二歩
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二歩(にふ)とは、自分の歩兵が配置されている筋に、持ち駒の歩兵を打つ手のこと。将棋の禁じ手の一つである。
注釈
出典
- ^ 谷川浩司『将棋新理論』(河出書房新社)、1999年6月、ISBN 9784309721835、p.9
- ^ a b 「将棋、500手で引き分けに 日本将棋連盟が規定改定」『朝日新聞東京夕刊』、2019年10月7日、4面。
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- ^ “郷田王将「二歩」で反則負け JTプロ公式戦”. 毎日新聞. 2016年9月4日閲覧。
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- ^ “銀河戦 | 将棋 | 囲碁・将棋チャンネル”. www.igoshogi.net. 2019年3月16日閲覧。
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- ^ “本人は「ごめんなさいっ!」仲間は「あー!」と絶叫 まさかの二歩で大騒ぎ/将棋・女流ABEMAトーナメント”. ABEMA TIMES (2021年11月2日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ マイナビ出版 将棋情報局編集部
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- ^ “まさかの二歩に敵も味方も本人も「あっ!」超早指しだから起こるハプニングに解説棋士・先輩女流も「こういうこともある」「大丈夫」/将棋・女流ABEMAトーナメント”. ABEMA TIMES (2023年3月13日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ 第31期本戦トーナメント Hブロック 5回戦
- ^ 初形に「二歩」がある作品(詰将棋マニアックス)
二歩
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「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の記事における「二歩」の解説
第54回1回戦(2004年度、2004年6月20日放送)豊川孝弘六段 対 田村康介五段 - 豊川六段の二歩(反則負け) 第55回1回戦(2005年度放送) 松尾歩五段 対 先崎学八段 - 松尾五段の二歩(反則負け) 第64回準決勝(2014年度、2015年3月8日放送)橋本崇載八段 対 行方尚史八段 - 橋本八段の二歩(反則負け) 駒が取れない テレビスタジオのライトの熱により、駒に塗られたワックスが時間とともに溶けてしまい、盤に貼り付いてしまうという、テレビ棋戦ならではのトラブルも発生した。それに遭遇した森安秀光は、秒読みに追われる中、次の指し手を大声で発し、切れ負けをしのいだ。 対局予定者の休場時の扱い 第34回(1984年度)で、前回優勝者の大山康晴NHK杯が急病で休場となり、穴埋めとして谷川浩司名人と米長邦雄王将の特別対局が行われた。この勝負は米長の勝利に終わる。ところがこの対局がエキシビションではなく「公式戦」の扱いとなってしまったため、本戦トーナメントで青野照市八段に敗れた谷川は、名人がNHK杯において1年で2敗を喫すると言う珍記録を作ってしまった。 第42回(1992年度)の年度途中で大山康晴十五世名人が死去し、2回戦で大山との対戦予定が組まれていた島朗七段戦は、島の不戦勝扱いとなった。また、第58回(2008年度)では中原誠十六世名人が急病で休場し、2回戦第16局で対戦予定が組まれていた阿久津主税六段戦は、阿久津の不戦勝扱いとなった。 「ノータイム指し」糸谷哲郎の活躍 第59回の準決勝・渡辺明竜王対糸谷哲郎五段では、糸谷が得意の超早指しに渡辺も超早指しで対抗した結果、糸谷が勝利。感想戦の放送も早く終了し、久々に臨時の番組が後ろに挿入された(NHK杯将棋名局選)。 第60回の準決勝(2011年3月20日放送分)において、糸谷が丸山忠久九段に39手で勝利した。これは、本戦での最短手数記録[信頼性要検証]。このときも前述の渡辺竜王との対戦時同様時間が余ったが、臨時の番組が挿入されることなく番組終了まで感想戦が放送された。 第69回(2019年度)は、1回戦で「マッハ指し」と称されている超早指しの田村康介七段と対戦。