柏戸剛 主な成績

柏戸剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 13:52 UTC 版)

主な成績

通算成績

  • 通算成績:715勝295敗140休 勝率.708
  • 幕内成績:599勝240敗140休 勝率.714
  • 大関成績:81勝24敗 勝率.771
  • 横綱成績:407勝147敗140休 勝率.735
  • 現役在位:84場所
  • 幕内在位:66場所
  • 横綱在位:47場所
  • 大関在位:7場所
  • 三役在位:5場所(関脇3場所、小結2場所)
  • 年間最多勝1966年(71勝19敗)、1967年(70勝20敗・大鵬と勝ち星が同数)
  • 連続6場所勝利:73勝(1966年9月場所~1967年7月場所)
  • 通算幕内連続勝ち越し記録:21場所(1959年7月場所 - 1962年11月場所)
  • 幕内連続2桁勝利記録:16場所(歴代7位、1960年5月場所 - 1962年11月場所)
  • 幕内12勝以上連続勝利記録:3場所(1966年5月場所 - 1966年9月場所)

各段優勝

  • 幕内最高優勝:5回 (全勝1回、同点1回)(1961年1月場所、1963年9月場所、1965年9月場所、1966年1月場所、1967年7月場所)
  • 十両優勝:1回(1958年3月場所)
  • 幕下優勝:1回(1956年5月場所)

三賞・金星

  • 三賞:8回
    • 殊勲賞:2回(1960年3月場所、1960年7月場所)
    • 敢闘賞:2回(1959年3月場所、1959年9月場所)
    • 技能賞:4回(1959年3月場所、1960年1月場所、1960年5月場所、1960年7月場所)
  • 雷電賞:1回(1959年3月場所)
  • 金星:なし

場所別成績

柏戸剛
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1954年
(昭和29年)
x x x x 東番付外
3–3 
x
1955年
(昭和30年)
東序ノ口12枚目
6–2 
東序二段37枚目
6–2 
西三段目84枚目
5–3 
x 東三段目62枚目
3–5 
x
1956年
(昭和31年)
東三段目66枚目
7–1 
西三段目20枚目
6–2 
西幕下69枚目
優勝
8–0
x 西幕下17枚目
4–4 
x
1957年
(昭和32年)
西幕下16枚目
5–3 
西幕下8枚目
4–4 
東幕下8枚目
7–1 
x 西幕下筆頭
5–3 
西十両22枚目
8–7 
1958年
(昭和33年)
東十両21枚目
7–8 
東十両22枚目
優勝
12–3
西十両10枚目
11–4 
東十両4枚目
12–3 
東前頭20枚目
9–6 
西前頭17枚目
8–7 
1959年
(昭和34年)
東前頭16枚目
8–7 
西前頭13枚目
13–2
東前頭4枚目
5–10 
東前頭8枚目
9–6 
東前頭3枚目
12–3
東小結
8–7 
1960年
(昭和35年)
東小結
9–6
西張出関脇
9–6
西関脇
10–5
東関脇
11–4
西大関
12–3 
東大関
11–4 
1961年
(昭和36年)
西大関
13–2 
東大関
12–3 
東大関
10–5 
西大関
11–4 
西大関
12–3[注 13] 
東横綱2
12–3 
1962年
(昭和37年)
西横綱
10–5 
東横綱2
11–4 
西横綱
11–4 
西横綱
11–4 
西横綱
11–4 
西横綱
12–3 
1963年
(昭和38年)
西横綱
休場
0–0–15
西横綱
5–1–9[注 14] 
西横綱
休場
0–0–15
西横綱
休場
0–0–15
西横綱
15–0 
東横綱
10–5 
1964年
(昭和39年)
西横綱
12–3 
西横綱
14–1 
西横綱
11–1–3[注 15] 
西横綱
休場
0–0–15
東張出横綱
4–2–9[注 16] 
東張出横綱
2–4–9[注 17] 
1965年
(昭和40年)
西横綱
休場
0–0–15
西張出横綱
休場
0–0–15
西張出横綱
9–6 
東張出横綱
12–3 
東張出横綱
12–3[注 18] 
西横綱
1–1–13[注 19] 
1966年
(昭和41年)
西張出横綱
14–1 
東横綱
10–5 
西横綱
12–3 
西横綱大関
12–3 
西横綱
13–2[注 20] 
西横綱
10–5 
1967年
(昭和42年)
西横綱
12–3 
東張出横綱
11–4 
西横綱
13–2 
西横綱
14–1 
東横綱
9–6 
東張出横綱
11–4 
1968年
(昭和43年)
東張出横綱
9–6 
西横綱
9–6 
東横綱
4–4–7[注 21] 
東横綱
10–5 
東横綱
9–6 
西横綱
11–4 
1969年
(昭和44年)
西横綱
10–5 
西横綱
9–6 
東横綱
9–6 
西横綱
引退
1–3–0
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績

