大間木 (さいたま市) 地理

大間木 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:29 UTC 版)

地理

さいたま市緑区中部の主に大宮台地(浦和大宮支台)上に位置する。かつては隣接する大字大牧と複雑に境界が交錯していた[5][6]が、区画整理により町名地番変更が行われ、国道463号より南は東浦和となった。また、その影響で見沼通船堀周辺が大間木の飛び地のようになっている。また、現在も区画整理が進んでおり、2019年平成31年)3月に大字大間木の北部から大間木二丁目・三丁目が成立した[7]。南部では、2020年令和2年)度に大間木一丁目の設置が予定されている[8]。隣接する大字大牧は「おおま」と読み、古くから混同されていた。

河川

地価

住宅地の地価は、2020年令和2年)1月1日公示地価によれば、大字大間木字附島1655番6の地点で17万9000円/m2となっている[9]

歴史

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡三沼(見沼)領に属する大間木村、古くは戦国期より見出せる足立郡のうちの「大まき」(もしくは大間木)であった[10][11]。古くは合野谷村とも称されていたと云われている[12]が、1649年慶安2年)頃までには見出せない。村高は『元禄郷帳』では317、『天保郷帳』では318石余、『旧高旧領取調帳』では570石余であった[11]。村の規模は東西4町余、南北25町余で、化政期の戸数は18軒であった[11]。見沼代用水には河岸場が設けられていた。

存在していた小字

  • 水深[24]・会の谷(会ノ谷)・団扇ヶ谷戸・西ヶ谷戸・宮前・附島・八丁堤・中割・四本竹・浅間下

世帯数と人口

2020年(令和2年)8月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁大字 世帯数 人口
大間木二丁目 402世帯 1,162人
大間木三丁目 487世帯 1,342人
大字大間木 2,691世帯 6,127人
3,580世帯 8,631人

  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月4日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 住居表示実施地区一覧 (PDF)”. さいたま市 (2019年2月26日). 2020年9月1日閲覧。
  5. ^ 『わがまち浦和』91頁。
  6. ^ 『県別ユニオン 埼玉県 シティング道路地図』国際地学協会、1997年7月、14,22頁頁。ISBN 4-7718-2462-2 
  7. ^ a b さいたま市/緑区 大間木水深地区の町名地番変更について”. www.city.saitama.jp. 2020年9月1日閲覧。
  8. ^ さいたま市/【逐次更新】緑区大字大間木地区における町名・町界の変更計画について”. www.city.saitama.jp. 2020年9月1日閲覧。
  9. ^ a b 鑑定評価書” (日本語). www.land.mlit.go.jp. 2020年9月1日閲覧。
  10. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 181頁。
  11. ^ a b c d e f g 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』182頁。
  12. ^ a b 『わがまち浦和』 92頁。
  13. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  14. ^ a b 『わがまち浦和』 巻末付録(頁番号なし)。
  15. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 564頁。
  16. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
  17. ^ a b c d e f g h さいたま市土地区画整理事業一覧表 (PDF) - さいたま市
  18. ^ さいたま市/合併後の住所の移り変わり”. www.city.saitama.jp. 2020年9月1日閲覧。
  19. ^ 緑消防署が平成28年3月16日(水)に移転しました”. さいたま市 (2016年3月16日). 2016年4月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年1月15日閲覧。
  20. ^ 大間木水深地区 新旧地番対照表(区画整理地区内) (PDF) - さいたま市
  21. ^ 大間木水深地区 新旧地番対照表(区画整理地区外) (PDF) - さいたま市
  22. ^ 大間木水深地区 旧新地番対照表(区画整理地区内) (PDF) - さいたま市
  23. ^ 大間木水深地区 旧新地番対照表(区画整理地区外) (PDF) - さいたま市
  24. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1386頁。
  25. ^ さいたま市/さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. www.city.saitama.jp. 2020年9月1日閲覧。
  26. ^ さいたま市立小中学校通学区域一覧 (PDF) - さいたま市
  27. ^ a b 赤山街道 大宮道(緑区大間木 - 川口市赤山)”. さいたま市役所 (2016年3月23日). 2019年1月7日閲覧。
  28. ^ 文化財紹介 大熊家表門(旧浦和宿本陣表門)”. さいたま市役所 (2016年3月13日). 2019年1月7日閲覧。
  29. ^ 旧高野家離座敷”. さいたま市役所 (2018年6月21日). 2019年1月7日閲覧。
  30. ^ せきはら まさひろ. “第14回 : 高野長英がかくまわれた離座敷”. 埼玉県労働組合連合会. 2019年1月7日閲覧。





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