きりん座とは? わかりやすく解説

きりん座

分類:星座/神話


名称:きりん座(麒麟座)
学名:Camelopardalis
小分類:北半球
構成する主な星雲星団恒星:NGC2403(渦巻き銀河)
神話主な登場人物:−
日本観測できる時期:一年中
見ごろ季節:冬(20時正中は2月中旬)

北極星のすぐそばにある星座で、一年中北の空を巡っている周極星のひとつです。星図を見ると、首の長いきりんの姿を想像することができますが、一番明るい星でも4等星なので、実際には形を探すのが難しでしょう17世紀にできた新しい星座で、もともとはらくだ座と名づけられましたが、本で紹介されたときに間違ってきりんになったという、変わった星座です。

1.見つけ方ポイント
北極星近辺一年中めぐる周極星で、こぐま座北極星ぎょしゃ座中間あたりにあります北極星からおおぐま座方向へ少し目を移すと、4等星が一列並んでいるのが見えます。それがきりん座の首です。そこからぎょしゃ座方向を見ると、三角形が見つかります。それがきりん座の胴体で、そこから足が2本出ています。しかし、暗い星ばかりですので実際には形を探すのが難しでしょう

2.神話内容について
神話とは関係がない星座で、アフリカに住む首の長いきりんを表してます。中国の神話出てくる麒麟とは関係がありません。
きりん座は、17世紀初頭に、プランシウスによって作られものといわれています。その後やはり17世紀に、ヤコブ・バルチウスによって一般に広まりました。ただし、最初は「Camelus」つまり「らくだ座」と呼ばれていました。しかし、バルチウスの死後出版され星図誤りがあり、きりん座になったということです。

3.同じ時期見え星座について
北極星のあるこぐま座はじめとして、北の空に輝く星座と一緒に見ることができます。きりん座が高く昇る冬の時期なら、西にカシオペア座ケフェウス座、上にペルセウス座、東にぎょしゃ座、下にこぐま座りゅう座おおぐま座などを見ることができます

4.主要都市での観測について
北の空で一年中北極星周りを巡る星座で、日本全国星座全体地平線の上に姿を現します。しかし暗い星が多いので形を探すのは難しいかもしれません。

参考文献:「星座クラブ沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑藤井旭著(成美堂出版)、「星座夜空四季小学館学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)





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