アゲハチョウ上科 Papilionoidea
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 05:31 UTC 版)
「チョウ」の記事における「アゲハチョウ上科 Papilionoidea」の解説
アゲハチョウ科 Papilionidae 大型のチョウで、成虫は種類によって翅の模様や突起が異なる。幼虫は刺激を与えると頭部と胸部の境界部から1対の色鮮やかな臭角(体液の圧力で反転突出し、異臭を放つ)を突き出す。 ナミアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ、トリバネアゲハ類、ホソオチョウ、ギフチョウ、ウスバシロチョウなど。 シロチョウ科 Pieridae 中型のチョウ。成虫の羽は突起が少なく、白や黄色が多い。幼虫は緑色で細長く、俗にアオムシとよばれる。 モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、モンキチョウ、クモマツマキチョウ、ツマベニチョウなど。 シジミタテハ科 Riodinidae シジミチョウ科に似るが、オスの前脚がタテハチョウ科のように特殊化している。オーストラリアと南極以外の全大陸で産するが日本にはいない。 シジミチョウ科 Lycaenidae 小型のチョウ。成虫の翅の模様は、表と裏で非常に異なる。幼虫の食性は多様で、アリと共生するクロシジミ、アリの卵や幼虫を食べるゴマシジミ、アブラムシを食べるゴイシシジミなどもいる。 ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ミドリシジミ、ウラナミシジミなど。 タテハチョウ科 Nymphalidae 中型から大型。成虫の翅は角ばっていて、黄・赤・青など多彩。また、成虫の前脚が退化して短くなっている。そのため一見したところでは、昆虫には6本あるはずの脚が4本しかないように見える。幼虫は突起や毛、角をもつ。 キタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、オオムラサキ、コムラサキ、ツマグロヒョウモン、ミスジチョウ、コノハチョウなど。
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