荒木由美子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 07:05 UTC 版)
あらき ゆみこ 荒木 由美子 | |
---|---|
別名義 | 由美ちゃん |
生年月日 | 1960年1月25日(64歳) |
出生地 | 佐賀県 神埼郡神埼町 |
国籍 | 日本 |
身長 | 153cm |
血液型 | B型 |
ジャンル | タレント |
活動期間 | 1976年 - |
配偶者 | 湯原昌幸 |
主な作品 | |
『燃えろアタック』 |
来歴・人物
佐賀県神埼郡神埼町(現・神埼市)出身。16歳まで地元で育ち[1]、神埼中学校時代はバスケットボールの選手だった[2]。1976年(昭和51年)、『第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン』にて、小川順子の「過ち」を歌い審査員特別賞を受賞(グランプリは榊原郁恵)。
翌1977年6月10日、キャニオンレコード(現・ポニーキャニオン)からアイドル歌手としてデビューした。デビュー曲は『渚でクロス』(オリコン最高56位、4.4万枚のセールスを記録)。同年デビューの女性歌手で、当時「フレッシュ3人娘」と呼ばれた榊原郁恵・清水由貴子・高田みづえらと共に、各音楽賞の新人賞を獲得した。他の同期デビュー歌手では大場久美子、香坂みゆき、狩人、川崎麻世、清水健太郎、太川陽介などがいる。
その後女優・タレント業に転じる。特に、1979年より放送された自身主演ドラマ『燃えろアタック』(テレビ朝日系列)で人気を博す。(2013年に傑作選Vol.1~Vol.3として、全71話のうち36話がDVD化)のちに中国でも『燃えろアタック』が『排球女将』というドラマ名で放送され、視聴率80%以上を記録する大ヒットとなった。1979年、年鑑女性アイドルのマルベル堂でのブロマイド売り上げ、第5位を記録した。
1983年に歌手・タレントで13歳年上の湯原昌幸と結婚、芸能界を一時引退(なお主婦業専念時も、夫の湯原と共に洗剤のテレビCMなどに出演していた)。しかし、結婚後わずか2週間で倒れた義母を20年に渡って介護する。その後、自身の介護体験を基に「覚悟の介護」を出版。これを機に2004年から芸能活動に復帰。湯原とは今昔変わらぬ夫婦仲のよさで知られ、旅番組など夫婦でのテレビ番組やCMでも多数共演している。
2007年5月30日、夫の湯原とのデュエット曲『千年の旅人』(湯原のミニアルバム『途中駅~Never Ending Life~』の収録曲)を発表、27年ぶりに歌手活動を再開させた。また同年6月10日、『いつみても波瀾万丈』(日本テレビ)にも湯原と共演。認知症と診断された義母の20年にわたる壮絶な介護生活など、湯原と共に終始涙ながらに想い出を語った。近年、こうした経験を基にした講演活動も精力的に行っている。
2017年12月6日、ソロとして37年ぶりの新曲『私はブランコ』をリリース。同曲はNHK『みんなのうた』の2017年12月~2018年1月期の新曲に選出された。12月7日には、報道関係者向けに新曲を披露。12月17日には、NHKラジオ第一放送の『日曜バラエティー』に初出演し、新曲『私はブランコ』とカップリング曲『ありがとうはエンドレス』をスタジオ観覧者及びラジオリスナー向けて披露し、ソロとしての歌手活動を本格的に再開した。
2018年1月18日には、『私はブランコ』を作曲した小原孝とともに、ソロとしての歌手活動再開後、初めてのライブ&トークショーを開催する。
2021年10月、佐賀県の有田焼とコラボしたティーセット6点を、中国の上海高島屋で販売することが決定した。
2023年6月10日のデビュー記念日に合わせ、Twitter、Instagram、Facebookを開設。[3]
2024年4月よりテレビ東京「なないろ日和!」の金曜日MCに香坂みゆきと共に就任。[4]
九州佐賀国際空港ブランドアンバサダーに2024年3月に就任した。佐賀と上海の直通便が春秋航空で運行されており、現在でも中国で相当な人気を誇ることでの任命となった。[5]
出演
テレビドラマ
- おはなちゃん繁昌記 第2話「旗本借金男」(1978年、テレビ朝日)
- 燃えろアタック(1979年 - 1980年、テレビ朝日)- 中国でも「排球女将」という題名で大ヒット、有名人となる。
- 噂の刑事トミーとマツ(TBS / 大映テレビ)
- 第34話「海だ、水着だ、ギャル一杯」(1980年)
- 第50話「トミマツもん絶! 花嫁が消えた」(1980年) - 美沙子
- 銀河テレビ小説 / 太郎の青春(1980年、NHK) - 三吉杏子
- ただいま放課後(1980年、フジテレビ) - 松本悠子
- 俺んちものがたり!(1980年、TBS) - 深雪
- 大江戸捜査網 (12ch・三船プロ)
- 第475話「花吹雪炎に舞う一番纒」(1981年) - おしん
- 第511話「訴状を託された娘」(1981年) - おあき(おつる、二役)