両者共超早指しで応戦した結果、対局開始から30分足らずの91手で糸谷が勝利。感想戦は対局時間より長い50分間も放送終了まで行われた。 高齢棋士・遅咲き棋士・引退直前の棋士の健闘 第33回(1983年度)は、65歳の花村元司九段が予選を勝ち抜き本戦出場。1回戦で中村修五段を破り、2回戦は60歳大山康晴十五世名人との「還暦超え対決」となった。結果は106手で後手大山の勝ち。大山はそのまま3回戦以降も勝ち抜いて「還暦優勝」を果たし、1985年に現役のまま死去した花村にとっては最後のNHK杯本戦出場となった。 第42回(1992年度)では丸田祐三九段が73歳で予選を突破し、本戦1回戦で森安秀光九段に勝利した。 第43回(1993年度)では加藤一二三九段が54歳で12年ぶりに優勝、当時の最長間隔優勝記録であった(現在の最長間隔優勝記録は13年で、森内俊之が第51回(2001年度)・第64回(2014年度)、山崎隆之が第54回(2004年度)・第67回(2017年度)で達成)。なお最高齢優勝は大山康晴の61歳。 第52回(2002年度)は、共に62歳で優勝経験者の内藤國雄九段(予選通過者)と加藤一二三九段(順位戦A級シード)が、2回戦で「還暦超え対決」となり、内藤が勝利している。 第60回(2010年度)は、順位戦C級2組からの陥落により引退が決まっていた有吉道夫九段が74歳で予選を突破。本戦出場の最年長記録を更新した。1回戦で高橋道雄九段に敗れたため、前記した丸田祐三の持つ最年長勝利記録は更新できなかった。この件がきっかけとなり、日本将棋連盟の引退日の規定が「引退が決まった年度末(3月31日)」から「引退が決まった年度に勝ち残っていた棋戦の最終対局日。ただし、テレビ棋戦の場合は、対局の放映日」に変更された。 第68回(2018年度)では、40歳代にして本戦初出場を決めた2人がいずれも本戦1回戦勝利以上の活躍を見せた。安用寺孝功六段は、1999年のプロ入り以来予選敗退が続いていたが、プロ19年目にして本戦初出場を決め、本戦1回戦(放送当時43歳)でも、前年度朝日杯将棋オープン戦優勝の実績を持つ八代弥六段に勝利、2回戦へ進出した(広瀬章人八段に敗れた)。 更には、戦後最年長プロデビューの今泉健司四段も本戦初出場を決め、本戦1回戦(放送当時45歳)で藤井聡太七段との対戦となり、「当時の戦後最年長プロデビューの今泉四段 vs 戦後最年少プロデビューの藤井七段の初対局」として、当年度の注目対局となった。その結果、今泉が藤井に勝利し、こちらも本戦初出場にして難敵を倒しての2回戦進出となった。さらに今泉は2回戦で深浦康市を破って3回戦に進出した(久保利明王将に破れた)。 最後の決勝 第47回(1997年度)の決勝では、最終盤で村山聖八段にミスが出て羽生に逆転負けをする。準優勝のインタビューでは、村山らしく笑顔で「優勝したはずだったんですが」とおどけてみせた。村山は病気のため明くる4月から全ての棋戦を休場し、復帰を果たせないまま8月に死去する。 ファッション・パフォーマンス 橋本崇載四段が第54回(2004年度)の本戦に出場し、対松尾歩五段戦では金髪、パンチパーマ、紫のシャツというファッションで対局した。また、第57回(2007年度)での対阿部隆八段戦でのカメラを意識した目線は話題を呼んだ。 吉田正和四段は本戦初出場となった第60回(2010年度)の第1回戦(屋敷伸之九段戦)に剃髪をして登場した。 第62回(2012年度)1回戦第3局(2012年4月22日放送)では佐藤紳哉六段がカツラをつけて登場し、豊島将之六段との対局前インタビューで、格闘技やプロレスの煽りのような受け答えをして話題となった。その(放送日基準で)半年後の2回戦第12局(10月28日放送)では、橋本崇載八段が羽生善治NHK杯との対局前インタビューで佐藤の発言を引用してパフォーマンスを真似た。佐藤の「煽り発言」は以降も多く引用され、対象となった豊島自身も、解説を務めた第63回(2013年度)準々決勝第4局(2014年2月23日放送・屋敷伸之九段対大石直嗣六段)で、対局する両者を評するために引用した。 喫煙 かつては喫煙しながらの対局もあり、第31回(1981年度)の決勝戦では伊藤果五段が煙草を片手に投了した。 解説者がトイレに 第36回(1986年度)準決勝・第2局(1987年3月15日放送)、淡路仁茂八段と森雞二九段の対戦。解説者は晩年の升田幸三実力制第4代名人が務めたが、途中でトイレに行き解説者一時不在となった。その間司会の永井が1人で間をつないだ。 