作品ごとの扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 07:03 UTC 版)
ファイナルファンタジーII(乗り物) カシュオーン城の南の森にのみ生息しており、草むらの中から見つけだして捕まえると乗り回すことができる。一度降りると森に帰ってしまう。 ゲーム中では僅かなヒントしか登場せず、生息場所も見つけづらい、一種の隠れキャラクター的な扱いであった。 本作のオリジナル版に登場するチョコボの体毛色は白。リメイク版では後のタイトルに準じて黄色になっている。 ファイナルファンタジーIII(乗り物・預かり屋・召喚獣) 『II』と異なり、チョコボの森は世界各地に点在する。チョコボを飼う農家など、人との関わりも見られる。 預かり屋として活用できる「でぶチョコボ(ニンテンドーDS版では「デブチョコボ」)」が初登場。 以降の作品でチョコボ関連アイテムに付随する「ギサール」という単語は、この『III』に登場する村「ギサール」が元になっており、そこが原産の「ギサールの野菜」がチョコボの大好物である。 初登場の召喚魔法においては、一番初歩的な召喚獣と位置づけられた。 ファイナルファンタジーIV(乗り物・召喚獣・預かり屋〈DS版以外〉・ミニゲーム〈DS版のみ〉・コレクション〈DS版のみ〉) 基本的に『III』の設定を引き継ぐが、白チョコボと黒チョコボのバリエーションが登場。特に黒チョコボの存在は、「乗れれば便利」なものから「乗らなくては目的地に行けない」ものへとチョコボの役割を進化させた。 預かり屋としてのデブチョコボ(でぶチョコボ)が登場したのは本作が最後となる(DS版を除く)。以降の作品では全アイテムを手元に持てるようになったためである。 ニンテンドーDS版では以降作品と同様に全アイテムを手元に持てるようになったため預かり屋が廃止され、デブチョコボには代わりに召喚獣「ポーチカ」を成長させるミニゲームや、モンスター図鑑やムービーの閲覧などのコレクション要素を展開する役割を与えられている。 ファイナルファンタジーV(乗り物・召喚獣) 主人公のパートナーとして、名前の付いたチョコボが初登場する。つがいになって卵を産むなど、より感情移入できる存在となった。 召喚魔法として取り引きされているものの、それ以外のチョコボが非常に珍しい世界である。上記のつがいの他には野生の黒チョコボが一体しか確認できない。 ただし、黒チョコボは絶滅種と見られているが、通常のチョコボを珍しがるキャラクターは存在しない。 演出面ではチョコボにキャラクターが乗った状態のグラフィックが初めて表示されるようになった。 「雌は人に乗られるのを嫌がる」という設定が存在する。 ファイナルファンタジーVI(乗り物・召喚獣?) チョコボの森の代わりに、チョコボ屋が各町に存在し、フィールドに隠れた場所にも存在する。有料でレンタルできる。『IV』以前のように乗り捨てである。 チョコボにキャラクターが乗った状態で初めて操作できるようになった。 野生のチョコボが見られない世界であり、乗用の黄色チョコボ以外のバリエーションも存在しない。兵士が軍馬のように乗りこなす描写があるが、プレイヤーはチョコボを戦闘に使うことはできない。 召喚獣としてのチョコボはいないが、セッツァーの特殊コマンド「スロット」でチョコボの絵柄をあわせると「チョコボラッシュ」が発動し、敵の数に応じたチョコボが攻撃を行う。 ファイナルファンタジーVII(モンスター・乗り物・召喚獣・ミニゲーム) 特定のマテリアを装着すると、特定の地域でのバトルの際にランダムでチョコボが登場する。さらに条件を満たせばそのチョコボを捕獲しチョコボ牧場に預け、交配させたりしていく。交配によって特殊なチョコボを誕生させると、後にいけなかった場所へもいけることがある。なおシナリオがある程度まで進むと、飛空艇にチョコボを乗せることが可能になる。 捕獲したばかりのチョコボは乗り捨て可能だが、牧場に預けたチョコボは乗り捨てではない。 ゴールドソーサーのミニゲームによると、75 - 85km出るとのこと(個体差あり)。 ファイナルファンタジーVIII(乗り物・召喚獣・ミニゲーム) 世界に6箇所あるチョコボの森(場所によって名称が異なる)でのミニゲームをクリアすることで、乗れるようになる(クリアできない場合は有料)。ただし、一度クリアしても再び訪れればまたミニゲームをしなくてはならない。また、各森には親愛の証というものがあり、それを探し出せればミニゲームをしなくても森に入った時点でチョコボが待機していてくれる。また、計6個の親愛の証を入手するとチョコボの聖域と呼ばれる場所にてイベントが起こる。