イベント・計画・作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:41 UTC 版)
「アルシャードトライデント」の記事における「イベント・計画・作戦」の解説
レスケー ブルースフィアで行われているワード同士の決闘。「ガイアの夫」となる存在を決定するための選抜試験の性格をもっており、ゴルゴーン三姉妹やニケーといった神的存在により運営されている。なお、クエスターはワードと同じく「神々の意思をつぐもの」とみなされるためレスケーへの参加資格を持つ。 レスケーの参加メンバーの決定はゴルゴーン三姉妹の一存により、本人の意思は問われない。ただ一方的にレスケーへの参加が決まったと通知される。決闘方法もゴルゴーン三姉妹によって提示される。わかりやすいまでの殺し合いなこともあれば、知的ゲームで競い合うようなこともある。レスケーは一回だけで終わるものではなく、何度も繰り返されることで、最終的に一人が「ガイアの夫」として選ばれる。ただし、一回一回のレスケーの勝利者には、審判役であるニケーから褒章が与えられることもある。 「ガイアの夫」とはあくまで比喩的な言葉であり、ブルースフィアの根源力であるガイアに最も近づける存在のことである。言い換えるならば、ブルースフィアの神となれる存在、とも言える。 「ガイアの夫」を決めることがガイア自身の意思なのかは不明ではあるが、ゴルゴーン三姉妹はガイアの意思の代行者であると自称している。ただし、クエスターたちにガイアを守ることを呼びかけているアバターであるニミュエはレスケーについては不干渉の立場を取っている。 「神の光」計画 即位から400年余を過ぎてもなお世継ぎを残していない今上帝グスタフ・ヨーゼフ2世に代わり、新たな皇帝を生み出すべく大天使ウリエルと軍務枢機卿マクシミリアンが進めてきた計画。 メタトロン降臨前の機械天使たちは「真帝国に世界征服を実現させる」ことを目的にしていたが、それを為すためには真帝国を統率する強力な力を持つリーダーが必要と考えており、ある時期から超人的な力を持つ皇帝を人工的に作り出す計画をすすめていた。その最大の成功例が400年前に生み出されたグスタフ・ヨーゼフ2世である。 しかし、そのグスタフ帝をもってしても真帝国による世界征服は完遂できず、グスタフ帝の寿命は尽きつつあった。そこで、グスタフ帝以上の超人、真帝国の救世主となりうる存在を作り上げる作戦が「神の光」計画である。 天使達が次なる皇帝を作り出す様々な実験をしていたのは、過去のサプリメントでも描写されていたが、「神の光」計画はそれらの集大成である。真帝国中の全ての積層都市の住人の生命を「メギドの火」によりマナに還元し、その大量のマナを「大量のマナを吸収しても壊れないように調整された人間」に注ぎ込むことで超人として生まれ変わらせるというのが計画の骨子である。そして「調整された人間」を育成するために「神の光」なる施設が作られ、そこで「調整された人間」として「完成」した者こそが第3パーティーのPCであるシルダ・メルフィンダである。計画のための準備は何年も前からはじめられていたが、グスタフ帝が老衰で崩御したことをきっかけに本格的に計画が動き出した。 「神の光」計画は真帝国臣民に対する大虐殺に等しいが、世界そのものを滅亡させる大ラグナロクに立ち向かうために救世主を作り出すことは最低条件、と考えていたウリエルやマクシミリアンは、臣民の犠牲もやむなしと判断していた。 なお、グスタフ帝の生前より、新皇帝を「創る」様々な計画は存在していた。「時計仕掛けの破壊神」でルートヴィヒ・シュパイエルが立案した人造救世主計画はその一つである。
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