4人とも2年連続ベスト4→決勝戦が2年連続同一カード 第60回(2010年度)では、前回(第59回)ベスト4によってシードされた棋士がまたも準決勝に進出し、2年連続で全く同じ顔ぶれとなった(羽生善治・渡辺明・丸山忠久・糸谷哲郎)。さらに、決勝戦も2年連続で同一カードとなった(羽生対糸谷)。この様な例は史上初。 2回連続千日手 第61回(2011年度)の1回戦第10局、佐藤康光九段対永瀬拓矢四段の対局は、NHK杯戦史上初の2回連続千日手となった。再指し直し局で永瀬が佐藤を破った。 羽生世代の決勝進出 第45回(1995年度)~第64回(2014年度)の20年間、毎年必ず羽生世代の誰かが決勝に進出していた。第65回(2015年度)は、羽生善治名人が初戦である2回戦敗退など波乱が多く、準々決勝で藤井猛九段・郷田真隆王将が敗れたことで、決勝はおろか準決勝進出者もいなくなり、記録が途切れた。 第66回(2016年度)以降は再び、羽生世代の棋士が少なくとも1人勝ち残る状態が続いている。第66回(2016年度)では佐藤康光九段が優勝し、第67回(2017年度)では郷田真隆九段が準決勝まで勝ち残った(同年度優勝の山崎隆之に敗れた)。 第68回(2018年度)の準々決勝では第1局で森内俊之九段が三枚堂達也六段に、第2局で丸山忠久九段が久保利明王将に、第3局で羽生善治九段が豊島将之二冠に、第4局で郷田真隆九段が広瀬章人竜王に、それぞれ勝利し、第51回(2001年度)以来17年ぶりにベスト4全員が羽生世代となった。 同姓対決 第66回(2016年度)では準決勝に進出した4人中3人が佐藤姓となり、佐藤康光九段が佐藤天彦名人・佐藤和俊六段を連破して優勝。 「将棋フォーカス」MC対決 第67回(2017年度)の1回戦第16局(2017年7月16日放送)、山崎隆之八段対中村太地六段の対局は、同年度、両者とも「将棋フォーカス」で伊藤かりん(当時乃木坂46)とともにMCを交替で担当しており、MC対決となった。両者ともに2017年当時のNHK杯では珍しい和服姿での対局となった。対局者の両者が和服というのは、2008年3月放送の決勝戦(佐藤康光二冠対鈴木大介八段)以来、およそ10年ぶりの出来事とされた。また、この対局の舞台裏は翌週(2017年7月23日)の「将棋フォーカス」でも特集された。結果は山崎隆之八段が勝利した。なお山崎はそのまま勝ち進んで、13年ぶりの優勝も手にした。 本戦に「初段」が登場し「九段」と対局 第68回(2018年度)では、女流枠として加藤桃子女王が出場していたが、前述の本戦1回戦勝利後(トーナメント中)に「女王」を失冠した。そのため2018年5月27日放送にて、「初段」(奨励会の段位)と呼称された。「奨励会員かつ女流棋士ではない」女流枠からの出場者であるために起こった現象である。なお、同放送における対局相手は森内俊之九段だったため、奨励会初段が最高段位の九段(それも、十八世名人資格者)と対局するという、二重の珍事が発生した(結果は森内の勝ち)。 優勝カップの台座 優勝カップ(トロフィー)の台座には回数・年度と歴代優勝者の氏名が刻まれる。台座に氏名を刻むスペースが無くなると下に新たな台座が継ぎ足され、2019年現在は三段目まで増やされている。このためカップは非常に重くなっている。
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二歩
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2015年3月8日放送の、第64回NHK杯テレビ将棋トーナメントの準決勝第2局(対局者は行方尚史八段)にて、トップ棋士の対局としては異例の二歩の反則負けをした。このニュースによって将棋ファン以外にも「二歩の人」として話題になり、橋本は「猛反省しています。めちゃめちゃ恥ずかしい」「最近の座右の銘は『一歩千金 二歩厳禁』なんです」と語っている。2015年8月16日放送の、第65回NHK杯テレビ将棋トーナメントの2回戦第2局(対局者は澤田真吾六段)のインタビューでも、「二歩」をあらためて関係者と将棋ファンに謝罪した。
※この「二歩」の解説は、「橋本崇載」の解説の一部です。
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二歩(にふ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
反則のひとつで、同じ筋に自分の歩があると、持ち駒の歩を打つことができない。
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