南朝とは? わかりやすく解説

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なん‐ちょう〔‐テウ〕【南朝】

読み方:なんちょう

[一]中国南北朝時代江南拠って建国した漢民族王朝420年建国の宋に始まり、斉・・陳の四王朝が、589年隋の統一まで続いた三国の呉と東晋加えて六朝(りくちょう)ともいう。

[二]日本で、延元元=建武3年(1336)に後醍醐天皇大和(やまと)の吉野移ってから、後村上長慶後亀山天皇続いた大覚寺統朝廷吉野朝。→南北朝時代


南朝

読み方:ナンチョウ(nanchou)

南北朝時代大覚寺統朝廷

別名 吉野朝


南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 13:15 UTC 版)

南朝(なんちょう)は、漢字文化圏諸国の南北朝時代における南側の朝廷およびそれを戴く政権であり、下記のいずれかを指す。




「南朝」の続きの解説一覧

南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 16:07 UTC 版)

五銖銭」の記事における「南朝」の解説

東晋では沈郎五銖銭称される小型五銖銭発行された、しかし粗悪な鋳造であり、呉や北朝銅銭流通する状態であった南朝宋成立するそれまで五銖銭より大型四銖銭発行し経済の建て直しを図るが、不足や貨幣需要増大により短期間小型銅銭鋳造が行われ、この貨幣改革失敗している。 南朝斉では再び小型の斉五銖銭発行している。 南朝梁では五銖銭発行を行うが、不足により532年より材料にした五銖銭鋳造開始する。しかし鉄銭導入によって貨幣発行量一挙に増大国内経済混乱招いている。 陳でも562年より五銖銭発行し経済安定化を図る。そして579年には五銖銭10価値を持つ太貨六銖の発行開始されたが、民間では五銖銭等価取引されたため短期間廃止されている。

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 15:34 UTC 版)

中国の経済史」の記事における「南朝」の解説

東晋は、江南における西晋復活という面をもつ王朝だった。江南豪族成長華北動乱による流民大量流入、それにともなう開墾によって東晋経済成長した長江下流では微高地中心として灌漑施設建設され農地開かれ並行して低地沼沢地干拓始まり華北からの流民労働力として動員された。東晋時代は、西晋八王の乱永嘉の乱滅び華北失ったため、大勢漢人亡命してきた(衣冠南渡)。一方で当時華北にあたる淮河北部にも大市が百余りあったと伝えられる。しかしこれ以降華南発展し始め経済政治・文化中心形成され、南に遷り始めた江南では開拓が進むとともに大土地所有も増えた荘園には農地の他に、山林果樹園養魚池などもそろい、山川の産物鳥獣魚介類建築材燃料などの資源恵まれていた。王侯貴族はそれらの産物加工販売するために屯、伝、邸、冶などの名で呼ばれる施設建設した水稲の他に麦が導入され穀物種類増え、麻と麻布養蚕と織絹による繊維業増加して布帛重要になっていった新たな産業としては陶器生産があり、六朝青瓷として知られる原料高陵土木材恵まれた山地で壺、瓶、碗などが大量に生産された。

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:24 UTC 版)

中国の書道史」の記事における「南朝」の解説

南朝(420年 - 589年書人筆跡書論)宋(劉宋)(420年 - 479年) 斉(南斉)(479年 - 502年502年 - 557年) 陳(557年 - 589年東晋貴族の間に絶大な崇敬集めていた二王の書は、引き続き南朝の各王朝でも愛好され、たえず座右法書置いて学書された。宋朝では王羲之よりも王献之貴ばれ羊欣、薄紹之、孔琳之蕭思話謝霊運などは王献之学んだといわれている。斉、では二王ともに流行し王導の孫の王珣第3子、王曇首その子、王僧虔などが特に書名が高い(王氏#王導参照)。陳では王羲之の7世の孫、智永がでて王羲之書法復興につとめ、後代大きな影響与えた。しかし、のちの唐代は南朝よりもむしろ北朝伝統受け継いだ見るべきであり、概して南朝は書のあまり振わなかった時代といえ、有力な書家もほとんどいない。

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 07:49 UTC 版)

外王内帝」の記事における「南朝」の解説

南朝時代には、懐良親王倭寇取り締まり条件明朝から冊封を受け、「良懐」の名で日本国王称号受けている。国内では生涯通して征西大将軍として南朝の一翼担い続け日本国王天皇の号を称することはなかった。

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 15:00 UTC 版)

