009年3月時点で、YouTubeで約700、ニコニコ動画で約2000の関連動画がアップされていた。日本では「~~でウッーウッーウマウマ(゚∀゚)」という動画名でアップされることが多い。 MADムービーに使用された「Speedycake Remix」は非公式リミックスであるため、当時はキャラメルのアルバムには収録されていなかったが、2008年4月16日に日本で「キャラメルダンセン」の販売ライセンスを所有していたEXIT TUNESにより、オムニバスアルバム『ウマウマできるトランスを作ってみた』に収録・発売され、ドワンゴでも配信された。同年5月21日には『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)』のタイトルでシングルカットされた。このシングルは第23回日本ゴールドディスク大賞の洋楽部門シングル・オブ・ザ・イヤーを受賞した。 さらに同年6月18日には、日本盤として『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) SPEEDアルバム』もリリースされ、各楽曲にはアスキーアートが使われた邦題が付けられている。MADムービーの雰囲気を再現しつつも著作権に配慮し、CDジャケットやMVにはオリジナルキャラクターが採用された。ジャケットのイラストはイラストレーターの要河オルカによるものである。 キャラメルは、『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)SPEEDアルバム』と同内容のリミックス版アルバム『Supergott Speedy Mixes』を発売した。各国で販売されているリミックス版アルバム『Supergott Speedy Mixes』などのCDジャケットやビデオクリップ、公式サイトに登場する「Caramall girls」は、日本で発売された『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) SPEEDアルバム』、シングル『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)』のジャケットに登場するキャラクターが一部流用されている。
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