イタリアのワイン法とは? わかりやすく解説

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イタリアのワイン法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 05:32 UTC 版)

イタリアワイン」の記事における「イタリアのワイン法」の解説

イタリアのワイン法=DOC法(Denominazione di Origine Controllata)は1963年制定。上からDOCGDOCIGTVdT分ける。しかしキャンティのようにその質にピンからキリまであるようワイン一括してDOCGランクされ逆にサッシカイアのような高品質ワインVdTランクされるなど多く問題があり、度々改正されている。(サッシカイアはその品質から、1994年DOCボルゲリ・サッシカイアという単独DOCとして認定された) その後2009年8月1日EU原産地名称保護制度に従ってDOPIGP地理的表示無し3つに再分類された。DOCGDOCまとめて保護原産地呼称ワインDOPDenominazione di Origine Protetta)に括られている。ラベルには三通りの表示認められている。 DOPのみ表示 DOP旧分類DOCGまたはDOC)を併記 旧分類DOCGまたはDOC)だけを表示 デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータDenominazione di Origine Controllata e GarantitaDOCG統制保証付原産地呼称ワインイタリアのワイン最上位位置付けられる分類で、1984年新設された。赤ワインには紫色白ワインには黄緑色ラベルが瓶の口に貼られている。 デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータDenominazione di Origine ControllataDOC統制原産地呼称ワインフランス原産地呼称法(AOC)を模して規定された、イタリア独自の呼称規制である。しかしながら、この規制決し成功したとは言えず、元々はイタリアワイン最上格に位置付けられる分類であったが、1984年にさらに上位DOCG設定された。 インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・プロテッタ(Indicazione Geografica Protetta、IGP旧称インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ (Indicazione Geografica Tipica、IGT地域特性表示ワイン1992年新設され分類で、フランスの「ヴァン・ド・ペイ」に相当する2009年8月1日DOP導入同時に旧称から「保護地表示ワインIGP)」に切り替わっている。ラベルには使用されている品種と生産地が表示されるヴィーノ・ダ・タヴォラVino da Tavola、VdTいわゆるテーブル・ワイン」である。使用品種生産地表示する義務はない。とくにDOP申請をしないワインは、全てこのクラス分類される

※この「イタリアのワイン法」の解説は、「イタリアワイン」の解説の一部です。
「イタリアのワイン法」を含む「イタリアワイン」の記事については、「イタリアワイン」の概要を参照ください。

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