《間隙》の正しい読み方
「間隙」の正しい読み方
「間隙」の正しい読み方は「かんげき」である。「ますき」や「かんすき」とは読まない。「間」と「隙」という単体の漢字は知っていても、2つを合わせた単語になると読み方が分かりにくい難読語である。日常会話で使われることが少なく、主に書き言葉として使われることが多い。「間隙」の意味解説
「間隙」には物と物との間の隙間、時間的な隙間・ギャップ、気持ちの隙間・油断、人間関係の隙間・不和、という4つの意味がある。物と物との隙間は視覚的に確認できる空間を指し、時間的な隙間や気持ちの隙間、人間関係の隙間は、視覚的に確認できない抽象的なものの隙間やギャップを指す。なぜ「間隙」と読むのか・理由
「間隙」の「間」は訓読み「あいだ」、音読みで「かん」。「隙」は訓読み「すき」音読み「げき」から構成されている。音読み同士を組み合わせると「かんげき」と読むことができる。「間隙」の類語・用例・例文
「間隙」の類語・物と物との間の隙間という意味
隙目(すきめ)
余地(よち)
空所(くうしょ)
・時間的な隙間という意味
狭間(はざま)
間合い(まあい)
間隔(かんかく)
・気持ちの隙間という意味
油断(ゆだん)
隙(すき)
不注意(ふちゅうい)
・人間関係の隙間という意味
仲違(なかたがい)
不仲(ふなか)
不調和(ふちょうわ)
「間隙」の用例・例文
・物と物との間の隙間という意味
ディフェンスの間隙を突き、華麗なゴールを決めた。
間隙を縫い、やっとの思いで目当てのブースにたどり着いた。
・時間的な隙間という意味
彼が家に到着するまでの間隙を使い、急いで部屋の掃除をした。
飛行機の乗り継ぎまで1時間の間隙があるので、カフェに入り時間を潰した。
・気持ちの隙間という意味
慢心していたせいで仕事中に間隙を突かれ、ポジションを奪われてしまった。
相手のちょっとした間隙を見逃さず、懐に入り込み内部情報を探った。
・人間関係の隙間という意味
10年以上も父親との間隙が埋まらず、実家に帰るたびに気まずい空気になる。
彼女との間隙を修復するために、喜んでくれそうなプレゼントを用意した。
「間隙」の英語用例・例文
・物と物との間の隙間という意味:gap(間隙・隙間)The gap between the lead runner and the rest of the field continued to widen.(陸上競技において先頭の走者と残りの走者の間隙は広がっていった)
・時間的な隙間という意味:interval(間隙・合間)
I have a two-month interval between jobs.(仕事までに2ヶ月の間隙がある)
・気持ちの隙間という意味:inattention(間隙・油断)
Many traffic accidents are the result of driver inattention.(多くの交通事故は運転手の間隙をついて起こる)
・人間関係の隙間という意味:discord(間隙・不和)
The city has long been known as a scene of racial intolerance and discord.(その街は長年人種的な不寛容や間隙があることで知られている)
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