『サイレント・ランニング』(1972年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 10:28 UTC 版)
「エセックス級航空母艦」の記事における「『サイレント・ランニング』(1972年)」の解説
スクラップ直前のヴァリー・フォージが宇宙貨物船のセットとして使用された。
※この「『サイレント・ランニング』(1972年)」の解説は、「エセックス級航空母艦」の解説の一部です。
「『サイレント・ランニング』(1972年)」を含む「エセックス級航空母艦」の記事については、「エセックス級航空母艦」の概要を参照ください。
『サイレント・ランニング』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 05:28 UTC 版)
「ヴァリー・フォージ (空母)」の記事における「『サイレント・ランニング』」の解説
ロングビーチでの保管の間に、1971年2月14日から28日までヴァリー・フォージはSF映画『サイレント・ランニング』の撮影に使用された。映画の主な場面は宇宙貨物船「ヴァリー・フォージ」で、2,000フィートの長さの貨物室に、地球最後の植物が育てられる6つの大きなジオデシック・ドームを積んでいるという設定であった。 映画のプロデューサーは「宇宙貨物船」の貨物室、コントロール・ルーム、居住区を表現できる場所を探していた。ハリウッドのスタジオ・セットは法外な使用料がかかり、映画の制作費を抑えるために倉庫、貨物船、タンカーを含む様々な場所が調査された。アメリカ海軍に連絡を取って空母の使用に関する質問を行った後、プロデューサーの関心はロングビーチ海軍造船所で廃棄のために保管されていたヴァリー・フォージ、フィリピン・シー、プリンストンといった退役航空母艦に向けられた。退役空母は撮影現場として申し分なく、海軍もその申し出に関心を示し、その中からヴァリー・フォージが選ばれた。映画に登場する宇宙貨物船は撮影現場に因んで「ヴァリー・フォージ」と命名された。 ヴァリー・フォージの艦載機格納庫が映画の中で貨物室として使用された。格納庫は塗装が行われ、ポリスチレン材で飾り立てられた。飛行司令所は宇宙船の乗組員のコントロール・ルームと居住区を表すため大きく改造された。隔壁は切断され、カメラ及び俳優の移動ができる広い通路とされた。コンピューター・コンソールや様々なプロップが宇宙貨物船を表現するために取り付けられた。映画スタッフは金属部材が削り取られない限り、船内で望むことを全て認められた。船の動力使用は認められなかったため、動力と水は船外から運び込まなければならなかった。 映画撮影は空母内部の見通しの悪さに妨げられ、撮影法の革新が必要であった。 撮影終了の8ヶ月後、ヴァリー・フォージはスクラップとして売却された。
※この「『サイレント・ランニング』」の解説は、「ヴァリー・フォージ (空母)」の解説の一部です。
「『サイレント・ランニング』」を含む「ヴァリー・フォージ (空母)」の記事については、「ヴァリー・フォージ (空母)」の概要を参照ください。
- 『サイレント・ランニング』のページへのリンク