おさふねサービスエリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 22:14 UTC 版)
おさふねサービスエリアは、岡山県瀬戸内市長船町の国道2号沿いにあるドライブイン[1][2]。運営主体は岡山プラザホテル(1963年に東備観光開発として創業)である[1][2]。2024年(令和6年)5月6日を最終日に約2年間の工事期間に入り全面建て替えとなる[1][2]。
歴史
1964年(昭和39年)4月に日本で2番目となるドライブイン「モーテル備前長船」としてオープンした[1][2]。1967年(昭和42年)には本館に隣接して新館として三連のとんがり屋根の建物が建てられた[1][2]。
その後、新館敷地内に山陽新幹線が通ることが決定し、1969年(昭和44年)から本館を解体して、その跡地に新館を曳家して「ドライブインプラザ備前長船」に改称した[1][2]。
1992年(平成4年)に地下1000mからくみ上げた強アルカリ性の温泉の営業を開始し、名称を「おさふね温泉ガーデン」に改めた[1][2]。その後、1999年に「おさふねサービスエリア」となった[2]。
全面建て替えのため、2024年(令和6年)5月の大型連休明けから約2年間の工事期間に入ることとなった[1][2]。
鉄道関連
山陽新幹線が近接する立地となったことから、鉄道ファンの撮影スポットとなり、レストランの利用客や売店で一定額以上の買い物をした買い物客に屋上が利用できるようにされた[2]。2016年には食堂の一角に鉄道ジオラマを設けた「Nゲージルーム」を新設した[1][2]。
また、新幹線高架下には下津井軽便鉄道(後の下津井電鉄)の気動車や客車が展示されている[2]。
脚注
おさふねサービスエリア
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「下津井電鉄線」の記事における「おさふねサービスエリア」の解説
吉井川沿いの岡山県瀬戸内市長船町の国道2号脇にあるドライブインの北側、山陽新幹線高架下にも3両が、頭上を走る新幹線の枕木方向へ横並びで保存されている。部分廃止後にトラックで同所へ運び込まれた。保存場所は新幹線の高架下なので直接風雨が当たる事はないが、下津井駅の保存車両と同様に窓ガラスが割られ、塗装も劣化した。2007年になって3両とも全塗装され、車両の案内看板を新調した。2016年には窓ガラスの入れ直しと併せて現役時代の窓枠を全て撤去し、外観を似せた簡便な固定窓に交換された。以前は国道2号からも見ることができたが、現在では車両の南(国道)側の駐車場の端に販売店の建物が建設されたため見えなくなった。 クハ6 1931年 日本車輌製造製鮮魚台(バケット)付の気動車改造電車で気動車時代の形式はカハ6。一時全てのガラスが失われた窓は2016年、現役時代の窓枠を全て撤去して開閉のできない簡便な固定窓に交換した。この修復で前面および側面の2段窓は外観を似せた中桟入りの1段固定窓に変わっており、原型は失われている。 ホハフ2 1913年 清水鉄工所製開業時に製造されたデッキつき客車。下津井車庫留置時には既に特徴的なデッキの柵が失われていた。2016年に窓ガラスの入れ直しと併せて、現役時代の窓枠を全て撤去して簡便な固定窓に交換した。 ホワ10有蓋貨車。下津井にあるホワ6と同型車。内部は、おさふねガーデンの倉庫として利用されている。 クハ6 ホハフ2 ホワ10
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