小野鎮幸とは？ わかりやすく解説

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小野鎮幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/21 09:46 UTC 版)

小野 鎮幸（おの しげゆき）は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将。立花氏、加藤氏の家臣。日本槍柱七本・立花四天王の一人に数えられる。また和泉守であることから小野 和泉（おの いずみ）とも呼ばれる。旗印は日の丸[7]。家紋は杏葉紋（追い掛け二つ銀葉）、井裄菊御紋[8]


脚注
  1. ^ 永禄10年（1567年）7月7日宝満城・九嶺の戦い[11][12][13][14]、
    9月3日~4日休松の戦い[15][16][17][18][19]、
    永祿11年(1568年)7月4日立花鑑載討伐で敵首一つを取る[20][21][22]、
    8月2日~5日第一次生松原の戦い[23][24]、
    永祿12年（1569年）5月多々良浜の戦い (戦国時代)[15]、
    天正6年（1578年）12月3日柴田川の戦い[25][26][27][28]、
    12月13日宇美表の戦い[29]、
    天正7年（1579年）3月16日~18日八嶽の戦い[30]、
    7月12日~18日第二次生松原の戦い・第一次鳥飼の戦い[31][32]、
    8月13日第三次生松原の戦い[33]、
    9月11日池田城・第三次荒平城攻防戦[34][35][36][37]、
    9月下旬第四次生松原の戦い・高祖山城攻防戦[38][39][40][41]、
    天正8年（1580年）11月3日血風奈須美の陣[42][43]、
    12月宗像合戦[44][45]、
    天正9年（1581年）11月6日第三次嘉麻・穂波の戦い・潤野原合戦・第二次八木山石坂の戦い[46][47][48][49][50][51][52][53][54]、
    11月12~13日清水原の戦いで石松兵部(貞増)を討ち取る[55][56][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67]、
    天正10年（1582年）3月16日許斐岳・吉原・八並・西郷表の戦いで大和貞秋を討ち取って、大和貞繁に重傷を負わせる[68][69][70][31]、
    4月16日岩戸の戦い[71][72][73][74]、
  2. ^ 『葉隠』聞書第六によると12,000、『太宰管内誌』は20,000余、『立斎旧聞記』は10,000余としている。
  3. ^ 一説2,000、うち鎮幸の直卒する中軍は1,000余騎
出典
  1. ^ a b 『柳川史話』九八 小野和泉鎮幸 P.198。
  2. ^ a b 『柳川史話』九八 小野和泉鎮幸 P.200。
  3. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.14
  4. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・五四 戸次雪名字状 (小野文書中世54) P.93。
  5. ^ 小野長幸次男。次郎三郎幸俊、和泉守、弾正忠。
  6. ^ 小野安幸（小野長幸嫡男)の子。小野宮菊丸、大蔵丞、大蔵少輔。
  7. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第二十二 江上合戦之事 P.612
  8. ^ 『柳川史話』第四卷 文献篇 二三二 維新前の菊桐の紋 P.466
  9. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・五三 戸次鑑連(道雪)書状 (小野文書中世53) P.92。
  10. ^ 『立花遺香』 P.122~123
  11. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）61立花文書『戸次道雪譲状』358頁
  12. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.30~34
  13. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（七）筑前寶滿山 永禄十年七月七日 P.4
  14. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.22~23
  15. ^ a b 『柳川史話』九八 小野和泉鎮幸 P.198。
  16. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21小野文書 四五 大友宗麟安堵状 今度於休松父弾正忠(鑑幸)戦死、忠儀感悅候、仍被跡目之事可為連續之由、領掌不可有相違候、恐々謹言、十二月十七日、小野弾介殿 鎮幸 88頁
  17. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.35~38
  18. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.23~24
  19. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（九）筑前休松 永禄十年九月三日 P.5~7
  20. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・四四 大友宗麟感状　今度立花鑑載退治之刻、別而被碎手、分捕高名之由候、忠貞之次第感悅無比類候、弥可勵軍忠事、可為喜悅候、必追而可賀之趣、猶戸次伯耆守可申候、恐々謹言、七月廿三日 小野弾介殿 (小野文書中世44) P.88。
  21. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.42~44
  22. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（一〇）筑前立花山 永禄十一年七月四日 P.7
