SRX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 06:47 UTC 版)
SRX
- ゲーム関連
- SRXは、ゲームスーパーロボット大戦シリーズに登場する架空の合体ロボット。対怪獣用一撃必殺型パーソナルトルーパーとも。→SRX計画
- スカーレッドライダーゼクスはレッド・エンタテインメントから発売された乙女ゲーム。
- 乗り物の名称
- キャデラック・SRXはゼネラルモーターズが製造するクロスオーバーSUV。
- ヤマハ発動機の製品名。
- バイクの「SRX」→ヤマハ・SR#SRXシリーズ
- スノーモービルの「SRX」→ヤマハ・SRX。
- ヒュンダイ・SRXは現代自動車のトラックをベースとするキャンピングカー。→ヒュンダイ・リベロ(ベース車)
SRX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 23:49 UTC 版)
正式名称は「SUPER ROBOT X-TYPE」で、略称として「SRX」と呼ばれる。 スーパーロボットとリアルロボットの特徴を兼ね備え、1機もしくは分離状態での3機で戦局を変えうる兵器として開発された、究極汎用戦闘一撃必殺型PT。 T-LINKシステム、トロニウム・エンジン、ゾル・オリハルコニウムといった最新のEOTが投入され、既存の機動兵器とは比べ物にならない圧倒的な攻撃力を誇る。しかし投入されたEOTの安定性に問題があり、万が一撃破されてトロニウム・エンジンが暴走した場合には、周囲50kmを消し去るほどの凄まじい大爆発を起こす危険性をはらんでいる(この側面から、自爆兵器としての側面も持つ)。 また、腰が一番脆弱なR-3のためもあってか近接格闘戦は各部の関節パーツに負担が大きいのだが、リュウセイがメインパイロットであるため、激しい動作、攻撃を繰り出す。念動フィールドで合体状態の補助を行っている。『α』などではトロニウム・エンジンの調整や関節パーツの調達に問題が発生したため、数十回しか合体変形が不可能。 戦闘時にはリュウセイが操縦と攻撃、ライがトロニウム・エンジンとR-1およびR-3パイロットのメディカルチェック、アヤがT-LINKシステムと念動フィールドによる合体状態の維持を担当。特にライの仕事は多く、電測補助、ダメージコントロール、セイフティ管理、冷却材供給、パージされ放置されたパーツの位置把握など多岐に渡る。 全身の内訳はR-1が頭部・胸部・背面、R-2の本体が胴体肩関節・装甲および腹部でプラスパーツが腕部、R-3は本体が腰部および大腿部でプラスパーツが脚部となっている。R-1のシールド後部が変形した頭部ゴーグル部分のデザインは、バンプレストのロゴマークがベースとなっている。R-1のシールド前部は胸部に格納され、使用時はZ・O・ソードの柄部分となる。対してR-3のストライク・シールドおよびレーザーキャノンは、合体時の余剰パーツとして合体時の余剰パーツとしてパージされており、SRX形態ではその所在をライが把握・管理している旨が『OG2』で語られているが、具体的な所在は不明。 『OGクロニクル』におけるエキドナの発言によると、制御プログラムには艦長および部隊運用指揮者の認可、ライが持つ特秘コード、アヤの認証が必要という過度に厳重なプロテクトがかけられている。合体時までプロテクトが解除されることはなく、アヤの認証はT-LINKシステムが用いられる搭乗のたびに設定変更が行われるため、外部からの突破は不可能とのこと。 なお、この機体は「X」が示す通り試作型であり、正式採用された暁には「バンプレイオス」の名で呼ばれる予定。『α』シリーズでは本機にこの名称が使われる予定だったが、諸々の事情により見送られ、紆余曲折を経て後継機であるSRXアルタードに与えられることとなった。 バンプレストのロゴマークを模した特徴的なバイザーはラフデザイン時点より存在したもので、デザインを担当したカトキハジメは「バンプレストのロボットだとわかりやすいように」「ロゴマークがロボットの目に似ている」との理由を挙げている。 またバンプレイオスの仮称もカトキハジメが秘密裏にSRXに与えていた正式名称である。 ヴァリアブル・フォーメーション(パターンOOC) 新/α/OG……Rシリーズにのみ設定された戦闘行動パターンの一つであり、SRXが合体する時のフォーメーションの名称。 「ヴァリアブル・フォーメーション」はリュウセイが勝手に考えた名称で、正式名称は「パターンOOC(ONLY ONE CRASH)」である。 これは衝突の危険性を孕んだ機動と合体回数の有限さを皮肉ったもの。