昭和第1期
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『仮面ライダーV3』では第1・2話、第33・34話、劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』に登場。ショッカーやゲルショッカーの壊滅で束の間の平和が訪れたことで自らも大学に戻り、研究生としての日々を過ごしていたが、第1話で大学の後輩である風見志郎が命を狙われたことから新たな組織デストロンの存在を察知。風見志郎の家族がデストロンに襲撃されたところに駆けつけ、その場にいた珠純子を間一髪で助け、2人の前でライダー1号に変身する。風見志郎からデストロンへの復讐のために改造人間にしてほしいと頼まれるが、「個人の復讐のために力は貸せない」と断り、純子の証言から判明したデストロンのアジトに2号とともに戦闘員を撃退しつつ潜入する。アジトにおいて、デストロン首領の罠に落ちて命を落としそうになったが、後を付けてきた志郎から身を挺して救われ、自分たちを助けるために瀕死の重傷を負ってしまった彼の命を救うべく、仮面ライダーV3への改造手術を変身した姿のまま行なった。その後、第2話でV3が初陣に勝利した同時期、2号とともに東京をカメバズーカの原子爆弾の爆発から守るために太平洋の彼方に消えた。 だが、オーストラリアに転戦しており、第20・21話で自分たちの声を録音した細胞強化装置を風見志郎に送っている。劇場版や第33・34話で帰国し、V3とともに戦った。これ以降、「普段は世界各地で悪の組織と戦っている」という設定になる。なお、本郷が劇中で変身ポーズを披露するのは『仮面ライダーV3』から38年後の映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』まで大きく間が開くことになり、以降は直接変身を行わないか、変身後の1号ライダーの姿のままの登場が主となる。 『仮面ライダーX』では劇場版『五人ライダー対キングダーク』と第27話に登場した。劇場版ではニューヨークから帰国し、2号、V3、ライダーマンとともに仮面ライダーX=神敬介に加勢した。第27話でも5人ライダー勢ぞろいの中、GOD再生怪人軍団と乱闘を演じた(劇場版からの流用ではなく新撮映像)。その中でXとのライダーダブルキックを披露している。テレビシリーズでは他にも、第5話の回想シーンに登場し、第9話では一文字隼人や風見志郎とともにその存在について言及されている。 『仮面ライダーストロンガー』では第38・39話(最終回)に登場し、素顔での登場は第39話のみ。デルザー軍団の日本総攻撃を察知し、アメリカから帰国。2号とともに伝説とされ、その存在を認識されていなかった。ライダーキックでマシーン大元帥の戦意を削ぎ、ヨロイ騎士と一対一で戦って捕獲するなど、デルザーの改造魔人以上の実力を見せた。大首領戦で先頭に立って戦い、ラストシーンでは主役のストロンガーを差し置いてセンターポジションで走るなど、歴代仮面ライダーのリーダー格とも取れる演出がなされている。革ジャン姿で登場を果たしているが、原点である青年科学者を象徴する背広姿での客演も検討されており、実際にスチール撮影も行われている。 テレビスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』では、一文字隼人、風見志郎、結城丈二(ライダーマン)とともに、遊園地にいた藤兵衛のもとを訪れ、暗黒大将軍や怪人軍団と戦う。藤岡のスケジュールの都合から、敬介や山本大介(仮面ライダーアマゾン)、茂が到着後も、(引き続き一緒にいることになっているが)ライダーに変身するまでその姿が画面に映らなくなっていた。 本郷が素顔で登場するのは『7人の仮面ライダー!!』で一区切りとなり、映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』までは変身した1号の姿で登場することとなる。
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昭和第1期
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『仮面ライダーV3』 第1・2話、第33・34話、劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』に登場。 第1・2話では、デストロンの怪人ハサミジャガーに殺された両親や妹の復讐に燃える風見志郎から改造人間にしてほしいと頼まれるが、改造人間として生きる苦しみを諭して断る。しかし、デストロンのアジトで罠にかかった自分と1号を捨て身で救った志郎の勇気を認め、1号とともに志郎に改造手術を施し、仮面ライダーV3として復活させる。その後、原子爆弾を身に付けたカメバズーカから日本を救うため、1号とともに太平洋上の空で大爆発に巻き込まれて消息不明となり、テレパシーでV3に日本を託す。 第21話で窮地に陥っていたV3に自分と1号の健在をテレパシーで悟らせた後、第33・34話ではアメリカから一時帰国し、V3に協力してデストロン怪人と戦った。