  23. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.45~47
  24. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（一一）筑前生の松原 永禄十一年八月二~五日 P.7~8
  25. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.94
  26. ^ 紹運の智略「柴田川の戦い」
  27. ^ 吉永正春『筑前戦国史』柴田川の戦い p.103~106
  28. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.45
  29. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・一六九 御感状控 (12) 戸次道雪感状写 天正六年十二月十三日、宇美表打廻砌、被官新五郎頭一ツ討捕候、感悅候、必追而一稜可賀之候、恐々謹言、十二月十三日 小野和泉守殿 P.135。
  30. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.85~86
  31. ^ a b 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.47
  32. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.86~87
  33. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・一六九 御感状控 (13) 戸次道雪感状写 前々十四日於生松原合戦之刻、別而被碎手、鑓疵・刀疵被数ヶ所候、高名無比類候、殊僕従帯刀・同六介分捕、同与四郎被鑓疵候、忠貞感悅無極候、必於配当砌者、最前顕其志可申候、仍可遂言上候条、御感文不可有余儀候、恐々謹言、八月廿六日 小野和泉守殿 P.135。
  34. ^ 吉永正春『筑前戦国史』荒平城主小田部氏の最期 p.120~127
  35. ^ 安楽平落城 筑前大友五城
  36. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.103~104
  37. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十二 大鶴小田部戦死之事 P.322
  38. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.89~92
  39. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（一八）筑前高祖 天正九年 九月 P.11
  40. ^ 大友興廃記、戸次軍談の伝える「生の松原合戦」
  41. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十二 筑前国所々合戦之事 P.324~325
  42. ^ 吉永正春『筑前戦国史』血風奈須美の陣 p.137~138
  43. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十二 筑前国所々合戦之事 P.324
  44. ^ 「大友興廃記」巻第十七 宗像合戦之事
  45. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.121
  46. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・五九 戸次道雪・統虎連署感状 前之六日、穗波郡潤野原合戦之刻、最前依被碎手、郎従染甚五兵衛尉被疵之由候、感悅無極候、必以時分可賀之候、恐々謹言、十二月十一日 小野和泉守殿 (小野文書中世59) P.94。
  47. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.104~105
  48. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.126~128
  49. ^ 『豊前覚書』（五）立花御籠城の次第 P.88～89
  50. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（二〇）筑前潤野原 天正九年 十一月六日 P.12
  51. ^ 吉永正春『筑前戦国史』潤野原・石坂・八木山(穂波合戦) p.138~139
  52. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.58~59
  53. ^ 石坂の戦い 八木山峠（福岡県飯塚市）
  54. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十三 穂波合戦之事 P.353~354
  55. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・一六九 御感状控 (4) 戸次道雪・統虎連署感状写 前之十三、於清水原合戦之刻、別而被碎手、石松兵部(貞増)被討捕、高名感悅候、殊到官歴々、或分捕、或被疵、尽粉骨候条、是又銘々遣状候、為存知候、同僕従市丞・喜介・九郎兵衛・甚九郎、高名之段、令存知候、何樣配當砌最前賀之可申候、恐々謹言、十一月廿四日 小野和泉守殿 P.135。
  56. ^ 桑田和明『戦国時代の筑前国宗像氏』P.164~465
  57. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十三 小金原合戦之事 P.351~353
  58. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.117~122
  59. ^ 『筑前國續風土記』 卷之第二十六 古城古戦場 三 鞍手郡 小金原 P.6~18
  60. ^ 『立花遺香』 P.13~15
  61. ^ 『宗像郡誌. 中編 宗像記追考』本書第十六 小金原合戦之事 P.622~626
  62. ^ 小金原の戦い「立花道雪激怒」「宗像氏貞苦悩」
