グラマーとは? わかりやすく解説

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grammer

別表記:グラマー

「grammer」の意味・「grammer」とは

「grammer」は英語で、日本語に訳すと「文法」となる。英語を学ぶ際には欠かせない要素であり、文章正しく理解し適切に表現するためのルールを指す。例えば、英語では主語動詞一致が必要であるというのが一つ文法ルールである。また、過去形現在形といった時制使い分け文法一部である。

「grammer」の発音・読み方

「grammer」の発音は、IPA表記では /ˈɡræmər/ となる。IPAカタカナ読みでは「グラマー」となり、日本人発音するカタカナ英語では「グラマー」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「grammer」の定義を英語で解説

「grammer」は、"the whole system and structure of a language or of languages in general, usually taken as consisting of syntax and morphology (including inflections) and sometimes also phonology and semantics."と定義される。つまり、一般的には構文形態論活用形を含む)、時には音韻論意味論を含む言語全体システム構造を指す。

「grammer」の類語

「grammer」の類語としては、「syntax」、「linguistics」、「morphology」などがある。「syntax」は構文を、「linguistics」は言語学を、「morphology」は形態論それぞれ指す。

「grammer」に関連する用語・表現

「grammer」に関連する用語としては、「tense」、「conjugation」、「part of speech」などがある。「tense」は時制を、「conjugation」は動詞の活用を、「part of speech」は品詞それぞれ指す。

「grammer」の例文

以下に、「grammer」を用いた例文10個示す。 1. English grammar is not easy to master.(英語の文法習得するのは容易ではない) 2. The grammar book is on the desk.(文法書の上にある) 3. She is studying grammar for her English test.(彼女は英語のテストのために文法勉強している) 4. I need to improve my grammar.(私は文法改善する必要がある) 5. The teacher explained the grammar point clearly.(先生文法ポイント明確に説明した) 6. This grammar rule is difficult to understand.(この文法ルール理解するのが難しい) 7. He made a grammar mistake in his essay.(彼はエッセイ文法間違いをした) 8. The grammar of this sentence is correct.(この文の文法正しい) 9. Understanding grammar is essential for learning a language.(文法理解することは言語を学ぶ上で不可欠である) 10. She is a grammar expert.(彼女は文法専門家である)

grammar

別表記:グラマー

「grammar」とは、文法文法書意味する英語表現である。

「grammar」の基本的な意味

「grammar」とは、主に「文法」「文法書」「語法」「用法」「文法学」「文典」などを意味する英語表現品詞名詞であり、複数形は「grammars」になる。文法文法学語法などの抽象的な事柄不可算名詞文法書などの具体的な事物可算名詞として扱う。派生語形容詞grammatical文法上の)」、名詞「grammarian(文法学者)」がある。

「grammar」の語源

「grammar」の語源は、古フランス語の「gramaire(文法学習)」、フランス語の「grammaire(呪文、もじり)」、ラテン語の「grammatica(文法文献学)」である。ラテン語としての語源は、ギリシャ語の「grammatike(文字芸術)」、「grammatikos(文字学習精通している)」、「gramma(文字)」。語根は「gram書いたもの)」である。語源が同じ単語には、「anagramアナグラム、字遊び)」「telegram電報)」「hologramホログラム立体写真)」がある。

「grammar」の発音・読み方

「grammar」の発音記号アメリカ英語で「ɡræm.ɚ」、イギリス英語で「ɡræm.ər」であり、前半「-ra-」にアクセント置かれるカタカナ表記する場合アメリカ英語で「グラァマァ」、イギリス英語で「グラァマ」のような音になる。

grammar(参考書)とは

英文法参考書多数発売されており、ケンブリッジ大学出版の「Grammar in Use」もその一つである。「English Grammar in Use」は英語で書かれ英文法参考書で、イギリス英語またはアメリカ英語初級中級レベル別に版が分かれており、音声交えながら文法詳細に学ぶことができる。

「grammar」を含む英熟語・英語表現

「grammar check」とは


「grammar check」とは、「文法チェック」を意味する英語表現次のように用いられる。「There are plenty of tools supported by the software like spelling and grammar check, different fonts, styles, tables, speech recognition.(スペルチェック文法チェックさまざまなフォントスタイル、表、音声認識など、ソフトウェアサポートするツールは豊富である)」

「grammar school」とは


grammar school」とは、英国グラマースクール進学準備をする中等学校)または米国小学校意味する表現である。次のような文章用いられる。「Today, "grammar school" refers to one of the remaining fully selective state-funded schools in England and the remaining in Northern Ireland.(今日、"グラマースクール"とは、イングランドに残る完全選択制の国営学校一種と、北アイルランドに残る学校を指す)」

「grammar」と「syntax」の違い

「grammar(文法)」と「syntax構文)」は、どちらも文章規則関わる似た意味の単語である。「grammar」は文の中での単語の形に関わり、「syntax」は単語順番関わるという違いがある。例えば「He are good at cooking.」ではなく、「He is good at cooking.(彼は料理得意だ)」であるというルールが「grammar(文法)」である。また、「He is at good cooking.」ではなく、「He is good at cooking.」であるというルールが「syntax構文)」である。

「grammar」の使い方・例文

文法特性という言い方では、「Considering the characteristics of Chinese grammar in words segmentation, it is necessary to divide words accurately Chinese words, so that the subsequent entity recognition and disambiguation can be carried.(中国語文法特性考慮し単語正確に分割することで、その後固有表現認識曖昧性解消を行うことができる)」のように用いられる