OGキョウスケ編においては、アヤの「(OOCだと)縁起が悪い」という一存にライも同調する形で「ヴァリアブル・フォーメーション」が採用された。 武装 テレキネシス・ミサイル R-3パワードのものをそのまま使用可能。SRX時では脚部に搭載。マザー・ミサイルの内部に多数のチャイルド・ミサイルが収納されている。T-LINKシステムによって制御されているため、敵味方を識別して発射・命中させることが出来るMAPWである。 ガウンジェノサイダー BPSSヘッドギアのバイザー部分に念動フィールドを集束させ、ビームとして撃ち出す。念動力により軌道をコントロールできる。『α』以降の作品では命中すると、バンプレストのロゴが表示されるときのジングルが流れる。 ハイフィンガー・ランチャー (Finger Launcher) 指先から発射するビーム。R-2パワードのハイゾルランチャーが腕になっているためそのまま利用している。砲身が指状になっているので、ある程度広い射角を獲得することに成功している。 ザイン・ナックル SRX版T-LINKナックル。ゲームでは『新』と『α』、『第2次OG』で実装。アニメでは『OGIN』第16話にて使用。 ブレード・キック (Blade Kick) 足の甲についたブレードで切り裂くキック。『OGクロニクル』では再合体途中に取り付こうとした敵を迎撃するため、遠隔操作でアヤが使用している。 ドミニオン・ボール (Dominion Ball) トロニウム・エンジンのエネルギーを、念動フィールドで球体状に包んで打ち出す。この念動フィールドは敵をとらえる際にも使用可能で、リュウセイは「念動結界」と呼んでいる。 Z・O・ソード (Supreme Sword) ゾル・オリハルコニウム製の剣。R-1のシールド先端が柄になっており、胸の中に格納されている。柄部分に装填されているゾル・オリハルコニウムを念動フィールドで固定して剣の形にしている。『OG』シリーズでは液体状のゾル・オリハルコニウムに種結晶となる結晶核を投入することで、任意の様々な形に硬化、結晶化させている。リュウセイは「天上天下無敵剣」(てんじょうてんがむてきけん)と名付けているほか、斬りつける際に「天上天下無敵斬り」と叫ぶ。『OGs』の『OG2』シナリオではブリットが提供したモーションデータが使われている。ちなみに、チーム内では「無敵剣」で通じる。また名前こそ同じだが、アストラナガンのそれとは大分形状が違う。 北米版『OG1』ではこの際ローマ字表記で叫ぶが、「Tenjo-Tenge」となっている。 必殺技 H・Z・O・ソード (TK Burst Slash) 正式名ハイ・ゾル・オリハルコニウムソード。Z・O・ソードで斬りつけた際に、刀身を切り離し、念動力により相手の体内に残した刀身を膨張、破裂させ内部から破壊する。リュウセイはこの一連の流れを「天上天下念動爆砕剣」(てんじょうてんがねんどうばくさいけん)と名付けている。 『OGs』ではドミニオンボールで敵を拘束してから使用する。 HTBキャノン (HTB Cannon) 正式名称はハイパー・トロニウム・バスターキャノン。R-GUNパワードとの合体攻撃。リュウセイは「天上天下一撃必殺砲」(てんじょうてんがいちげきひっさつほう)と名づけており、チーム内では「一撃必殺砲」で通じる。R-GUNパワードが変形したHTBキャノンにSRX側のトロニウムエネルギーを加えて発射するSRXの最強武器。OGシリーズではマイの念動力によるものか調整の差によるものか、R-GUNパワードにマイとヴィレッタどちらが乗るかで威力・射程・消費エネルギーが異なる仕様になっている。 『α』ではMAP兵器版の名称は「HTBキャノン」だが、台詞では「天上天下一撃必殺砲」と叫んでいる。 『α ORIGINAL STORY』では、廃棄されたハガネの艦首トロニウム・バスターキャノンモジュールと接続することにより一度限りの「天上天下一撃必殺砲」を披露している。 北米版『OG2』でも「HTB Cannon」と表記され戦闘中もそう呼ばれるが、ミーティングでリュウセイが披露した名前は「Hyper Titanic Blasting Cannon」となっており、名前をあわせた上でリュウセイらしいネーミングセンスとなっている。 SRXフルバースト 『OGクロニクル』で登場したSRXの全射撃武装の一斉砲撃。バンプレイオスの「アルタード・フルバースト」を意識して表現された攻撃。