  63. ^ 『豊前覚書』（五）立花御籠城の次第 P.90～92
  64. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（二一）筑前清水原 天正九年 十一月十三日 P.12
  65. ^ 吉永正春『筑前戦国史』小金原の戦い p.155~163
  66. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.59~60、P.63
  67. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）61 立花文書 三四 大友義統軍忠一見状 天正九年十一月十三日、於山東宗像表合戦之砌、戸次伯耆入道道雪家中之衆、或分捕高名、或被疵戦死之着到、令披見訖、P.351~357。
  68. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.122~123
  69. ^ 吉永正春『筑前戦国史』吉原・八並の戦い p.163
  70. ^ 『宗像郡誌. 中編 宗像記追考』本書第十六 小金原合戦之事 P.628~629
  71. ^ 『井樓纂聞 梅岳公遺事』 p.124
  72. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（二二）筑前岩門庄久邊野 天正十年 四月十六日 P.12
  73. ^ 吉永正春『筑前戦国史』岩戸合戦 p.165~167~
  74. ^ 中野等、穴井綾香『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.64
  75. ^ a b c 『旧柳川藩志』第十八章 人物 第十三節 柳川人物小伝（三）小野和泉 863・864頁
  76. ^ a b 『柳川藩叢書』第一集 （九五）略伝小伝（六）小野鎮幸小伝 237・238頁
  77. ^ a b 『長編歴史物語戦国武将シリーズ（1）立花宗茂』百八十 小野和泉の剛勇 P.322頁
  78. ^ 『由布安芸家系図』由布惟信戦功註伝
  79. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十六 立花高橋與波多筑紫挑戰之事 P.423~428
  80. ^ 久留米高良山合戦
  81. ^ 吉永正春『筑前戦国史』道雪、紹運、筑後出陣 p.198~200
  82. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第十八 統虎屠高鳥居城討取星野兄弟拔岩屋城事 P.478~483
  83. ^ 『立花遺香』 P.103~106
  84. ^ 『橘山遺事』 P.182
  85. ^ 『立花遺香』 P.83~84
  86. ^ 『長編歴史物語戦国武将シリーズ（1）立花宗茂』四十 統虎 有動氏を破る P.114~118
  87. ^ 中野等 『立花宗茂』P.55~56
  88. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21小野文書 八二 軍勢注文写 天正十五年五月廿七日肥後國住人隈部筑後守親永、柳川黒御門前にて御成敗之節出合申候御人数之覚 P.99~100頁
    御人数引廻 由布壱岐守惟次
    十時摂津守連貞、十時勘解由惟元、十時傳右衛門惟道、池邊龍右衛門永晟、池邊彦左衛門貞政、安東五郎右衛門範久、安東善右衛門常久、石松安兵衛政之、原尻宮内鎮清、新田掃部助鎮実、内田忠右衛門統続、森下内匠規寬
    十貳人外ニ掛通り 森又右衛門信清
    跡押 小野和泉守鎮幸
  89. ^ 『長編歴史物語戦国武将シリーズ（1）立花宗茂』四十四 黒門の戦い P.126~128頁
  90. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（三四）筑後柳河黑門前 天正十六年五月廿七日 P.18頁
  91. ^ 『柳川の歴史4・近世大名立花家』P.102~105頁。
  92. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・一七〇 御感状写 (3) 立花宗茂感状写 正月二十六日大明日本決勝負一戦之刻、遂粉骨無比類働、分捕高名感悅申候、必逐而可申述候、重畳油断有間敷候、恐々謹言、正月廿九日 小野和泉守殿 P.140。
  93. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・一七〇 御感状写 (4) 立花宗茂感状写 今度牧司追討之砌、分捕高名無比類、令感悅候、可被勵忠貞事肝要候、必逐而一段可賀申候、恐々謹言、五月五日 小野和泉守殿 P.140。
  94. ^ 『柳川藩叢書』第一集 補遺（二七）小野和泉守覚書 139~140頁
  95. ^ 『立花遺香』 P.37
  96. ^ 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21 小野文書・六八 立花尚政(宗茂)感状 今度江上表一戦之刻、依被励粉骨、二ヶ所被被疵候忠儀誠無比類候、殊其方与力・被官・中間数十人、或手負、或戦死之衆、着到銘々令披見、感入候、必取静至和泉守一稜可賀申候、恐々謹言、 十二月二日 小野和泉守殿 P.96。
  97. ^ 『日本戦史・関原役』（第七篇　本戦前後東西各地ノ諸戦 第十七章　柳河）
  98. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第二十二 江上合戦之事 P.595~614
  99. ^ 『筑後将士軍談』 卷之第二十三 柳川久留米山下開城之事 P.615~620
  100. ^ a b 『柳川市史』史料編Ｖ近世文書（前編）21「小野文書」・一六六 「小野和泉・立花吉左衛門・十時源兵衛申分覺」(小野文書312)P.132~133。
  101. ^ 八院の戦い史跡
  102. ^ 『柳河戦死者名譽錄』（三七）筑後江上八院 慶長五年十月廿日 P.22~25
  103. ^ 『立花遺香』 P.163~164

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