アンジェラ・ゴソウ在籍期 (2000年 - 2014年)
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4th『WAGES OF SIN』 ヨハンの解雇の後、後任ヴォーカリストを迎えないまま4thアルバムの制作作業を進める。後任としてアット・ザ・ゲイツで活動していたトーマス・リンドバーグや元カーカスのジェフ・ウォーカーが加入するという噂もあったが、2000年12月、4thアルバム完成間近となった頃にドイツ人女性ヴォーカリスト アンジェラ・ゴソウがメンバーとして加入した。加入のきっかけは、1999年秋のドイツBochum公演でウェブマガジンのインタビュアーとしてバンドと初めて対面したアンジェラがクリストファーに手渡した、当時彼女が在籍していたMistressのデモテープであった。このテープを保管していたクリストファーからの推薦があったという。 2001年春、バンドはアンジェラが加入した事実を伏せたまま、4thアルバム『Wages of Sin(ウェイジス・オブ・シン)』からの新曲を公開。当時、新曲で声を聴いた人々の誰もが、その声の主は男性だと信じて疑わなかった。その後の正式発表で彼女の名前とプロモーション写真が公開され、ファンのみならず業界全体に大きな驚きと衝撃を与えた。同作は疾走感を抑えたモダンな作風で、よりパワフルでメカニカルなヘヴィメタルを展開。この作品から、バンドの人気が徐々に日本だけでなく世界へと広がっていく。 5th『ANTHEMS OF REBELLION』 2002年より、マイケル・アモットが立ち上げたサベージ・メサイア・ミュージック (Savage Messiah Music)の所属となる。ただし配給などに関しては、これまでの所属レーベルであるセンチュリー・メディア・レコードが担っている。 2003年、5thアルバム『Anthems of Rebellion(アンセムズ・オブ・リベリオン)』を発表。前作で得た攻撃性をより前面に押し出した。一方で曲構成がシンプルになり、クリストファーのクリーン・ヴォーカルを導入した。楽曲をシンプルにしすぎたことをマイケル本人も認め、以降のアルバムでは複雑性を取り戻している。 6th『DOOMSDAY MACHINE』 2004年のツアー終了後、年末から6thアルバムに向けてのアルバム制作を開始する。2005年6月、6thアルバム完成間近となってから、クリストファーの脱退が発表された。脱退の理由は、暫く学業に専念するため。他のメンバーも引きとめようと努力したものの彼の意志は固く、脱退することになった。 同年7月、6thアルバム『Doomsday Machine(ドゥームズデイ・マシーン)』を発表。やはりモダンな作風ながら、初期に見られた叙情性のあるツインギターを再び前面に押し出した。 クリストファー脱退後、オズフェストへの参加が決定し、急遽後任としてナイトレイジやファイアーウインドなどでの活躍で知られるギリシャ人ギタリスト、ガス・Gを迎えた。尚、バンド側はガス・Gに正式加入を打診するも、自身のバンドであるファイアーウインドに専念するため、夏のアメリカ・ツアー終了をもってバンドを離れた(後にガス・Gは、他に掛け持ちしていたバンドも全て脱退している)。 同年9月、元タリスマンのフレドリック・オーケソン(G)がクリストファーの後任のパーマネント・メンバーとして加入することをバンドは発表。彼は同年10月下旬に行われた来日公演にも同伴し、成功を収めた。2006年に日本のHR/HMフェス「LOUD PARK 06」に初出演。以降も度々参加。同フェス最多出演バンドである。 7th『RISE OF THE TYRANT』/ 8th『KHAOS LEGIONS』 2007年3月下旬、クリストファーが復帰を表明。このためフレドリックは脱退した。同年、7thアルバム『Rise of the Tyrant(ライズ・オブ・ザ・タイラント)』をリリース。 2009年9月、セルフカバー・アルバム『The Root of All Evil(ザ・ルート・オブ・オール・イーヴィル)』をリリース。ヨハンがボーカルを執っていた初期3枚のアルバムから13曲がリレコーディングされた。 2011年5月、8thアルバム『Khaos Legions(ケイオス・リージョンズ)』をリリース。 2012年3月5日、トゥルーパー・エンタテインメントのページにおいて、クリストファーの脱退と、アメリカのテクニカルデスメタル・バンド「アーシス」の、ニック・コードル(G)の加入が発表された。クリストファー脱退の理由についてバンドは、『ただ単にエクストリームなメタルを演奏することに今はもう違和感を覚えるようになってしまったというだけの話』と語っている。
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