炭素当量
carbon equivalent | ||||||||||||||||||||||||||
炭素以外の元素の影響力を炭素量に換算したもの。引張強さに対する炭素当量、溶接部最高硬さに対する炭素当量などがよく用いられる。JISでは溶接性に関し次の式を採用している。
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炭素当量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 03:55 UTC 版)
炭素当量(たんそとうりょう、equivalent carbon content)は、鉄の合金の成分元素の配合比率から、得られる最大の硬度と溶接性を見積もる方法である。炭素と他の合金成分、例えばマンガン、クロム、ケイ素、モリブデン、バナジウム、銅、ニッケルなどの配合量が多ければ多いほど、硬さは向上し、溶接性は劣化する。
それぞれの影響の大きさは元素によって異なるが、異なる成分の鋼の比較のために、炭素の影響度に換算して比較する。炭素当量が最も一般的であるが、ニッケル、クロムの量に換算する、ニッケル当量、クロム当量も使われる。
JISで規定されている炭素当量Ceq(%)を算出する式は、
- Lincoln Electric (1994). The Procedure Handbook of Arc Welding. Cleveland: Lincoln Electric. ISBN 99949-25-82-2.
- Weman, Klas (2003). Welding processes handbook. New York: CRC Press LLC. ISBN 0-8493-1773-8.
関連項目
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