万内川十二号堰堤
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文化財としての特徴 | 万内川流域では、明治35年の粟立山の大崩壊により多量の土砂が流出し下流の西野谷地区で大きな被害をうけました。このため、砂防事業として大正14年に着手し、現地の石を利用した手作業による空石積構造であったが、昭和初期の被災により練石積に補強しており、現在でも周囲の景観ともよく調和し、また、砂防機能も維持しています。 |
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万内川十二号堰堤
名称: | 万内川十二号堰堤 |
ふりがな: | ばんないがわじゅうにごうえんてい |
登録番号: | 15 - 0152 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 基 |
構造: | 重力式石造及びコンクリート造堰堤、堤長38m、堤高4.2m、下流両側護岸付 |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正14頃/昭和8頃改造 |
代表都道府県: | 新潟県 |
所在地: | 新潟県妙高市大字西野谷 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 万内川中流域に位置する。下流側法勾配2分で,水通し外側の堤頂高を,堤体中央に向けて4%程傾斜させる。堤体全体を精緻な谷積で築き,堤体右岸側に石造銘板を付ける。河床安定及び土砂流出防止の機能を発揮し,周囲の自然景観形成の礎をなす。 |
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