文法という意味で、次のような表現がある。「The materials and designs used in the first language research cannot be applied to second language research in terms of the difficulty in vocabulary, grammar, and text length.(語彙文法文章長さなどの難易度において、第一言語研究使用した教材デザイン第二言語研究適用することができない)」「As mentioned previously, always double check your cover letter and resume for spelling and grammar mistakes.(前述したように、カバーレター履歴書にスペルミスや文法間違いがないか、常にダブルチェックしなさい)」

文法書という言い方で、「He translated many works from Spanish to English, and compiled a grammar and dictionary for the Quichua language of Peru.(スペイン語から英語への翻訳多くペルーのキチュア語の文法辞書編纂した)」「Not a grammar book, but containing moral lessons in three languages, as well as charming woodcuts.(文法書というよりも、3つの言語による道徳的教訓と、魅力的な木版画含まれている)」のように使用される

機械学習に関する文章で、以下のような表現がある。「The proposed method can naturally deal with training data that includes incomplete annotations as a partially supervised grammar induction problem.(提案手法は、不完全なアノテーションを含む学習データに対しても、部分教師あり文法誘導問題として自然に対処することができる)」

グラマー【grammar】

読み方:ぐらまー

文法文法書文典

[補説] もとはギリシャ語で、書く術の意。


グラマー【glamour】

読み方:ぐらまー

【一】形動女性からだつきが、豊満魅力的なさま。「—な女優

【二】[名]グラマーガール」の略。


グラマー

名前 Grammer

グラマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/05 23:47 UTC 版)

グラマーは、女性の容姿に関する魅力を表す言葉である。グラマー・ガールまたはグラマラスの略語とされる[1]。英語のglamor, glamourは「魅力、人を惑わす美しさ、若い女性の性的魅力」などを表す名詞であるが[2]、日本ではもっぱら形容動詞語幹として使用される[3]

1950年代後半に生まれた[4]和製英語[5]で、1957年には「肉感的なお色気のある女性」のほかに太った女性もグラマーと呼ばれた[6]。この年に発行された週刊誌が、代表的なグラマー・ガールとして伊東絹子浜村美智子京マチ子中田康子の4人を挙げている[6]

現在ではカタカナ英語のグラマーは「豊満で性的魅力のある[1]」女性に対して使われる。英語のglamourは、カタカナ英語のグラマーと比較すると具体的容姿を限定していない。また、容姿だけでなく生活も華やかな女性を指す[7]。日本語と英語で意味にずれがあるのは、この場合に限って言えば男性によるものだ、と佐々木瑞枝は述べる[4]。なお、日本語の「グラマーな」に対応する英語は"be well-built, have a voluptuos built, have a sexy(luscious) body"である[8]

「グラマー」という言葉は、建築デザインの分野でも使われる。何も手を施さなければ平凡な建物の外見をより映えたものにするためにグラマーなモチーフを用いるといった具合である。

その他

glamourを「魅惑的な美しさ、魅力」とする用法は、1840年に用例がある。スコットランド語のglamer(grammerの異化)に由来する[9]

参考文献

  • 小松奎文(編著) 『いろの辞典』文芸社、2000年7月3日。ISBN 4-8355-0045-8 
  • 寺澤芳雄 編 『英語語源辞典』研究社、1997年。ISBN 4-7674-3103-4 
  • 加藤廸男 編「一九五七年(昭和三二)」 『20世紀のことばの年表』東京堂出版、2001年11月5日。ISBN 4-490-10567-3 
  • 佐々木瑞枝 『日本語ジェンダー辞典』東京堂出版、2009年10月20日。ISBN 978-4-490-10754-8 
  • 米川明彦 『日本俗語大辞典』東京堂出版、2003年11月10日、541頁。ISBN 4-490-10638-6 
  • 中島文雄 編 『岩波 英和大辞典』岩波書店、1971年1月25日。 
  • Martin Colick, David P. Dutcher, 田辺宗一, 金子稔 編 『新和英中辞典』研究社、2002年。ISBN 4-7674-2058-X 
  • 米川明彦 『俗語百科事典』朝倉書店、2021年7月1日。ISBN 978-4-254-51068-3 

脚注

  1. ^ a b 小松 2000, p. 249.
  2. ^ 中島 1971, p. 727.
  3. ^ 日本国語大辞典 第二版 編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 『日本国語大辞典 第二版』 第四巻、小学館、2001年2月20日、1053頁。ISBN 4-09-521004-4 
  4. ^ a b 佐々木 2009, p. 177-178.
  5. ^ 米川 2021, p. 243.
  6. ^ a b 加藤 2001, p. 134.
  7. ^ 坂田俊策 『NHKカタカナ英語うそ・ほんと』日本放送出版協会、1988年5月20日、65頁。ISBN 4-14-018006-4 
  8. ^ 新和英中辞典 2002, p. 519.
  9. ^ 寺澤 1997, p. 574.

グラマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/04 00:06 UTC 版)

赤の女神」の記事における「グラマー」の解説

『月の息子第一霊感』。ルナー帝国帝都グラマーの守護女神

※この「グラマー」の解説は、「赤の女神」の解説の一部です。
「グラマー」を含む「赤の女神」の記事については、「赤の女神」の概要を参照ください。

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