アルゴン(ガス)アーク溶接
アーク溶接では溶接中、溶融金属が直接大気にさらされると、酸化・窒化現象により溶接不良となる。これらを防止するために、大気と溶融金属を遮断するシールド材が用いられている。シールドガスとして、アルゴン(Ar)を用いて行うアーク溶接をアルゴン(ガス)アーク溶接という。代表的なものにティグ溶接がある。ティグ溶接は、アルミニウムやステンレスの溶接によく用いられる。不活性ガスを用いて行う溶接をイナートガスアーク溶接といい、ティグのほかにミグ溶接が代表的。これらは被覆アーク溶接と比較して、溶接後、スラグや残留フラックスを除去する必要がなく、作業効率がよいことから広く使われている。
参照 ガスシールドアーク溶接、ティグ溶接、ミグ溶接アーク溶接
(アルゴンアーク溶接 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/11 13:12 UTC 版)
アーク溶接(アークようせつ、英語:arc welding)とは、空気(気体)中の放電現象(アーク放電)を利用して、同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接方法である[1]。アーク溶接の用途は広く、自動車、鉄道車両、船舶、航空機、建築物、建設機械など、あらゆる金属構造物に一般的に使われている。母材は鉄鋼が多いが、アルミニウムやチタンなどほかの金属にも利用される。
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.22
- ^ 安田克彦『絵とき「溶接」基礎のきそ』日刊工業新聞社、2006年、19頁
- ^ 安田克彦『絵とき「溶接」基礎のきそ』日刊工業新聞社、2006年、21頁
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.17
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.71
- ^ 現代溶接技術大系 第31巻 p.42,p.43
- ^ 現代溶接技術大系 第36巻 p.9
- ^ a b 現代溶接技術大系 第2巻 p.26
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.72
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.73
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.74
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.81
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.82
- ^ 現代溶接技術大系 第2巻 p.27
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.169
- ^ a b c 平井 三友・和田 任弘・塚本 晃久、『機械工作法』、コロナ社、2000、ISBN 4-339-04453-9、58頁
- ^ a b c 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.129
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.77
- ^ 現代溶接技術大系 第2巻 p.38
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.79
- ^ 現場で役立つ溶接の知識と技術 p.84
- ^ 新日本製鉄編著 『鉄と鉄鋼がわかる本』 日本実業出版社 2004年11月10日初版発行 ISBN 4534038356
- ^ 安田克彦『絵とき「溶接」基礎のきそ』日刊工業新聞社、2006年、38頁
- ^ 安田克彦『絵とき「溶接」基礎のきそ』日刊工業新聞社、2006年、39頁
- ^ 軽金属の接合
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