ガウンジェノサイダー、ハイフィンガー・ランチャー、テレキネシス・ミサイル、ドミニオン・ボールに加え、作中ではRシリーズが半壊した状態で合体したためか、R-1とR-2の両腕が収納されていないため、R-1部分がブーステッド・ライフルとR-3の念動収束式レーザーキャノンを、R-2部分がマグナ・ビームライフルとG・リボルヴァーを装備しており、さらにストライク・シールドも用いた一斉砲撃となった。 また、『DW』の24話ラストでガウンジェノサイダー、ハイフィンガー・ランチャー、テレキネシス・ミサイルの一斉砲撃を行いネビーイームに展開していたエアロゲイター軍の大半を撃墜している。 劇中の活躍 新 トロニウム・エンジンの出力と装甲耐久力の問題から、1回の出撃で3分間(3ターン)しか合体出来ないという欠点を持ち、まるでウルトラマンのような設定であるため、リュウセイがネタにしていた。 スーパーロボットスピリッツ L5戦役にてジュデッカと交戦、大破する。この時は合体の制限時間が5分に延びていた。作中の会話から、冷静さを失ってT-LINKシステムを暴走させてしまい、敗北したようである。 スーパーヒーロー作戦 世界観にあわせて、怪獣や凶悪宇宙人との戦闘を想定して開発された「対怪獣用一撃必殺型パーソナルトルーパー」となっている。 本編以前に起こった宇宙人侵略戦争で大きな戦果を挙げたが、トロニウム・エンジンの爆発の危険性が問題視され、公式には解体されたことになっている。実際には、地球防衛軍極東基地の地下に合体した状態のまま隠匿されていた。ゲーム中盤から使用可能となり、合体に関する制限やパイロットへの負担などの要素は特にない。攻撃力は最強クラスだが、RPGというゲームの特性上合体すると手数が減り、また相手からの攻撃が集中するというデメリットがあった。 αシリーズ 『α』では装甲や武器にラ・ギアスの鉱物であるオリハルコニウムが使われているため、メンテナンスが容易ではなく合体回数が限られるという設定で、これにより合体の制限ががターン数ではなく「登場時からエンディングまでの総合体回数が10回以内(強制出撃除く)」という形に変更された(これを告げられた際、リュウセイが「今回は3ターンじゃないのか」と発言している)。 『α』(PS版)の時点では合体攻撃がシステムとして導入されていなかったためか、R-GUNパワード加入後は合体攻撃ではなくR-GUNパワードを含めた四体での合体となり、その際のみHTBキャノンと一撃必殺砲が使用可能というシステムになっている(以後は三体での合体は不可能)。なお合体攻撃が導入されたDC版でもこの仕様は継続された。 『α』のED後にR-1およびR-2が解体されたため、その姿は見られなくなったと思われていたが、異星人の脅威に備え密かに修復されていた。しかし、『第3次α』序盤の戦闘でハザルの乗るヴァイクランに弱点を突かれて大破してしまい、最後にはトロニウムを奪われて爆散した。 OGシリーズ 『OG1』では、主人公をどちらにしても一度は合体した姿を見られる(この時のみ、耐久力の問題で合体の制限時間が3分間(3ターン))が、キョウスケルートの場合、耐久性の問題点が改善されず、再度の合体は不可能となっている。リュウセイルートではラドム博士が提供した新型サーボモーターによって関節強度の問題がクリアされ、合体が正式に解禁。『新』や『α』のような制限時間もなく自由に使用可能となっている。 『OG2』以降は(ルート分岐などでメンバーが欠けていない限りは)制限なく合体が行える。また、「天上天下一撃必殺砲」が合体攻撃となったことで、『α』にあったR-GUNパワードを含めた四体合体もなくなった。「天上天下無敵剣」はGBA版『OG2』ではオミットされたものの、『OGs』にて復活した。 OVAでは瀬戸内海上での戦闘で合体したが、パーツの消耗の結果、しばらく合体できない状態になったが、OVAの流れを汲んでいる『OGs』のシナリオ2.5では特に合体制限は設けられなかった。 OGIN シャドウミラーのいた世界ではキョウスケ(ベーオウルフ)の乗るゲシュペンストMk-IIIによって破壊されている。R-1のパイロットはリュウセイだが、R-2、R-3のパイロットは不明。 こちら側の世界では、展開が変わったためアインストレジセイアに取り込まれそうになるという一幕は無くなり、HTBキャノンはソルグラビリオン戦で初披露された。また、第21話においてアースクレイドルでアーチボルドのグラビリオンとの交戦では、下半身をパージして攻撃を回避する合体ロボットらしい戦術を披露している。
※この「SRX」の解説は、「SRX計画」の解説の一部です。
「SRX」を含む「SRX計画」の記事については、「SRX計画」の概要を参照ください。
- SRXのページへのリンク