ぎる
ぎ・る [動ラ五] 《俗》 盗む。〈全〉
ぎる
- 窃盗スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・宮城県〕
- 窃盗スル者ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福島県〕
- 物ヲ取ルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・島根県〕
- 盗ミ取タコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・岡山県〕
- 他人ノ物ヲ盗ムコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・広島県〕
- 物ヲ取ルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・広島県〕
- 物品ヲ盗ミ取ルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・山口県〕
- 物ヲ奪ヒ取ルコトヲ云フ。但行フコト為スコト等ニモ用ユ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福岡県〕
- 金品ヲスリ取リタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・茨城県〕
- 掏摸スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・三重県〕
- 窃取行為。〔第三類 犯罪行為〕
- 盗むこと。掻つぱらふことにもいふ。〔縁日商人〕
- 盗むこと。
- 窃むこと。又は掻払ふことをいふ。
- 握(にぎ)るの意で、窃取する事、又は不正手段を云ふ。
- 窃取する事を云ふ。
- にぎる(握)の略。それより他人の者を「にぎる」の意にて一般窃取行為を指称す。「買ふた、商(あきない)した、もろた」等皆同意。
- 盗む。若桜、甲府、岩出山、気仙沼、前橋、帯広、多治見 掏摸、犯罪者香具師仲間、不良仲間。
- にぎる(握)の略。それより他人の者を「にぎる」の意にして一般窃取行為のことをいう。「買うた、商(あきない)した。もろた」等皆同意。
分類 三重県、不良青少年(硬派)、宮城県、山口県、岡山県、島根県、広島県、掏摸、犯罪者香具師仲間、不良仲間、的屋、縁日商人語、福岡県、福島県、縁日商人、茨城県
ギル
切る
読み方:ぎる
握る
読み方:ぎる
- 〔不・犯〕握るの略語。不良少年の婦女誘惑方法の一種。又賭博に於ては勝つた金を隠すこと。仲間に借金を申込まるるのを恐れて所持金が無いなどと隠すことにもいふ。
- ①金品の頭をはねる、中間搾取をする。「ぎり」を動詞にしたもの。「ぎり」の項参照。〔不〕 ②ごまかし取る、ぴんはねする。右に同じ(※⑴参照)。〔香〕 ③輩下から一部の金を半ば公然に取ること。右に同じ。〔す〕
分類 不/犯、不/香/す/犯罪
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「ぎる」の例文・使い方・用例・文例
- 私は母の顔に暗い影がさっとよぎるのを見た
- 今夜はもう出かけるには遅すぎる
- この花瓶は底が小さすぎるのでよく倒れる
- 前に君が言っていたように,自由がありすぎると重荷になるね
- この部屋は私には広すぎる
- 彼の小説は私にはちょっと難しすぎる
- パンをちぎる
- このカーテンは食堂には模様がくどすぎる
- 私のそばを通りすぎる
- 自分の行動には気を付けすぎることはない
- その女の子はキャンディーを食べすぎる
- 海外へ行く場合は注意しすぎるということはない
- 彼女はあまりにも攻撃的すぎるという印象を与えた
- 彼の議論は複雑すぎる
- 都会生活とは対照的に田舎では時間がゆっくりと過ぎるように思えた
- 料理人が多すぎるとスープはだめになる;船頭多くして船山に登る
- あの先生は生徒に厳しすぎる
- 早すぎる
- ゲーテは彼が理解するには難しすぎる
- 彼は対戦チームが我々にとっては強すぎると絶望的に言った
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