乗り捨て可能。 また、初めてチョコボに乗れるようになった時にPocketStation用ゲーム『おでかけチョコボRPG』がダウンロード可能となる。 ファイナルファンタジーIX(乗り物・ミニゲーム) リンドブルムの近くにある森の中でのイベントを経た後、チョコボ掘りや各所のイベントなどを経て育てていく仕組み。育てることで海に入ったり山に登ったりできるようになる。最終的にはデブチョコボが登場する島に到達することが目標。 乗り捨てではない。 ファイナルファンタジーX(乗り物・ミニゲーム) ミヘン街道の移動などで登場。有料である。最初は乗れないが、チョコボを襲撃する敵を倒すと乗れるようになる。 作中では、プレイヤー以外にもシン討伐隊などが使用しているのが度々登場する。 その他、ミニゲームなどでの出番が多い。 ファイナルファンタジーX-2(乗り物・ミニゲーム・モンスター) バトルの際にランダムで登場するチョコボを捕獲可能。そして飼育し各地へ派遣することが可能となる。 ファイナルファンタジーXI(乗り物・ミニゲーム) チョコボの有料レンタルサービスを行うチョコボ厩舎が三国(サンドリア王国、バストゥーク共和国、ウィンダス連邦)とジュノ大公国、アルザビに置かれている。また、カザム、ノーグ、ラバオにも出張チョコボ貸し出し所がある他、テレポイントなどのワープ先付近にも出張所として「チョコガール」が派遣されており冒険者の移動を助けている。乗鳥料金は乗鳥時のプレイヤーレベルとそのエリアのその時間におけるチョコボ利用率に応じて価格が変わる仕組みになっている。 プレイ開始時は乗れないが、レベル20になると発生するクエストをこなすと「チョコボ乗り免許証」を取得でき、レベル20以上のキャラクターであればいつでもチョコボのレンタルを利用できるようになる。三国では特別に、免許証を持っていればレベル15から、また、チョコボ試乗券を使えば免許証の有無やレベルに関係なく騎乗することができる。ただし、どちらの場合も騎乗時間が制限され、前者は通常の半分の15分、後者は3分程度となっている。 野生のチョコボは現存していないが、適応環境、体の大きさにより区別される様々な種が存在している。 乗っている時にギサールの野菜を消費することにより、チョコボに地面を掘らせてアイテムを得ることができる。 通常の騎乗時間は30分であるが、特殊な装備品を装着することで騎乗時間が延長される。 乗り捨てであり、騎乗時間が尽きるか、一度降りるとチョコボは帰ってしまう。 なお黒魔法デジョンのように三国のチョコボ厩舎の前に移動するエンチャント効果のある装備があり、イベントの景品として配布された。 また、2006年8月22日に行われたバージョンアップでチョコボ育成が導入された。 ゲーム内で入手したチョコボの卵を三国のチョコボ調教師に預けることでチョコボを育てられるようになる。プレイヤーは、餌を与えたり、育成計画の設定、お世話をすることでチョコボの能力を伸ばすことができる。成長するにしたがってプレイヤーが選択できるお世話や育成計画が多くなっていく。 育成は現実世界の1日単位で進行し、卵は預けてから4日目で孵化してヒナとなり、餌を与えたり、プレイヤーがチョコボに名前をつけることができるようになる。 19日目でコチョコボとなり、チョコボの色がわかるようになる。 29日目で成鳥となり、チョコボに騎乗できるエリアでチョコボホイッスルを使用することで、育てたチョコボを呼び出して乗ることや、プレイヤーが育てたチョコボ同士を掛け合わせて親の能力を引き継いだチョコボの卵を得たりできる。育成をやめて引退させたりチョコボレースへの参加が可能となるのもこの時期からである。 129日目のときに育てているチョコボとの別れがある。今までの思い出などのフラッシュ映像として流れる。これにはチョコボブリーダーとしての(立場の)性格上ということである。 2007年3月29日に行われたバージョンアップでチョコボレースが実装された。育成中であるか引退した、成鳥以上のチョコボをチョコボレースセンターに登録することで自分のチョコボをレースに参加させられるようになる。チョコボにはレース専用のアイテムを1つ持たせられる他、用意された3種類のうち1つの作戦を騎手に指示できる。レースの対戦相手はNPCのみであり、騎手もまたNPCである。したがってプレイヤーが介入できるのはチョコボの育成、アイテムの指定と作戦の指定のみである。また、拡張ディスク『アトルガンの秘宝』が導入されていることが必須となっている。 ファイナルファンタジーXII(乗り物) 有料であり、各町の中にチョコボ屋が設置されている。