アンと両親
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:46 UTC 版)
「こんにちは アン 〜Before Green Gables」の記事における「アンと両親」の解説
アン・シャーリー 声 - 日高里菜 本作品の主人公。第1話時点で6歳。燃えるような赤毛とそばかすが特徴。引き取られた先で絶えず家事を申し付けられる日々を送っているが、落ち込み続ける事無く常に明るく生きている。同年代の子供たちに比べて物覚えが良くて聡明。 ジョアンナによるとアンという名前は、昔のイングランドの女王にあやかってウォルターが名づけたもので、綴りは女王と同じ「Anne」。アンはこの綴りにこだわりを持っており、作中ではアンが自己紹介する時に「(Annではなく)おしまいに『e』のつくAnneよ」と言うのが決まり文句のようになっている。 ブラウニングの詩集に「黄金の泉」、食器棚のガラスに映った自分の姿に「ケイティ・モーリス」と名づけるなど、この頃からすでに想像癖たくましく、おしゃべり好き。想像癖がたくましいところは亡くなった父に似ている(3話のジョアンナの発言より)。 自分の容姿にコンプレックスを持っており、特に周りの人から赤毛をからかわれると怒りを露わにする。またシャーロット(ハモンド夫人)から「どこの誰かも分からないみすぼらしい子」と言われたことに激しくショックを受け、後に「私が言われて一番嫌だったこと」と振り返っている。 非常に働き者で洗濯や掃除、食事の手伝いはもちろん、トーマス家やハモンド家で多くの乳幼児の世話も経験。家での話し相手は先述の「ケイティ・モーリス」や猫のロキンバー、ハモンド家にいた頃は、家から少し離れた所のやまびこの「ビオレッタ」などで、つらい生活を送るアンの心の拠り所となっている。 勉強に関しては、メアリズビルでは1年間(実際には冬以外の数ヶ月間)だけ学校へ週3回通ってヘンダーソンの授業を受けた。しかしハモンド家にいた頃は8人の子の世話に忙しく、学校に行けたのは夏に1回だけである(しかもヘンダーソンに習って以来3年ぶり)。その後孤児院にいた数ヶ月間は授業を受けることができた。学校以外ではメアリズビルにいた頃はエッグマンから単語を教わり、またいくつかの薬草についての知識も得た。読書好きであり、幸いにも学校に行けない時もトーマス家ではブラウニングの詩集、ハモンド家ではシェークスピアの小説などの本があり、内容の一部を暗記するぐらい読んでいる。 アン役の日高は当時14歳であり、本作品がアニメ初主演作となった。 ウォルター・シャーリー 声 - 井上倫宏 アンの父。アンが赤ン坊の頃に亡くなっている。娘のアンと同じく、赤毛で翡翠のような瞳を持つ。ジョアンナによると想像力が豊かで背中に翼が生えたような人で、バーサーに想像したことを面白おかしく話すのが大好きだった。 生前ウォルターが好きだった言葉は、「波間に浮かぶゆりかご」。後にこの言葉の意味はプリンスエドワード島のことを指すと教師・マクドゥガルによってアンに伝えられる。 バーサー・シャーリー 声 - 不明 アンの母親。ウォルター同様、すでに故人。アンとは異なり、髪の毛の色や瞳の色が異なる。 体が弱かったが優しく穏やかな性格。趣味は本を読むこと。またケーキ作りが好きでよく作っていた。
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