力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
青ノ里 11 3 朝潮(米川) 6 4 浅瀬川 3 2 朝登 0 1
愛宕山 6 1 泉洋 0 1 岩風 14 3 及川 3 0
大晃 8 2 小城ノ花 9 3 海山 1 1 海乃山 16 2
開隆山 7 2 金乃花 5 0 北の洋 5 2 北の富士 14 10
北葉山 18 11 清恵波 1 0 清國 18 8 鬼龍川 1 3
麒麟児 8 9 国登 1 2 鯉の勢 0 1 高鉄山 8 0
琴ヶ濱 9 4 琴櫻 16 9 佐田の山 17* 10(1) 潮錦 3 0
信夫山 1 0 嶋錦 1 0 大豪 23 6(1) 大鵬 16 21**
大雄 3 0 高見山 5 1 玉嵐 1 0 玉乃海 1 2
玉乃島 10 14(1) 玉響 4 1 常錦 4 0 鶴ヶ嶺 15 2 
出羽錦 14 2 時津山 2 1 時錦 1 1 時葉山 2 0
戸田 1 1 栃東 4 3 栃王山 1 1 栃錦 0 5
栃ノ海 10 6 栃光 19(1) 7 栃富士 0 1 豊國 9 1
豊ノ海 2 0 鳴門海 0 2 成山 1 1 羽黒川 10 0
羽黒山 16 6 羽嶋山 0 1 長谷川 16 4 花光 2 1
羽子錦 0 1 廣川 6 0 福乃里 0 1 福の花 9 2(1)
房錦 6 5 富士錦 23 2 二子岳 4(1) 0 双ツ龍 3 0
星甲 1 1 前田川 6 2 前の山 8 4(1) 前ノ山(佐田岬) 1 0
松登 3 0 禊鳳 1 1 三根山 2 0 宮錦 1 1
明武谷 18** 1(1) 陸奥嵐 8 1 八染 1 0 豊山 20 8
義ノ花 7 0 芳野嶺 2 0 龍虎 3 0 若秩父 12 4
若天龍 1 1(1) 若浪 6 1 若ノ海 6 2 若乃花(初代) 6 6
若羽黒 14 6 若葉山 2 1 若二瀬 5 2 若前田 2 1
若見山 9(1) 0

 

※カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数。
  • 他に優勝決定戦で佐田の山に1勝、大鵬に2敗、明武谷に2勝がある。

