『ボロもうけ』以降
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「お嬢さまシリーズの登場キャラクター」の記事における「『ボロもうけ』以降」の解説
越後ゆかり(えちご・ゆかり) 花園学園中等部三年十組所属の女子生徒。 高級なイメージを売りにして全国規模で展開しているデパート「越後屋百貨店」の社長令嬢。 過疎化が進んだために廃部寸前の珠算部のただ一人の部員で、部長。地味な装いをすることが多く、小柄で痩せっぽちな体型で弱々しそうな印象を与える。麗花曰く「つりあがった大きな目が小悪魔的」で可愛らしい顔立ちをしている。代官山昇により珠算部が潰されそうになったのを機に、イメージチェンジして大人びた垢ぬけた格好をするようになる。 アコギな性格で、金儲けにかける情熱が激しい根っからの商人。商いに関しての機転がよく回り、金が関わると非情な振る舞いをすることもある。金儲けのパートナーに対しては愛想良く接するが、そうではない人間に対しては辛口な言動が目立つ。そろばんをはじくのが好きで、簡単に出来るような暗算にもそろばんを用いる。 時代劇に出てくる越後屋をイメージしたキャラクターで、姓もそこから取られた。時おり時代劇の登場人物のような台詞回しを行い、麗花のことを「小路屋さん」、岩清水のことを「旦那」と呼ぶ。尚、「越後百貨店」は三越をモデルにしている。 代官山昇(だいかんやま・のぼる) 花園学園中等部三年生の男子生徒。 生徒会会長を務めている。実績ある部活に対し部費の特別支給を行い活動を奨励する一方で、目立たない部や人数の少ない部に対して厳しい圧力をかけており、弱小部に所属する生徒たちから恐れられている。銀縁眼鏡をかけており、クールでインテリな印象を与える。しかし、杉本に目をつけられてからは鈴木竜二らと同様にやられキャラへと変貌する。成績優秀だが、主席の座を巡って工藤を一方的にライバル視しており、差をつけるため勉学に励んでいる。 時代劇に出てくる代官をイメージしたキャラである。そのことと、学研レモン文庫の編集部が代官山にあったことが姓の由来になっている。下の名は、代官山には坂が多く「のぼる」ことが多いことに由来する。 星秋彦(ほし・あきひこ) 花園学園中等部一年四組所属。 サッカー部に在籍。頭も運動神経も顔も良く女子生徒の憧れの的になっている。工藤が高等部に進学した後には新たな「中等部の王子さま」になるだろうと言われている。サッカー部の先輩である工藤を尊敬し、文才のある岩清水に憧れている。小学生の頃に、岩清水の作品を読んだことがきっかけとなって花園学園への進学を決めた。 熱血で気が強く、女子生徒たちに対して工藤のようにおびえることはなく、堂々と接している。同級生の女子生徒には関心がなく、年上の女性を好んでいる。いつか年上の女性と交際し「おねえさま」と呼んで慕いたいと願っている。岩清水が女装した姿である架空の存在「芥川賞子」に恋心を抱いている。
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