「大地震お祝い」横断幕事件
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「全北現代モータース」の記事における「「大地震お祝い」横断幕事件」の解説
2011年9月27日、AFCチャンピオンズリーグ2011準々決勝第2戦、全州ワールドカップ競技場でのセレッソ大阪戦で一部の全北サポーターが、「日本の大地震をお祝います(原文ママ)」と同年3月11日に日本で発生した東日本大震災を用いて日本を誹謗中傷する横断幕を観客席で掲げたため、セレッソ大阪のスタッフが運営側に指摘し前半途中に幕も撤去された。 当時C大阪の藤田信良社長は、「国のことを言われれば、我々としては抗議しなくてはいけない」として試合後、アジアサッカー連盟に抗議文を提出した。これに対して全北側は謝罪を行い、「今回の一件で失意にくれる日本の国民とサッカーファンに深々とお詫びの言葉を述べさせていただくとともに、今後はこのようなことが再発しないように努力していきます」といった謝罪文を公式ウェブサイトに掲載し、横断幕を掲げたサポーターには、10年間のホームスタジアム入場禁止の処分が下された。 これに対して韓国メディアは、「気分の良い勝利だったが、グラウンドの外で問題が発生した」と報じ、韓国のインターネット上の一部に「日本のサポーターも旭日旗を持ち込んだりする」と、本件を擁護する意見があることも報じた(ただしAFCアジアカップ2011における猿真似パフォーマンス騒動の発端とされた旭日旗は、当日の試合会場には存在しなかったことが確認済み)。一部の韓国メディアは、日本のマスメディアが横断幕を掲げた人物にモザイクをかけずに横断幕の写真を掲載したことに対して、「物議を醸す出来事を報じる際には観衆の顔をそのまま露出させてはいけない」「特定人物の人格を毀損することになる」と非難した。一方、中央日報は「全州で見られた言葉は、国籍に関係なく、人間として考えられないほど低劣だった」と、横断幕を掲げた人物を厳しく非難した。
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