注釈

  1. ^ 但し本人は取組直後のインタビューで「参った。"この野郎!"と思って思い切り当りはしたが、ふにゃふにゃしていて押せない。大鵬は攻め続ける、こっちは受ける一方。最後は下手投げを打ったわけではなく、こっちの膝が落ちただけ」と大鵬に勝ったことがまぐれであるという趣旨の発言を口にした。
  2. ^ 綱取り昇進基準についての書籍の1つである『横綱昇進』(同友館)では著者の日高将がこの昇進を「悪例」と断じて酷評している。
  3. ^ これには、1960年11月場所から翌年3月場所までの間に11勝-13勝(優勝)-12勝(1差次点)を記録しており、1961年3月場所後に昇進を見送られたもののこの時すでに綱取りに相応しい成績を残していたという反論が為される。
  4. ^ 吉田司家以外から免許授与の話が出た力士としては柏戸利助がいるが、吉田司家に遠慮して断わったという。
  5. ^ ただし、高鐵山孝之進は後に自著「八百長」の中で石原発言を支持し、「初めて大掛りな注射相撲をしたのが柏戸さん」と記している。また、大鵬の方に関しても「優勝20回目ぐらいまではガチンコであったが、その後は八百長に染まった」と主張している。
  6. ^ 大洋は阪神、水割りはからし漬けという説もある。
  7. ^ 同時昇進の大鵬とともに当時の最長記録、大鵬はその後58場所まで記録をのばす。現在の記録は北の湖の63場所。
  8. ^ 他にが1場所だけ長い48場所在位で金星は同じ35個。
  9. ^ 小錦の方が先に落ちた取組であったが小錦の勝ちとなり、鏡山は「小錦の方に勢いがあった」という趣旨の弁明をした。これに対して小坂秀二は「勝負判定に勢いがあるかどうかなんて関係ない、先に落ちた方の負けだ」「現役時代の柏戸には素晴らしい勢いがあったが、勢いがあるから勝ちとされたことなどなかったではないか」と厳しく批判した。
  10. ^ 旭富士が1989年1月場所から同年5月場所までの間に14勝(同点)、13勝(次点)、13勝(同点)と好成績を続けて3場所合計40勝という星取りを達成したことに対し、柏戸の場合は1961年5月場所から9月場所にかけて10勝、11勝、12勝(同点)で合計33勝どまりであった。加えて柏戸の場合は昇進前3場所中直前場所以外は次点にも及ばず、これも批判の対象となった。
  11. ^ 柏戸の弟子である多賀竜の弟子、つまり柏戸の孫弟子。
  12. ^ 柏戸の弟弟子である藤ノ川の直弟子(2011年に代替わりし、2014年当時の師匠は北勝鬨)、つまり柏戸の甥弟子。
  13. ^ 大鵬明武谷と優勝決定戦
  14. ^ 右肩関節及び右上膊骨分離骨折・右肘関節挫傷により6日目から途中休場
  15. ^ 右肩鎖骨骨折により12日目から途中休場
  16. ^ 左肩関節捻挫・左烏喙突起損傷により6日目から途中休場
  17. ^ 急性糖尿病・肝機能障害・左肩胛骨脱臼により6日目から途中休場
  18. ^ 佐田の山・明武谷と優勝決定戦
  19. ^ 左足首関節捻挫により2日目から途中休場
  20. ^ 大鵬と優勝決定戦
  21. ^ 右肩胛骨挫傷により8日目から途中休場

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j ベースボール・マガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(5) 時津風部屋』p28
  2. ^ a b c 朝日新聞1961年9月27日付朝刊社会面
  3. ^ 朝日新聞1961年9月25日付朝刊
  4. ^ a b 雑誌『相撲』別冊菊花号 創業70周年特別企画シリーズ(3)柏鵬時代 柔の大鵬 剛の柏戸――大型横綱たちの君臨(ベースボールマガジン社、2016年) p42-47
  5. ^ Sports Graphic Number (文藝春秋)2019年2月28日号 p62
  6. ^ 雑誌『相撲』別冊菊花号 創業70周年特別企画シリーズ(3)柏鵬時代 柔の大鵬 剛の柏戸――大型横綱たちの君臨(ベースボールマガジン社、2016年) p36-37
  7. ^ a b 雑誌『相撲』別冊菊花号 創業70周年特別企画シリーズ(3)柏鵬時代 柔の大鵬 剛の柏戸――大型横綱たちの君臨(ベースボールマガジン社、2016年) p38-41
  8. ^ 大鵬 2001, pp. 128–129.
  9. ^ a b 大鵬 2001, p. 129.
  10. ^ 大鵬 2001, pp. 129–130.
  11. ^ a b 大鵬 2001, p. 131.
  12. ^ 「大相撲」1963年4月号
  13. ^ 『早わかり!角界戦国時代 大相撲痛快ハンドブック』(KKベストセラーズ:1991年発行)110ページ。
  14. ^ 視点・論点「大鵬の時代」NHK解説委員会 2013年02月06日(水)東京工業大学名誉教授・芳賀綏の記述
  15. ^ 『相撲』1962年1月号
  16. ^ 月刊『相撲』平成23年9月号掲載
  17. ^ a b ベースボール・マガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(5) 時津風部屋』p72
  18. ^ 柏戸剛 (1938-1996) : 有名人の墓巡り~昭和の著名人と出会う旅~
  19. ^ 鏡山部屋が閉鎖、所属全員が伊勢ノ海部屋へ転属」『デイリースポーツ』、2021年7月21日。2021年7月22日閲覧。
  20. ^ Sports Graphic Number (文藝春秋)2019年2月28日号 p52
  21. ^ 講演「可能性への挑戦」2001/10/30 舞の海 秀平(まいのうみ しゅうへい)東海村文化センター
  22. ^ 芸能界の “最強スー女” が語る「令和の相撲界」談義に友綱親方が参戦!(2/4ページ) 週刊女性PRIME (週刊女性2019年5月21・28日号より)2019/5/11(主婦と生活社、2019年5月12日閲覧)


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