D.O.C.認定条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 06:04 UTC 版)
「モンテプルチャーノ・ダブルッツォ」の記事における「D.O.C.認定条件」の解説
イタリアのワイン法に基づき、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ DOCのワインにはモンテプルチャーノを85%以上しなければならず、残りの部分はサンジョヴェーゼを15%まで使用することが認められている。収穫するブドウの収量は1ヘクタールあたり14トンを超えてはならない。ワインは出荷するまでに最低5ヶ月は熟成させなければならず、リゼルヴァのラベル表記があるボトルの場合、木樽内で9ヶ月以上、その期間も合わせて計2年以上の熟成が必要となる。さらにアルコール度数は12%以上、リゼルヴァの場合は12.5%以上なければいけない。 このD.O.C.の下位区分地区の認定条件は、モンテプルチャーノの比率や最低アルコール度数はより高く、収量は少なく、熟成期間は長くなるなど、さらに厳格になる。たとえば、カザウリアという下位区分に必要な条件は、100%モンテプルチャーノを使用することしか認めず、アルコール度数は13%以上 (リゼルヴァならば13.5%以上) 、熟成は樽内での9ヶ月以上を含む18ヶ月 (リゼルヴァの場合は24ヶ月) となっている。 もっと軽口のロザート方式のワインは、以前は同じD.O.C.として扱っていたが、2010年に切り離されてチェラスオーロ・アブルッツォ (Cerasuolo d'Abruzzo) という新D.O.C.となった。
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