野生のものを捕獲したチョコボにギサールの野菜を渡すとタダで乗れる。 チョコボでしか行けない道などがあり、そこへ行かなければ物語が進まないということがある。 なお騎乗には制限時間があり、約3分ほどしか乗れない代わりにスピードをアップさせることが可能。スピードアップ時は目が光る。 ファイナルファンタジーXIII(乗り物) 「コクーン産」と「グラン=パルス産」で見た目が異なっており、コクーン産のチョコボは従来のチョコボのフォルムを踏襲しているが、グラン=パルス産のチョコボは耳のように垂れ下がった2本の長い羽根が特徴。また、「人間の言葉を理解できるほどの高い知能を持つ」「帰巣本能が高い」「性別を見分けるのは専門家でさえ困難」といった生態が明かされている。 グラン=パルスのアルカキルティ平原に生息しているチョコボには騎乗できる。乗った状態で敵にぶつかると画面左下の羽が一つ減り、三つ減った時点で振り落とされ、強制的に解除となる。なお、羽は自然回復する。チョコボに乗っている間だけ、宝を掘ることができ、ジャンプも乗っていない時より跳べる場所が増える。 このほかに、メインキャラクターの一人・サッズのペットとして雛チョコボが登場する。 ファイナルファンタジーXIII-2(乗り物・モンスター・召喚獣・ミニゲーム) 乗り物としてのチョコボは各地に生息しており、ギザールの野菜を渡すことで乗ることができる。地域によっては赤い「暴れチョコボ」になっており、一定時間ごとにギザールの野菜を消費していき、乗っている間のBGMも激しいものになる。 モンスターとしてのチョコボは黄、白、黒、青、赤、緑、紫の7種類が登場。捕獲に成功すると仲間として召喚したりチョコボレースに出場させることができるようになる。 ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII(乗り物) ウィルダネス地方を中心に分布している。ほとんどの個体は体毛が黄色である。 通常はチョコボには騎乗できないが、ストーリーを進めると「ヴァルハラの天使」と呼ばれる体毛がほぼ白の個体が登場し、このチョコボにのみ騎乗できるようになる。 ファイナルファンタジーXIV 「馬鳥」と呼ばれている。 各町にチョコボ馬留(馬鳥馬留)が設置され、そこに繋留されている。オープンβ時点で乗用することはできなかった。 オープンβ時点において「馬鳥の羽根」というアイテムが存在する(説明には「チョコボの尾の羽根」と表示される)。 ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア(乗り物・NPC) 「マイチョコボ」を入手して以降、都市やダンジョンを除いたフィールドで呼び出し乗ることができる。 消費アイテム「ギザールの野菜」を使用することでプレイヤーのバディ(相棒)としてバトルに参加する他、スキルツリーによる成長や見た目のカスタマイズが可能。 主な生産地はイシュガルドであり、一般的なラウンシー種だけでなく、ルガディン族の騎乗にも堪えられる大型のデストリア種や、ララフェル族用に品種改良されたベラフディアン・ジェニット種などが存在する。 他にも「グランチョコボ」と呼ばれる、チョコボの森などに生息する野生種は牧場生まれのチョコボより体格に優れ、運搬能力が高く2人乗りが可能。 ファイナルファンタジーXV(乗り物・ミニゲーム) チャプター3以降、ダスカ地方にある「チョコボポスト」で特定のクエストをクリアすることで、各地にある「チョコボレンタル機」が使用可能になる。レンタルは1日50ギル、1回あたり最長7日間レンタルでき、レンタル期間中は「チョコボを呼ぶ」で笛を吹けばフィールド上のどこでも呼び出せる。フィールドの多くの場所を徒歩よりも速く移動できるほか、湖の水面を進むこともできる。また、キャンプ時もチョコボと一緒に食事をとる描写に変わる。 「チョコボポスト」にいるチョコボには餌を与えて一定時間ステータスをアップさせることも可能。ギサールの野菜、ミメットの野菜、レイゲンの野菜、クリーエの野菜、シルキスの野菜から選べる。 「チョコボポスト」にいるカミラに話しかけると名前変更、チョコボの色変更(パーティーメンバーそれぞれのチョコボも色変更可能)、チョコボ用のデコレーションアイテムであるチョコボメダル変更ができる。 本作ではチョコボに乗って一定の距離を移動することでチョコボのレベルが最大10まで上がる。 レベル1:初期状態。 レベル2:「お助けチョコボ」バトル中、チョコボが気分次第で助けに来る。 レベル2:「チョコダッシュ」運次第でバトルから逃走できるようになる(失敗する場合もある)。 