- 裸の大将放浪記「悪いことをすると虫になるので」(1981年、関西テレビ / フジテレビ) - 姫子
- 玉ねぎむいたら…(1981年、TBS) - 竹田和美
- 春まっしぐら!(1981年、TBS) - 和枝
- 秘密のデカちゃん 第12話「憧れの新婚旅行 そうは問屋が…!」(1981年、TBS / 大映テレビ) - 池田けいこ
- 水戸黄門 第12部 第6話「助さんそっくり千両役者 -郡上八幡-」(1981年10月5日、TBS / C.A.L) - おとせ
- 火曜サスペンス劇場 / 球形の荒野(1981年、日本テレビ / 三船プロ) - 筒井の娘
- 水曜劇場 / 先生は一年生(1981年 - 1982年、日本テレビ) - 井原今日子
- 土曜ワイド劇場 / 京都殺人案内(6)(1982年、朝日放送製作) - 音川洋子
- 遠山の金さん 第1シリーズ 第7話「治した患者を殺す医者!」(1982年、テレビ朝日 / 東映)
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊 第14話「なにわ娘の恋十手」(1982年、テレビ朝日 / 東映) - お葉
- おまかせください オレの女房どの(1982年 - 1983年、フジテレビ) - 有田美智子
- 時代劇スペシャル / 紫頭巾・京洛の大粛清(1982年、フジテレビ) - お民
- 大奥 第14話「京より天女が舞い降りた」~第16話「断崖に立つ女」 (1983年、関西テレビ / フジテレビ) - 矢島局の娘、将軍・家綱の乳兄妹お島
- 月曜ワイド劇場 / 女が会社に居すわる時(1983年、朝日放送)
- 暴れん坊将軍II 第17話「花嫁学校 討入り前夜!」(1983年、テレビ朝日) - ちさ
- 小公女セイラ 第5話「二人だけの修学旅行の夜」(2009年11月14日、TBS) - カイトの母
歌番組
- レッツゴーヤング(NHK)
- ヤンヤン歌うスタジオ(テレビ東京)
- 夜のヒットスタジオ(フジテレビ)
- 紅白歌のベストテン(日本テレビ)
バラエティ番組
- なないろ日和!(テレビ東京) -金曜日レギュラーMC (2024年4月-)
- 正解のないクイズ(1979年、フジテレビ) - 高島忠夫と司会を担当。現在夫の湯原昌幸は、当番組のレギュラーパネリスト。
- ザ・テレビ演芸(1981年10月-1983年9月、テレビ朝日)-横山やすしと司会
- スパイスTV どーも☆キニナル!(フジテレビ)
- 駆け込みドクター!運命を変える健康診断(TBSテレビ)
- 爆報! THE フライデー(TBSテレビ)
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- 主治医が見つかる診療所(テレビ東京)
- 静岡発そこ知り(静岡放送) - 夫婦揃って出演
- ニッポンど真ん中!(JNN系列中部5局) - 夫婦揃って出演
- 虎ノ門市場(テレビ東京)
- クイズ!脳ベルSHOW(BSフジ)
教養番組
- 福祉ネットワーク(NHK教育)
- 難問解決!ご近所の底力(NHK総合) - 堀尾正明と共演
- リハビリ・介護を生きる(NHK教育)
映画
- 幻の湖 (1982年)
- 海辺の映画館-キネマの玉手箱 (2020年)
テレビCM
- 花王
- メリットシャンプー
- ファミリーフレッシュ(結婚後)
- ニュービーズ
- トイレクイックル(夫と共演)
- セイコーウオッチ ジョイフル
- 上島珈琲 UCCコーヒー
- 王子ネピア ネピアテンダー
- 日本香堂 「春の彼岸2012」「かたりべ カーネーション」(夫と共演)
インフォマーシャル
- サントリーウエルネス ローヤルゼリー+セサミンE
受賞歴
注釈
出典
- ^ ““ポスト百恵”デビュー、結婚引退も復帰…荒木由美子故郷佐賀と上海つなぐ”. 日刊スポーツ (2022年1月25日). 2022年1月25日閲覧。
- ^ 明星(集英社)1979年5月号 p.211「TVあらかると」燃えろアタックの記事。
- ^ 小谷野俊哉. “荒木由美子、SNS開設で77年のデビュー曲「渚でクロス」渋谷駅スクランブル交差点で口ずさむ - 音楽 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年6月12日閲覧。
- ^ 小谷野俊哉. “荒木由美子、テレ東系「なないろ日和!」金曜MC就任 デビュー同期の香坂みゆきとコンビに感動 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年6月26日閲覧。
- ^ “「中国と日本の架け橋に」 佐賀空港アンバサダーに荒木由美子さん 神埼市出身、現地で高い人気 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース”. 佐賀新聞 (2024年6月26日). 2024年6月26日閲覧。
- 1 荒木由美子とは
- 2 荒木由美子の概要
- 3 ディスコグラフィ
- 4 著書
固有名詞の分類
- 荒木由美子のページへのリンク