「第119回 ABCラジオ上方落語をきく会」
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「上方落語をきく会」の記事における「「第119回 ABCラジオ上方落語をきく会」」の解説
2021年1月30日(土曜日)に国立文楽劇場で開催。前年の公演時点で始まっていた新型コロナウイルスへの感染が日本国内で拡大していることから、ABCラジオでは開催の是非を慎重に検討した末に、「上方落語や『上方落語をきく会』の伝統を絶やしてはならない」という姿勢で開催を決めた。ただし、昼の部・夜の部とも観客席を定員の750席から市松模様風の配置で330席に減らしたほか、観客には入場時の検温・消毒への協力や場内でのマスク着用を求めた。 総合司会の顔触れは前年と同じだが、三代澤は朝日放送グループの定年(60歳)到達によって2021年3月31日付で朝日放送テレビを退職(翌4月1日からフリーアナウンサーへ転身)することが決まっていたため、同局のアナウンサーとしては最後の司会になった。 昼の部では、桂りょうば(2代目桂枝雀の長男)を対象に「しごきの会」(枝雀も前名の桂小米時代に経験していた企画)を3年振りに復活させた。昼の部と夜の部の幕間(15:30 - 17:55)には、国立文楽劇場舞台袖の特設ブースから、桂紗綾の進行・小佐田らの出演で「桂紗綾のハーフタイム笑(ショー)」を生放送。その関係で、桂紗綾は夜の部の後半(19時台)から総合司会に加わった。 夜の部については当初、1日開催時の定例に沿って、終演時間を21:00に設定していた。日本政府が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて2021年1月7日付で発出した新型インフルエンザ等緊急事態宣言の対象地域に13日から大阪府が加わったが、実際には夜の部の終演時間を20:00に繰り上げただけで、昼・夜の部とも演者を変更せずに開催した。ABCラジオで17:55 - 21:00に組んでいた夜の部の中継枠では、放送枠を短縮しない代わりに、20時台に「ハーフタイム笑」延長戦を急遽編成。観客が全員退場したタイミングで、夜の部の本編の演者全員を舞台上に迎えて、リスナーや観客からのメッセージを交えながら三代澤・伊藤・桂紗綾の進行で放送している。
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