また、劇場版では四国で1号やV3とともにデストロン再生怪人軍団と戦った。 『仮面ライダーX』 劇場版『5人ライダー対キングダーク』、第33・34話に登場。 『5人ライダー対キングダーク』ではパリから帰国し、Xライダーや他のライダー(1号、V3、ライダーマン)とともにGODと戦った。 第33・34話に登場した際には変身前の素顔も見せており、第33話では人質にされて高所から落とされた藤兵衛を間一髪で救った。 『仮面ライダーストロンガー』 第38・39話(最終回)で登場。インドから帰国し、1号ライダーとともに第38話から登場してストロンガーを助ける。最強の改造魔人であるマシーン大元帥に1対1で対戦し、当初は互角に戦っていたが、次第に押されてしまう。しかし、1号やストロンガーの支援、囚われていたV3やライダーマンの解放で形勢は逆転する。第38話では変身後の姿のみで、続く第39話では一文字の姿もあるが、変身シーンはない。 『全員集合!7人の仮面ライダー!!』 遊園地の仮面ライダーショーを子どもたちを連れて見にきていた藤兵衛のもとに本郷、志郎、結城丈二とともに現れる。彼らや、遅れて駆け付けた敬介やアマゾン(山本大介)、茂とともに、そのショーに紛れていた再生奇怪人と戦い、黒幕である暗黒大将軍を倒した。
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昭和第1期
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「仮面ライダーシリーズ」の記事における「昭和第1期」の解説
1971年、在阪準キー局・毎日放送から土曜19:30 - 20:00の時間帯での新番組の打診を受けた東映テレビ部長の渡邊亮徳が、石ノ森章太郎を原作に起用し、平山亨と阿部征司を企画に据えて制作し、NET(現:テレビ朝日)系列で放送開始したのがシリーズ第1作『仮面ライダー』である。 しかし、序盤の怪奇ムードや大人びた雰囲気は児童層からの受けが悪く、視聴率が伸び悩んだ上に主人公・本郷猛役の藤岡弘が収録中の事故で大怪我を負い、しばらく休業を余儀なくされてしまう。1クール終了を待たずして早くも番組存続の危機に陥った制作側は、「本郷はヨーロッパに転戦した」という設定にして仮面ライダー2号=一文字隼人を登場させる。同時に変身ポーズの導入や相棒・滝和也の定着、ライダーガールズの採用などの新機軸を盛り込み、明るい雰囲気のヒーロー番組に作り変えた。この狙いは大当たりで、視聴率は20%を超えるようになり、視聴者の間で変身ブームを巻き起こした。傷の癒えた藤岡が復帰したことでダブルライダーが実現すると視聴率は30%を突破し、新作劇場映画も制作された。 だが、自らが起こした変身ブームが引き金となって同種番組が増えると、『仮面ライダー』は他作品との差別化を必要とするようになった。番組強化案として仮面ライダー3号の登場が決定し、検討の末に新シリーズ『仮面ライダーV3』が制作された。初回放送の視聴率は関西で32%というシリーズ最高記録を達成し、仮面ライダー人気は絶頂期を迎えた。しかし、第1クールこそ好調だった視聴率は次第に低下し始め、制作者は序盤の特徴である「V3二十六の秘密」のフェイドアウトや敵組織幹部の頻繁な交代などの対策に講じた。中でも結城丈二=ライダーマンの登場は終盤のドラマを盛り上げ、視聴率の回復に繋がった。 1974年頃になると変身ブームに蔭りが見え、『マジンガーZ』が火付け役となった「ロボットアニメブーム」が台頭してきた。こうした状況の中、制作者たちは番組の内容を一新することに決め、これまでにないメカニカルな魅力を備えた『仮面ライダーX』を制作。重厚なドラマや当時の日本人になじみの薄いギリシア神話やローマ神話をモチーフした怪人が仇となって視聴率が低下し、巨大幹部キングダークの登場やXライダーの強化といった要素の投入による路線変更が行われた。 スマートで流麗だった『X』の不振を受け、次作『仮面ライダーアマゾン』はその対極を目指して野獣性に満ちた異形のヒーローを登場させた。ところが、毎日放送が1975年4月に実施されたネットチェンジによってNET系列からTBS系列に改編されることになり、それに伴って新シリーズの制作を要求された『アマゾン』は全24話という短さで幕を下ろすことになった。なお、この空いたNET土曜19:30 - 20:00にて開始したのが、「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』である。 放送時間はそのままに、放送ネットをTBS系列に移動して放映された『仮面ライダーストロンガー』は単純明快にして明朗快活さを追求したが、視聴率の低下は止めようもなく、ついに毎日放送側はシリーズ終了の判断を下した。終盤では7人の仮面ライダー全員が集結し、最終話である第39話の予告では「仮面ライダーストロンガー最終回」ではなく「仮面ライダー最終回」と銘打たれ、4年9か月にわたって続いた仮面ライダーシリーズはいったんグランドフィナーレを迎えた。
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