「筑後乃国阿蘇神社物語」 解説とは? わかりやすく解説

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「筑後乃国阿蘇神社物語」 解説(以下は伝承)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 23:30 UTC 版)

筑後乃国阿蘇神社」の記事における「「筑後乃国阿蘇神社物語」 解説(以下は伝承)」の解説

延元 元年(1336年)南北朝時代のこと、南朝方についた阿蘇大宮司阿蘇惟直義弟恵良惟澄たちは、多々良浜(今の福岡市東区)で大敗します。当時大宮司阿蘇惟直義弟恵良惟澄に刀を託し自刃ます。「お前は生き残ってくれ」 惟澄は辿り辿っての里より矢部川下り川のほとりでこんこんと深い眠り落ちていた。傍らには鋸のように欠けた刃。そこへ無数のがやってきて強い光を明滅させている。翌朝、惟澄が目を覚ます太刀は元の如く青白い光放つ、こぼれの全くない銘刀にかえっていた。惟澄は阿蘇神霊となって太刀元どおり帰し給うた事に唯々感に打たれしばし呆然としていたが、やがて威儀を正して遥か南阿神社の方を伏し拝んで感涙にむせぶであった近く宮園城の城主大木貞久は、惟澄の傷が癒えるまで城内に留まらせます。貞久の「貴方の郷里阿蘇大明神分霊して、ここ海津古川丘陵祀られよ」との勧めもあり、惟澄は海津古川の地に阿蘇神様奉祀ます。(延元二年・1337年)早鷹宮、これが筑後乃国阿蘇神社前身です。 惟澄は後に筑後守任命され晩年肥後国阿蘇神社大宮司にまで昇り詰めます修復したとされる旧国宝(現在では重要文化財相当)「蛍丸」は、肥後国阿蘇神社大宮司家の宝刀として秘蔵されきましたが、戦後行方不明になってます。 かたや、海津の地では惟澄の子とされる江良家が代々宮司務めており「蛍丸」と伝わる太刀先祖より受け継がれています。GHQによる戦後刀狩りの際には、神社の裏に5~6年埋めて難を逃れました。その為保存状態悪く、銘の保証もありません。 時代移り筑後国立花家(藩)の支配を受けるようになります宗茂と共に朝鮮の役出兵する際に必勝祈願をした家老小野和泉守(日本槍柱七本一人)はめでたく凱旋され、早鷹宮(阿蘇神社)にお礼言上参拝されました元和八年(1622年)小野和泉守の命により社殿並びに神殿寄進現在の場所に早鷹宮より阿蘇神社として分霊されました。(海津郷土史より)またその後小野和泉守・小野若狭守、そして海津氏子方々より神殿再建楼門再建多大なるご尽力いただきました毎年三月第一日曜日には御田植祭(市指定無形民俗文化財)が行われます。この神事には早乙女役に学童参加する他、田打男、馬草刈り種蒔其々の役が面白可笑しく演じられ五穀豊穣が祈られます。 初代宮司恵良惟澄より、大木貞久小野和泉守、海津氏子方々始め多く方々お陰守られてきた筑後で、共に長い間国阿神社毎年三月第一日曜日には御田植祭(市指定無形民俗文化財)が行われます。この神事には早乙女役に学童参加する他、田打男、馬草刈り種蒔其々の役が面白可笑しく演じられ五穀豊穣が祈られます。令和四年2022年)には御鎮座400年、そして令和十九年(2037年)には創建700年迎えます

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