レベル3:「ステータスアップ」スタミナ最大値が+10、ダッシュ速度が×1.2倍にあがる。 レベル4:「チョコキック」バトルでチョコボがエネミーに強烈なキックを繰り出す。 レベル5:「ステータスアップ」チョコボのスタミナとダッシュ速度がアップする。スタミナ最大値+10、ダッシュ速度×1.1倍。 レベル6:「チョコサージ」HP回復速度×2倍、精神+80の1分間アップのステータス効果を気分次第でパーティーに付与する。 レベル7:「ステータスアップ」スタミナ最大値+10、ジャンプ力×1.6倍にあがる。 レベル8:「チョコラッシュ」バトル中にチョコボが強烈な連続攻撃を行う。 レベル9:「ステータスアップ」スタミナ最大値+10、スタミナ回復速度×2倍にあがる。 レベル10:「チョコボ de リンク」バトル中にチョコボとバックアタックリンクできるようになる。 ファイナルファンタジータクティクス(モンスター) モンスターとして登場。「チョコボ」「黒チョコボ」「赤チョコボ」の三種が登場。アビリティが優秀なモンスターで、序盤はチョコボすら強敵である。特に赤チョコボは「チョコメテオ」という凶悪なアビリティがあり、さらに複数で登場することが多い。 なお、仲間にチョコボがいる状態で人間ユニットと共に出撃させると、チョコボに乗ることができる(moveなどの修正を受けるが、騎乗しているチョコボのアビリティは使用できなくなる)。 ファイナルファンタジータクティクスA2(モンスター) モンスターとして登場。「チョコボ」「緑チョコボ」「茶チョコボ」「白チョコボ」「赤チョコボ」「黒チョコボ」の6種が登場し、それぞれ特有のアビリティを持つ。また、チョコボ士というジョブが存在し弱ったチョコボに乗ることができ、そのチョコボのアビリティを使用可能になる。チョコボから降りると逃げてしまう。 ファイナルファンタジー レコードキーパー(召喚獣・キャラクター) 召喚獣として「チョコボ」「デブチョコボ」が登場。 オリジナルストーリーに「ヒメチョコボ」という本作初出の種類のチョコボが登場。 ゲーム中に入手できるギザールの野菜をアイテムに交換できる「デブチョコボの交換所」が常時設置されている。 ディシディアファイナルファンタジー(召喚獣) それ以外にもプレイヤーのゲームプラン時に通常、黒、デブの3バージョン、ある条件を満たした時のプレイヤーアイコンに登場。他にもインストール時とそのセーブデータアイコン時に『FFV』のオープニングバージョンのバッツと共に登場している。 ファイナルファンタジー エクスプローラーズ(モンスター) モンスターとして登場するが、稀にドロップするチョコボの魂石をモンスター研究所に持っていくと仲間モンスターとして使役できる。 ワールド オブ ファイナルファンタジー(モンスター) モンスター(作中ではミラージュと呼ばれる)として登場。ジェム化することで使役できる。 聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜 メノス村の北の森で、卵から孵化した所に居合わせたヒーローを親と思い、一緒についてくることとなる(このイベントは見なくても後の展開に支障はない)。屋内や雪原には入れず、基本的にはヒーローと別れた場所で待機している。後にジュリアスによってガラスの砂漠に落とされたヒーローを命を掛けて救い、下半身が不自由になるがボンボヤジの手によって「チョコボット」として改造され、水の上を渡る能力を得る。また、アマンダやヒロインを守れず、自暴自棄になりかけたヒーローを精神的にも救った影の立役者でもある。エンディング映像では別の個体と出会いヒーローから離れて行くと見られる描写がある。 トバル2 隠しキャラクターとして登場。特定の条件を満たすとチョコボ、ブラックチョコボが使用可能となる。 ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(NPC・ゲストキャラクター) コラボレーションイベント「FFXI DQX FFXIV アニバーサリー」にて『FFXI』からのゲストとしてシャントットと共に登場。風の町アズランに滞在し元気をなくしていたが、ギサールの野菜を食べさせることによって元気になり、シャントットから報酬をもらえた。またチョコボを模した装備品やハウジングの家具を入手することもできた。 New みんなのGOLF ファイナルファンタジー30周年記念コラボで、カートとして登場。
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