《夜職》の正しい読み方
「夜職」の正しい読み方
「夜職」は、「よるしょく」あるいは「やしょく」と読むことができる。夜職は、一般的な辞書には掲載されないような言葉であるため、読み方に関しても厳密なルールはない。ただ、一般的には「よるしょく」が使用されることが多い。「夜」を訓読み、「職」を音読みにした、湯桶読みと呼ばれる読み方である。しかし、「やしょく」と読むことも決して間違いではない。「夜職」の意味解説
「夜職」とは、風俗業全般を指す言葉である。キャバクラやホストクラブのように客に対して酌を行う仕事から、性産業に至るまで、風俗業であればひと通り夜職と呼ぶことができる。そういった仕事は夜に勤務をすることが多いため、夜職と呼ばれる。そして、勤務時間に関係なく、風俗業全般を指す言葉として定着している。「夜」という漢字が使用されているが、昼に勤務をする場合でも、風俗業であれば夜職と呼ばれる。世の中の仕事の中には、24時間営業の店舗のスタッフや、夜間警備など、夜に勤務をするものもある。そのような仕事は、風俗業ではないため、夜職とは呼ばない。なぜ「よるしょく」「やしょく」と読むのか・理由
「夜職」を「やしょく」と読むのは、一般的な熟語と同様に、音読みで統一した形である。しかし、「やしょく」という音の響きは、「夜食」を連想させることが非常に多い。そのため、夜食との差別化を図るために、あえて湯桶読みの「よるしょく」が使用されやすい。「夜職」の類語・用例・例文
「夜職」は、風俗業の仕事全般を指す言葉として使用される。実際に使用すると、「夜職は給与水準が高い点がひとつの魅力である」「世の中は夜職の求人で溢れ返っている」のような形だ。風俗業の仕事には、固有名詞を口に出すことが躊躇われるものもある。そういった仕事を指すために、「私は今、夜職に携わっている」「彼は副業として、夜職をしているそうだ」のように、代名詞的な使われ方をすることもある。「夜職」の類語としては、「水商売(みずしょうばい)」が挙げられる。仕事の量や収入の額などが、水のように不安定な業種を指す。そして、客の嗜好や人気が原因で、仕事量と収入が増減する仕事である。芸能界や作家、飲食店の経営など、様々なものが対象となり、風俗業も代表的な水商売だ。水商売の中でも風俗業に限定する場合は、「お水」という略称が使用されることもある。その「お水」は、夜職と同義と考えて問題はない。
「夜職」の英語用例・例文
「夜職」を英語で表現する場合、「night entertainment business」あるいは「nightlife business」となる。「night business」だけであれば、ただの夜間営業を指すことになるので注意が必要だ。例文にすると、「His job is a night entertainment business.(彼の仕事は夜職である)」「The reason I work in the nightlife business is to earn a high income.(私が夜職で働くのは、高収入を得るためだ)」という風になる。《夜職》の正しい読み方
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