《お久しぶりです》の敬語
「お久しぶりです」の敬語表現
「お久しぶりです」は、前回会ってから時間が経過している時の挨拶として、よく使われる言い回しです。形容詞の「久しい」に「お」と「です」を加えた丁寧な言葉で、久しぶりに会えて嬉しいという気持ちを表しています。一方で、話し方のトーンによっては、ラフでくだけた印象を与えてしまうことがあるため、立場が同等であったり、親しい間柄で使うのが無難でしょう。ビジネスシーンなどにおける目上の人とのやりとりでは、「お久しぶりです」を「ご無沙汰しております」に言い換えるのが一般的です。「ご無沙汰」の「沙汰」は便りや知らせのことで、長く会えなかったことを丁寧に表す「ご無沙汰」に謙譲語の「おります」を加え、相手を敬うかしこまった敬語表現として用いることができます。「ご無沙汰しております」には、長らく連絡できなかった無礼をお詫びするという意味合いも含まれていることから、敬意と共に謙虚な姿勢を示すこともでき、目上の相手に使う言い回しとして最適です。「お久しぶりです」の敬語での誤用表現・注意事項
「ご無沙汰しております」は、それだけでも十分に丁寧な敬語表現として通用しますが、ビジネスシーンでは、さらに丁寧な表現が求められることもあります。例えば、大切な取引先との挨拶で、「大変ご無沙汰してしまい、申し訳ございませんでした」「ご無沙汰しておりましたが、お会いできるのを楽しみにしておりました」など、具体的な気持ちを表す言葉を付け加えると、好印象を与えることが可能です。ただし、「平素の疎遠をお詫び申しあげます」「久しくご無沙汰を重ねており、誠に恐縮です」といった漢語調の敬語表現は、会話で使う言い回しとしては違和感があるため、儀礼的な手紙やビジネス文書の中でのみ用いるようにしましょう。「お久しぶりです」の敬語での言い換え表現
・お久しぶりでございます・ご無沙汰しています・ご無沙汰しております・すっかりご無沙汰しておりました・大変ご無沙汰しております・大変ご無沙汰いたしております・ご無沙汰しており申し訳ございません・大変長い間ご無沙汰しており、失礼いたしました・ご連絡が滞り、申し訳ありませんでした。・しばらくご連絡ができず、失礼いたしました・久しくご無沙汰いたしまして・久しくご無沙汰しておりましたが、お変わりございませんでしょうか・久しくご無沙汰を重ねており、誠に恐縮です・ご連絡を差し上げず、誠に申し訳ございませんでした・平素の疎遠をお詫び申しあげます・平素はご無沙汰を重ね、誠に申し訳なく存じます・多用に取り紛れ、ご無沙汰を重ねてしまったこと、心よりお詫び申しあげますWeblioに収録されているすべての辞書から《お久しぶりです》の敬語を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 《お久しぶりです》の敬語のページへのリンク