道教の歴史」の記事における「南朝」の解説

南朝では、天師道神仙思想・上清経霊宝経といったさまざまな道教流れ統一し中国固有の文化としての道教守り仏教対抗しようとする動き現れた。その一人陸修静で、彼は南朝宋歴代皇帝から尊敬集め明帝請われ建康建てられた崇虎観に入った。彼は上清経霊宝経三皇文を入手し真偽乱れていた道教経典整理校正し戒律や符籙を鑑定し、これらの文献群を「三洞」に整理したこうした陸修静作業成果は『三洞経書目録』として現代伝わり南朝宋末期にこの「三洞」に「四輔」が加わり道教教理基本出来上がった。この経典体系成立が、道教儒教・仏教と並ぶ三教のひとつに並ばせる端緒となった加えて、彼は天師道以来教団規律正し組織立て直す方法説いた『陸先生道門科略』を著したまた、道教戒律道士規律違反した場合懲罰)と斎醮儀規(神仙祭祀方法)を整備し完成形示した。ここで築かれ道教教団形式隋唐次代引き継がれ大きな影響力持った陸修静孫弟子陶弘景は、上清派の経典である『真誥』を整理したほか、天文・暦法・数学・地理・医学・薬学・錬丹といった各方面著作残した。ほか、上清派の内修養生の方術説いた『登真隠訣』や、魏晋流伝した道教経典総括し人体精神修養論について説いた『養性延命録』といった著作残している。陶弘景神仙世界整然とした秩序のもとに体系づけた点にも功績があり、『真霊位業図』を書いて7層からなる鬼神世界を示すとともに元始天尊道教最高神として位置付けた。陶弘景によって上清派の学問集大成され、後に王遠知・潘師正・司馬承禎李含光といった道士輩出した

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 14:50 UTC 版)

中国帝王一覧」の記事における「南朝」の解説

国号代数廟号諡号在位年在位年数宋 1 高祖 武帝 劉裕 420年 - 422年 少帝 劉義符 422年 - 424年 太祖 文帝 劉義隆 424年 - 453年 世祖 孝武帝 劉駿 453年 - 464年 前廃帝 劉子業 464年 - 465年 太宗 明帝 劉彧 465年 - 472年 後廃帝蒼梧王 劉昱 472年 - 476年 順帝 劉準 476年 - 479年太祖 高帝 蕭道成 479年 - 482年 世祖 武帝 蕭賾 482年 - 493年 廃帝鬱林王 蕭昭業 493年 - 494年 廃帝海陵王 蕭昭文 494年 高祖 明帝 蕭鸞 494年 - 498年 廃帝東昏侯 蕭宝巻 498年 - 501年 和帝 蕭宝融 501年 - 502年 高祖 武帝 蕭衍 502年 - 549年 太宗 簡文帝 蕭綱 549年 - 551年 廃帝豫章王 蕭棟 551年 世祖 孝元蕭繹 552年 - 554年 孝敬帝 蕭方智 554年 - 557年侯景 551年 - 552年 後梁 中宗 宣帝 蕭詧 554年 - 562年 世祖 明帝 蕭巋 562年 - 585年 後主 蕭琮 585年 - 587年高祖 武帝 陳霸先 557年 - 559年 世祖 文帝 陳蒨 559年 - 566年 廃帝臨海王 陳伯宗 566年 - 568年 高宗 宣帝 陳頊 568年 - 582年 後主 陳叔宝 582年 - 589年劉裕は、419年 - 420年東晋の「宋王」だった。 劉劭は、453年皇帝称した晋安劉子勛は、466年皇帝称した。 斉蕭道成は、479年に宋の「斉王」だった。 文恵太子は、蕭昭業によって、世宗文帝追号された。 蕭衍は、502年、斉の「梁王」だった。 昭明太子は、簡文帝によって、高宗昭明帝と追号された。 臨賀蕭正徳は、548年 - 549年皇帝称していた。 551年 - 552年帝位侯景奪われていた。 武陵蕭紀は、552年 - 553年皇帝称していた。 貞陽侯蕭淵明は、555年は、帝位についていた。この間敬帝皇太子だった。 永嘉蕭荘は、557年 - 560年帝位についていた。 後梁554年 - 555年蕭詧皇帝ではなく主を称していた。 555年から、宣帝蕭詧皇帝称した。 陳陳霸先は、557年の陳王だった。 陳道譚は、文帝によって、始興烈王追号された。

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南朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 14:04 UTC 版)

王皇后」の記事における「南朝」の解説

王憲嫄 - 南朝宋孝武帝皇后王貞風 - 南朝宋明帝皇后王宝明 - 南朝斉の蕭昭業廃帝鬱林王)の母。 王韶明 - 南朝斉の蕭昭文廃帝海陵王)の皇后王蕣華 - 南朝斉の和帝皇后王霊賓 - 南朝梁簡文帝皇太子時代の妃。皇后追贈された。 王皇后 (敬帝)(中国語版) - 南朝梁敬帝皇后王皇后 (陳) - 南朝陳の廃帝臨海王皇后

※この「南朝」の解説は、「王皇后」の解説の一部です。
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